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*コンタクトレンズの安全性を評価しています!

コンタクトレンズの開発をしています。最近は瞳を大きく見せるようなファッション性の高いレンズが増え、気軽にコンタクトを使用する人が多いですが、実は、コンタクトレンズは心臓のペースメーカーやAED(自動体外式除細動器)と同類の高度管理医療機器に分類されます。
そのため、直接目に装着するコンタクトレンズは、開発時からその性能や安全性の厳しいチェックが必要となります。
私は開発中のレンズを分析する仕事を担当し、より良い商品開発をする中で、どのようなメリットがあるかなどを評価しています。
私もサークルレンズの愛用者なので、自分が使う商品の開発にたずさわっているのはうれしいですね。

*進路変更で視野がぐんと広がりました!

私は高等専門学校(高専)出身です。
中学生のころ、天然石が大好きで、含まれている鉱物によって石の色が変わることに興味を持ち、高専の物質工学科に進学しました。高専は想像以上に専門性の高い授業が多く、驚きました。
私の学校では4年生になるときに、無機物か生物かの選択がありました。それまでは石や土など無機物に夢中だったのですが、生物にも興味がわいてきて進路を変更。
高専の卒業時には、先生の薦めもあり、大学の3年生に編入しました。生物の世界はまったくの別世界で、視野がぐんと広がってよかったと思います。

*モノづくりをしているメーカーを見てみたい!

理系に進んだからといって理系職に就かねばならないわけではありません。
私も、就職活動では、「営業職でもいいのでモノづくりをしているメーカーを見てみたい!」と幅広く将来を考えました。
大切にしたのは、せっかく働くなら「楽しいほうがいい!」という思い。ぜひみなさんも、自分の考え、自分の好きなものを大切に進んでください。
(文=峯田亜紀 写真=村上庄吾)