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リケジョからの質問

獣医学の道

みなみ
質問日:

2010.04.25

はじめまして
私は今年浪人をしています。
浪人をして、来年岐阜大学の応用生物科学の獣医を受けたいと考えています。
そこで質問なのですが、わたしは数学が大の苦手でいまはチャートと悪戦苦闘しながらやっているのですが、ほかに何かいい参考書がありますでしょうか。

また、それとは別なのですが、実は私は耳が聞こえません。
現役時代に、とある大学から獣医学科に受かったとしても将来獣医になることのできる保証はないですよ、ということをお聞きしました。
確かに普通の人よりは劣るかもしれませんが、たとえ障害を持っていてもわたしはがんばるつもりです。
けれど、女子、そして障害を持つというような人に患者さんは診てもらいたくないものなのでしょうか。

合わせてよろしくお願いいたします。

先輩リケジョからの回答6 回答

数学について
私は解法のテクニックを使っていました。今とはちょっと版が違うようですが、「基礎解法のテクニック」なども出ていますよ。ただ、ちょっとレベルが高いようで(今も昔も)苦手克服にはやっぱりチャートが良い選択じゃないでしょうか。
あまり問題集を変えると、重なる部分をやる羽目になって無駄がでてきたり、説明の仕方に対しても改めて慣れなおさなければいけなかったりして大変ですし、チャートは昔から定評のある本だからいいと思いますよ。
もし、高校の授業についていくのも大変だったほど苦手!ということであれば、教科書を出版している会社から出ている、教科書対応の詳しい解説が載っている本を買うことをお勧めします。
もう見てくれたかもしれませんが、数学の勉強法に関しては以前他の方の質問にお答えしたので、是非参考にして下さいね。
http://www.rikejo.jp/faq/info/thread_id/9

耳が聞こえないことについて
(1)獣医の国家試験に聴力検査などは含まれていますか?
(2)私は化学をやっているのですが、実験室などで耳がふさがっている(iPodのイヤホンなどで)と結構危ないです。複数の人が同時に実験室で危ない試薬やガラス器具を持ってうろうろしているし、ガス漏れ(うちでは水素や一酸化炭素ボンベと、そこから繋がるラインがあるので)のセンサーが鳴った時の対応なども敏速にしなければなりません。
なので、講座への所属が決まるときに、その辺を十分に注意して、危ないガスなどを多く取り扱っているところ、その他危ないものを多く取り扱っているところを避けなければならなくなると思います。そしてそういう講座を避けた後にどれだけの講座が残るかどうか、大学の案内を読んだり、問い合わせたりしてみた方がいいかなっと思います。

でも私が今懸念すべきだと思うのは以上の二つだけで、障害を持っていても難関と言われる獣医学科、獣医師試験にチャレンジする姿勢は素晴らしいと思いますよ。そして、そういうハードルを乗り越えた方にこそ、自分の大事なペットを診てもらいたいと思います。
確かに偏見や差別を持っている人もいると思いますが、女性ならではの気遣いや、自分自身がハンデを背負っているからこそわかる苦しみや辛さもあると思うので、とてもユニークな、みなみさんにしかなれない獣医師の姿というのがあるんじゃないかと思います。是非頑張って下さい。

こんにちは、みなみさん。

数学について。
私は参考書で勉強することがとても苦手だったので、浪人時代に予備校で「基礎からの数学特別演習」のような授業を受け、一年みっちり勉強しました。「素数とは何か」「どうして数字なんてものがあるのか」から勉強しなおしていきました。成績はぐんぐん伸びて、受験するころには数学の偏差値だけで見ると、+30くらいは伸びました。
ですので私は小中学向けの軽い問題集を1冊ずつくらい解いてみることをおすすめします。小中学校の参考書なんてって思うかもしれませんが、どこまでならすいすい解けるのか、再認識するために試してみるのも良いかと思います。
裕子さんのコメントも是非参考にしてください。

獣医志望について。
私はバイトで毎年たくさんの獣医学科の人たちとお会いするのですが、
獣医学科の人で、耳が聞こえないという人は今まで見かけたことはありません。ですが、耳が聞こえないからといって大学の試験に落ちたり、獣医の資格が取れないという話は聞いたことがないです。
こちらは獣医師法が書いてあるサイトですが、ここには獣医師の聴力についての記載はありません。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S24/S24HO186.html

障害があろうとなかろうと、ペットや家族に笑顔で誠実な対応をする獣医に私は診て欲しいと思います。
ただ、少しだけ厳しいことを言えば、今、獣医の数は飽和状態になので、卒業後に職を見つけることはなかなか難しいと聞きます。

それでも獣医になりたい!という思いであれば、ハンデがあってもきっと大丈夫!
がんばってください!

