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*機械の効率をあげる新たな潤滑油をつくることで省エネを目指します

原油を処理する過程で精製されるベースオイルに添加剤を加えて、
工場などの機械を動かすための潤滑油を研究開発しています。
ガソリンや灯油といった燃料に比べると地味な存在ですが、
潤滑油がないと車は走りませんし、機械も動きません。
実は社会を支える縁の下の力持ちです。
東日本大震災が起きたとき、東北支店で潤滑油の技術営業をしていました。
「工場を動かしたいが、機械が津波をかぶったので潤滑油を交換したい」。
お客様からそう言われたことでも、潤滑油の大切さを再確認しました。
今は発電所にあるタービン用の潤滑油の担当です。
機械の効率を上げる新たな潤滑油をつくることで、
さらなる省エネルギーと環境負荷の低減を目指しています。
また、潤滑油の専門家としてお客様へのテクニカルサポートも担当しています。

*地質学って面白い!

漠然と地球環境やエネルギー資源に興味があり、その分野の大学に進みました。
地質学に出会い、化石や地震の研究をしていました。
過去を調べることで、未来の地球に起こりうることを予測できるところが地質学の面白いところでした。
地球には46億年の歴史がありますが、私が研究していたのは約50万年前の魚の化石で、
地質学的には比較的新しい時代のものでした。
どんな環境で化石として残ったのかを知るために、実際に化石を採掘して、分析していました。

*ものづくりにおける日本の存在感

その後、大学院に進んで研究を進めていくうちに、
化石燃料をはじめとするエネルギーに興味を持ち、この会社に入りました。
潤滑油の研究開発はドイツやアメリカなど
全世界のシェル・グループの研究者と一緒に進める部分もあります。
普段から英語での電話会議が頻繁にありますので英語力は欠かせません。
将来は世界に向けた私自身の技術的な発信力を向上させ、
ものづくりにおける日本の存在感を
高めることに貢献できればと思っています。
(文=十倉和美 写真=井上孝明)