こんにちは! お茶大リケジョ部のかすみです。

今年は多くの大学で、オンラインでの授業が始まっています。

私の場合、オンライン授業の影響というよりかは、久しぶりに授業を受けてみて考えたことではありますが、最近考えていることがあるので、皆さんに共有できればと思い記事にすることにしました。

大学進学・リケジョを目指す皆さんの力に少しでもなればいいな、と思います。

リケジョを目指していなくても、きっと大学生活やその先の生活で役にたつ日はくるんじゃないかな、と思います。

国語? 感覚で解くしかないでしょ! どうやって勉強するの?

皆さん、国語についてどう思いますか?

リケジョを目指している皆さんの中には、国語が好きだったり論理的思考力をつけたかったりで国語を積極的に勉強している人、反対に国語はあまり好きじゃないしよくわからないけど、テストもあるし受験でも必要だから仕方なく勉強している人、両方のパターンの人がいるんじゃないかと思います。

ちなみに、私は後者のグループでした。

国語の勉強って、特に現代文の場合何をしたらいいのかわからないし、問題集解くだけじゃ力になっているのか、そもそも方向性があってるかどうかもわからない。

でも、テストで国語の点数に足引っ張られるのは嫌だし、センターでもできれば高得点取りたいしなあ。

そういう思いで、しぶしぶ問題集を解いてみたり、センターの過去問をやってみたりしていました。

しかし、卒論を書き終え大学院に進学し、新たな研究を始めようとしている私には、最近考えていることがあります。

もっと真剣に国語の勉強をして、とくに現代文の解き方を、感覚ではなく方法として身につけておけばよかった

何をもってそんなことを考えるようになったのか、私個人の経験を簡単に書いてみることにします。

やっぱり文章を読む力は大切だったけど……

この記事を読んでいるほとんどの皆さんは、理科の授業で実験をしたことがあると思いますが、その時の様子を思い出してみてください。

まず、実験を始める時、一番はじめにすることは何でしょうか。

仮説を立てる』ではありませんでしたか? (違う形で指導を受けた人もいるかもしれませんが……。)

理系の学部学科それぞれに聞いたわけではないので例外もあるかもしれませんが、基本的に理系の研究は、研究したいテーマについての情報を集め、その集めた情報をもとに仮説を立てるところから始まります。

その時に情報の元となってくるのが、論文や本といったものです。

大学院に入学し、新たに研究を始めようとしている私も、現在テーマを絞り、仮説を立てるためにいろいろな論文や本を読んでいるところです。

研究の場合、自分の気になっているところ・使いたいところを取り出すということもあるので、国語と全く同じというわけではありませんが、その論文や本の執筆者が何をしたい・何が言いたいかをちゃんと把握しておくことはやはり大切です。

しかし、高校までの国語は全て感覚で何とか乗り切ってきた私は、ここにきて自信を持って執筆者の主張を取り出せない、という壁にぶつかっています。

学部の教養の授業で、本を紹介する時に、頓珍漢なところを紹介してイマイチ伝わらなかったところにその片鱗が見られていましたが、そのまま放っておいた私は、大学院生になった今、苦労することになってしまいました(トホホ)。

もちろん、時間をかけ何度も読み、ポイントとなりそうなところを書き出して整理する……というようなことをすればきちんと読め(ていると自分では思ってい)ますが、1冊の本、ひとつの論文にそんなに時間をかけるわけにもいかない。

そう考えると、国語の授業・勉強をもっと丁寧に、しかも感覚ではなく確実な方法でやっておけばよかったなと感じるわけです。

三色ボールペン読書法⁉︎

(今回の記事で伝えたかったのは、ここまでに書いてきた「感じていること」の実感の部分ですので、ここは余談です)

国語と感覚に頼らず向き合いたい。でも、だからと言って、文章を読む訓練って何をしたらいいのかよくわかりませんよね。

高校生の頃の私もわかっていませんでしたし、残念ながら今の私もさっぱりわかっていません。

何を聞いても『結局感覚やろ』と感じてしまうわけですが、そう投げやりになってしまっても仕方がないので、最近知った方法をひとつご紹介しておきます。

その名も、『三色ボールペン読書法』!(呼び方はいろいろあるようですが、ここではこう呼ぶことにします。)

なんだか小さい頃に聞いたことのあるような、ないような……。

検索してみると、どうも有名な方法のようで、知っている方も多いかもしれません。

これは明治大学文学部教授である齋藤孝先生の本『三色ボールペンで読む日本語』(齋藤孝 角川書店)に出てくるものだそうです。

青、赤、緑の3色を使って文章に線を引いていくそうですが……私はこの本をまだ読んだことがなく、正しいやり方はあまりわかっていないので詳しいことは割愛します。

この線を引く行為そのものが高校生の頃から『感覚なのでは?』と疑問に思ってならないポイントなのですが、もしかするとその答えが本の中にあるのかもしれません。

そう考えると、かなり気になってきたので今度読んでみたいと思います。

高校生の時に気づけていればよかった

少し話が脱線してしまいましたが、今紹介したような方法で文章を読む訓練を積むと、やっているうちに線を引かなくてもポイントがつかめるようになってくるのではないかと思っています。

線を引く癖が抜けなくなってしまったとしても、スピードは上がるのではないでしょうか。

他にもいい方法がたくさんあるかもしれませんが、どちらにせよ、感覚で文章を読むのではなく、確実に文章を読む練習をしておけば、きっと大学進学した時、そしてその先で役に立つことがあると思います。

私はそれに気づかなかったので「もう国語なんて使うことないだろうし、なんとか感覚で乗り切ろう!」と考え、感覚でなんとか乗り切ってしまいました。

しかし、高校生以下の皆さんには、きっとまだまだたくさん国語の授業があります。

大学に入ってから自分で勉強するのもいいけれど、きっと今やっておけば、テストにも受験にも役立つし、一石二鳥どころではないかもしれません。

もし今、「国語とかめんどくさ〜。感覚で適当にやっとこ!」と高校生の頃の私のように思っている人がいたら、ちょっと国語のことを見つめ直してみてはいかがでしょうか。