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*私のお仕事をご紹介します!

 
荏原環境プラントは
ゴミ処理施設やエネルギープラントをつくったり、
メンテナンスを行ったりする会社です。
そこで私は経営企画のスタッフとして働いています。
会社の将来を考えつつ、会社のリソースをどのように配分するのか、
といったことを判断するための資料をつくったり、
知的財産の管理、契約に関しても法務部門と一緒に検討したりすることもあります。
また、広報担当として、社長がインタビューを受ける際には事前に資料を準備したり、
会社案内などの原稿をつくったりという仕事にも携わっています。

*エネルギーやインフラに携わる企業が社会を支え、環境ビジネスにも密接に関与しているのです

もともとは開発畑をずっと歩いていました。
私は大学院で博士号を取得し、荏原製作所に入社。
1912年に創業した荏原製作所は、
ポンプやコンプレッサ、タービン、冷凍機などを主力製品にしている産業機械メーカーです。
私は大学院で“流動床”という反応装置の研究をしていました。
私が荏原製作所に入社した当時から、
流動床のゴミ焼却炉を納入している国内No.1の会社であり、
担当教授の推薦もあり、この会社に入りました。
私もそうでしたが、学生時代に環境にかかわる仕事といえば、
どうしても自然系のものばかりイメージしてしますが、
もっと視点を広くもってほしいです。
例えば、私たちが生活しているだけで
環境は汚れているんです。
毎日ゴミを出していますし、シャンプーで髪を洗えば水が汚れます。
でも、私たちが心地よい生活を送れているのはなぜ?
それは、エネルギー関連や社会インフラをはじめ、
私たちの暮らしをよくするために、
なるべく地球に負荷をかけない技術を積み重ねている企業や
団体・機関が日本にたくさんあるからなんです。
そういう企業などが社会をつくり支え、環境ビジネスに密接に関与していることを知ってほしいです。
 
 

*働く女性たちの悩みに手を差し伸べるために経営者になりたい

将来の夢は、会社の経営者になることです。
2007年に私たちの会社で事業再編があり、
会社を立ち上げる仕事をさせてもらったのですが、すごく面白かったんです。
それにフェイスブックのNo.2のSシェリル・サンドバーグが
自らの著書『LEAN IN(リーン・イン)』でも書いていますが、
日本は女性が先進国の中でいちばん雇用されていませんし、役員としても登用されていません。
確かに先輩方ががんばってくれたおかげで育児休暇などの制度も充実してきました。
実際に私も子育てをしながら仕事をしていますしね。
でもサンドバーグが著書で
「上に立たないと、
働く女性たちの本質的な悩みに手を差し伸べられない」
と言っていますが、私もそう思うんです。
夢の実現に向けて、日々の仕事の上でも、
みんなが気持ちよく仕事ができる環境をつくれるよう意識しています。
この会社の「社会に貢献する」という企業理念の通り、
確実に事業活動をしていくことで社会に還元したいと思います。
人を育てて、みんなが気持ちよく仕事ができれば、
日本全体もハッピーになっていく。
そういう状況をつくるのが、今後の目標です。
(文=川原田剛/写真=井上孝明)