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Q3

福島県の高校1年生です。私は看護の勉強ができる国公立大学を目指しています。その一方で海外にも興味があります。語学留学と視野を広げる意味も兼ねて、看護学生が海外留学をするというのは難しいでしょうか。また看護学生が海外留学をするメリットなどはありますか?

(わんわんさん)

 

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大学時代はイギリスでは医学部医学科、アメリカでは生物理学と数学を専攻していましたが、現在はアメリカのノースウェスタン大学で神経生物学の博士課程にいるガブリエルです。
 
看護学は医学や薬学と同じく、免許制なので海外で免許を取ると、日本で働くには他の人より多くステップを踏むことが必要です。しかし交換留学がありますので、それを利用することは可能ですよ。ひとつ問題なのは、生物系は数式が少なく、専門用語が多いので、それを瞬間的に変換することが困難になることです。例えば「アデノシン三リン酸」と言われ、日本で教育を受けた方は「ATPね」とすぐわかりますが、英語圏でずっと教育を受けてきた人は「アデノシン=A,  三=T、リン酸=P」と変換しなければならなかったりします。特に解剖学は名前がそのまま変換できないものも多いので、そういう面では帰国する時チャレンジになるかも。
 
見解を広めると言うこと以外で主に人が留学する理由は「自分の国ではできないから」ということが大きいことが多いです。結局、わんわんさんが決めることですが、日本ではできない看護学ってなんでしょう? それが自分の中にしっかりあったら海外留学するメリットはありますよ。
 
 

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