こんにちは! お茶大リケジョ部のかすみです。

個人的な話になってしまいますが、先週ついに大学院の入学試験(院試)が終わりました

結果発表はまだなのですが、とりあえず夏休みの一大イベント(?)が終わって一安心。

卒論の中間発表が迫ってきているなど、本当はゆっくりしている暇もないのですが、ちょっとだけお休みモードに入っています(笑)。

そんなお休みモードの今日は、記憶が新しいうちに院試についての記事を書いてみたいと思います!

院試とはどういうものなのか?

やっておいてよかったことややっておけばよかったことは?

以上の2点についてを中心に、院試について振り返ってみたいと思います!

 

院試って大学受験とどう違うの?

先ほどもお話しした通り、院試というのは大学院の入学試験のことです。

名前だけ聞くと「大学受験と似てそうだ!」と思うかもしれませんが、実際勉強・受験してみると大学受験とは全然違うものでした。

パッと思いつく、大学受験との違いをいくつか挙げてみたいと思います。

①7月から8月の間に行われることがほとんど(それとは別に冬の試験がある場合もある)

②(内部進学か外部進学かでも違ってくるが)勉強の開始時期が大学受験に比べると比較的遅い

③センター試験や大学入学共通テストのような、全国共通の試験はない

④国公立私立関係なく、試験日さえ被っていなければ何校でも受験可(私はお茶大大学院しか受験していませんが……)

⑤内部進学を目指す人の方が、外部進学を目指す人よりも圧倒的に有利

⑥問題の出題傾向が大学によってまったく違う(外部進学を目指す場合、学部時代に習っていない範囲が出るかもしれない……⁉︎)

ちなみに、A大学の学部生がA大学大学院に進むことを”内部進学”、B大学の学部生がA大学大学院に進むことを”外部進学”と言います。

院試と大学受験のなんとなくの違いがわかったところで、次は内部進学と外部進学の違いについてちょっと考えてみたいと思います。

 

内部進学と外部進学

院試と大学受験の違いの⑤にあるように、一般的に院試においては内部進学の方が外部進学よりも圧倒的に有利だと言われています。

それは、院試の筆記試験では学部で学んだ内容、つまり授業の内容が問題として出題されるからです。

また、内部進学の方が過去問を手に入れやすいからという理由もあります。

例えばお茶大の大学院の場合、ホームページに過去3年分の過去問は公開されていますが、それよりも古いものは公開されていないので外部進学でお茶大の大学院を目指す人が手に入れるのはなかなか難しくなっています。

しかし、内部進学の場合は研究室に過去問や先輩が作った過去問の答えが保管されている場合もあり、私は公開されているものも含めて11年分の過去問とその答え(先輩が作ったもの)をゲットすることができました。

その過去問の中には「期末試験で見た気がする!」という問題もあり、確かに内部進学の方がかなり有利だなと感じました。

 

内部進学の方が有利だとはいうけれど……

しかし、内部進学の方が有利だからと言って外部進学を目指す場合に落ち込む必要もありません。

外部進学を目指していた私の友人は、希望する研究室の先生に連絡を取り、授業で使った教科書を教えてもらったり過去問を見せてもらったりと、外部進学だからと諦めることなくできるだけ情報を集めるようにしていました。

逆に、内部進学なのに研究室に過去問も答えも全くなくて、そもそも別の研究室には過去問がかなりたくさんあることすら知らず、3年分の過去問だけで頑張ったという友人もいました。

授業の内容が出されるため有利であることには変わりありませんが、やはり過去問の数は多ければ多いほど傾向は掴みやすくなるのでより有利であると言えます。

内部進学を目指すにしても、外部進学を目指すにしても、先生や先輩、友人に恥を捨てて質問するなどして少しでも多くの情報を手に入れるのがポイントとなってくるのではないでしょうか。

勉強ももちろん大事ですが、院試は情報戦でもあるんじゃないかと感じた院試でした。

 

やっておいてよかったこと

さて、ではここからは先日院試を受けた私の体験談に移りたいと思います!

まずはやっておいてよかったこと編から。

①過去問を出来るだけたくさん入手しておいてよかった!

なんと! 数学の問題で、5年くらい前に出題された問題と考え方がよく似た問題が出題されたのです!

初見では難しい……とかなり悩んだ問題だったので、過去問で考え方を把握しておけてよかった!

 

②同じ研究室の先輩だけでなく他の研究室の先輩にも質問しておいてよかった!

同じ建築系の研究室の先輩だけでなく、同じ学科だけど分野の違う研究室の先輩にも何か情報がないかと質問したのですが、数学の分かりやすい参考書のコピーや建築系にはない過去2年分の問題の答えや勉強の仕方など、より多くの情報をゲットすることができました。

 

③復習をさらっとしてから過去問に移ってよかった!

数学の授業内容を全く覚えていなかったため、いきなり過去問を解こうとしてもちんぷんかんぷんすぎて全く進まない……。

どうしていいかわからずサークルの先輩に相談すると、「私も覚えてなさすぎて、基礎から勉強し直したよ! 軽く基礎の復習をしてみたら?」とのこと。

過去問の解き方を覚えるのではなく、根本的な考え方を復習したおかげで、ちょっと傾向が違っても焦ることなく解答できました!

 

やっておけばよかったこと

続いては、やっておけばよかったこと編です。

①もっと早く情報収集・勉強をはじめるべきだった!

私が院試に向けて動き始めたのは院試40日前でしたが、最終的にちょっと時間が足りず勉強できなかった分野が残っています。

ラッキーなことにその分野は出なかったけど、もし出ていたら……(白目)。

 

②授業プリントやノートの整理は学期末にきちんとしておくべきだった!

プリントを忘れることがなくて便利だから!と学期ごとに一つのファイルにプリントをまとめていた私。

その学期のうちはどこに何があるか大体分かっているからいいけれど、3年前のファイルのどこに何があるかなんてわからない(涙)。

授業の復習をするためのプリント探しにかなり時間がかかってしまいました……見つからないプリントもあったし……。

授業ごとにクリアファイルに分けて授業名を書いておくなどの整理をしておくと後々便利かもしれません!

 

③スライドの写真を撮って授業ごとにフォルダに保存しておけばよかった!(可能なら)

スライドの内容は写真には取らずにノートに気合いで書き込みたいタイプだった1、2年生の頃の私……どうしてスライドの内容を全部は書ききれないのに写真を撮らなかったの⁉︎

教科書の指定がなく、スライドにたくさんの情報が載せられているような授業の場合、ノートに書ききるのはかなり厳しいのでスマホなどで写真を撮ってパソコンなどに授業ごとにファイルを作って保存することをお勧めします……(※注:もちろん、先生の許可を取ってからですが!)。

 

④問題を回収されるタイプの中間・期末試験の問題内容は、覚えているうちにメモしておけばよかったかも。

特に専門科目において強く感じたことです。

建築のように本当に何が出るかわからないような分野の場合、過去問は先生がどんな問題を出したかの参考になるのであればよかったかなと思います。

 

⑤筆記試験だけでなく口述試験(面接)の対策も事前にしておくべきだった!

筆記試験と口述試験が同じ日に行われたため、筆記試験が終わってから志望理由を考えていないことに気づき、非常に焦りました(笑)。

筆記試験も大切ですが、口述試験についてもちょっと考えておく必要がありそうです!

 

今回は、個人的ホットな話題である院試について振り返ってみました。

特にやっておけばよかったこと②③④については、大学院進学を希望していてもしていなくても、やってみると院試だけでなく試験などにも役立つかもしれませんね◎!