みなみさんこんにちは。
数学対策に関しては、すでに回答されている先輩リケジョさんや
過去のQ&Aにも出ているので、そちらに譲るとして、
聴力障害があるけど獣医になりたい、という点に絞って
お答えしますね。

>女子、そして障害を持つというような人に患者さんは診てもらいたくないものなのでしょうか。

いいえ、そんなことはありません。
私もペットを飼っていますが、ペットに何かあった時
診てもらいたいと思うのは、経験豊富で
患畜の立場で診てくれる獣医さんです。
女の人で、聴力障害があったとしても、上記を十分満たしてくれるのなら
そうでない獣医よりもかかりたいと思います。

ただ1つ、「みなみさんはどうするのかな?」と思った点があります。
それはペットの飼い主さんとのコミュニケーションです。
言うまでもなく、患畜を診察するうえで
獣医と飼い主とのコミュニケーションは非常に重要です。
みなみさんは、飼い主さんとどのように会話をされるのでしょうか。
常に手話通訳者を傍らに置きますか?
会話はすべて筆談としますか?
もしみなみさんが獣医になられたら、
飼い主さんが不安を抱かないように、コミュニケーションの方法を
しっかり確立されることが重要じゃないかなと思います。
獣医師になる上で、聴力に関する制限がないのなら
そこさえしっかりすれば、普通に仕事できるんじゃないかな?と
思いますけどね…。

もうご存じかと思いますが
今、聴力障害のある方が「筆談ホステス」として大ブレイクされてますよね。
熱意と努力で障害をものともせず、
ナンバーワンホステスになられた方です。
そんな方もいるので、職業の方向は違いますが、みなみさんも
熱意と努力さえあれば、なれないことはない!と思いますよ。
がんばって。

みなみさん、こんにちは。いまさら回答書き込んで申し訳ないのですが・・・獣医学科卒業生として少しコメントさせてください。

聴覚の程度がどのくらいなのかわかりませんので、的外れでしたらご容赦ください。聴覚障害は、医師において2001年に欠格条項から外れています。つまり、適切な設備やシステムの下の一般診療なら、聴覚障害は問題とならない、という理解だと思います。おそらく、現行法のままでしたら獣医師の資格は取得できるでしょう。その先、臨床獣医として働いていきたいのですよね?最初から独り立ちはできませんので、みなみさんの状況を十分理解し、採用してくれる開業獣医さんが見つかるといいですね。開業獣医への就職は、大学の先生達も卒業生のネットワークを使って探すのを手伝ってくれると思いますよ。

その前に、大学での過ごし方ですが・・・授業、実習では、必要に応じてボランティアなどをお願いすることはできるのではないかと思いますが、やはり大学側の受け入れ態勢は、事前によく確認しておいたほうがよいでしょうね。岐阜ではないのですが、某国立大学に残っている同級生に尋ねたところ、受け入れ態勢が整っている、とは残念ながら言えないそうです・・・医学部も同じような状況にあるようで、「聴覚障害をもつ医学生の会」のHPは参考になるかもしれません。
http://adhims.blog92.fc2.com/blog-category-1.html

ところで、こんな本もあることをご存じですか?勉強の息抜きにいかがでしょう。プロフェッショナルとして仕事をしていくことのハードルや喜びが書かれています。
「耳の聞こえないお医者さん、今日も大忙し」
フィリップ・ザゾヴ 相原真理子 訳
草思社

さらなる情報収集が必要でしょうが、また何かお答えできることがあればご質問ください。

みなみさん

さきほど回答したケチャコです。追加情報です。

山口大学獣医学科では聴覚障害のある学生さんの受け入れ実績があるそうです。山口大学もふくめ、各大学の入試課で詳細を確認できるとのこと。一度お調べになってみてください。

では。

耳が聞こえないことについて

劣るとか!
ハードルとか!
障害とか!

あんたなんかに何が分かるのよ!っていわれると思いますが、
私はそんな風に思いません。
っていうか、そんな風に一生思ってたら、やってられないじゃないですか?

顔も性格もブサイクで料理も作れない嫁とか
会話できるけど笑い方がムカつくし結局話覚えてくれてない獣医よりは、
筆談で会話するけど一生懸命やってくれて優しい獣医さん
のほうが、10e4倍くらい、良くないですか。
私は後者と友達になりたい。

余計な苦労もあるだろうし、
それがなかったら達成出来たのにっていう悔しい思いとかあったりするだろうけど、
個性だと思えませんか?
それを生かしていくのも自分次第ですよ。

耳が聞こえないのも、かなりでかい個性だけど、良い悪いじゃないでしょう。
身体的な特徴って、「どうにもならない」って考えにばかり陥りがちだけど、
それはまぁ、カバーしてかなきゃならないのは皆同じですよ。
何か達成したいときについて回る(目の前に見える)ハードルなんて、挙げたらきりがないよ。
「○○高校出身は不利で…」
「数学の得点配分が○%で…」
「聞こえる利点は○○で…」
「○○の場合○○だと不利かも…」

悪いことばっかり見えがちだけど、悪いことだけじゃないと思います。
きっと、一生懸命やってたら、
「聞こえてる人より自分の方が出来る!」ってこともいっぱい出てくると思いますよ。
とりあえず、耳の病気の犬の気持ちがわかるとか、さ。

あと、不安でいっぱいだろうけど、
例えば獣医になれなくたって、(書き込みみればなれそうだけど)
あなたが努力した結果は、いつか必ず生かせます。
っていうか、生かせばいいんです。
職業としてじゃなくたって、色々やりようはあるから。
やりたいことだって微妙に変わっていくもんだし。

なので、とりあえず、気にしないでどんどんやっちゃえ!ってことです。
自信を持って!
きっとあなたはすばらしい女性だから。

具体的に有用な話は一切なくてごめんなさい。
応援してます。

がんばりましょう!世界は広い!

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