【Rikejo Q&A 特別編】「海外留学に関する質問」vol.2

  取材レポート2018.02.07

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Q2

千葉県の高校3年生です。薬剤師さんや現役薬学部生さんに質問です。海外の薬学システムを体験したり、ボランティアとして発展途上国などに働きに出たりすることは可能ですか?
また薬学部で留学された方はどんなことを学びましたか? 

(きょんさん)

 

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臨床薬学を学ぶために米国の薬学部に留学し、現在は日本の病院で薬剤師として働いています。全国いくつかの大学薬学部・薬科大学では,在学中に米国・英国などに短期の研修が用意されているところはあります。期間や対象学年、選抜方法などは各大学によって異なりますので、各大学のホームページなどをご参照ください。
 
また日本薬学生連盟(http://apsjapan.org/)という大学の垣根を越えた組織があって、国際的なイベントを行っているようです。交換留学ツアーのようなものもあります。
 
私が留学したのは2002年頃ですが、当時日本の薬学部(4年間の課程)では病気の治療について大学で詳しく学ぶことはなく、病院など臨床の場で使える知識を持たずに卒業していました。その頃、すでに米国では、臨床薬学の教育は進んでおり、講義だけでなく病院や薬局での実習も充実していたので、留学を選んだわけです。私の期待を大きく上回る講義内容や実習を指導してくださった薬剤師との出会いもあり、充実した留学生活を送ることができました。
 
現在は日本の大学も6年制となり、講義や実習もやや充実はしてきましたので、留学に関しての事情は少し変わりました。海外とひとことで言っても,先進国と発展途上国では薬剤師に求められる役割が異なるので、もう少し調べてみるといいかもしれないですね。

 
 


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大学によっては留学の提携大学が海外に多くあり、自分の学部に相当する学部に留学することができます。ボランティアに関しても大学への案内もありますし、大学に設置されている留学関連の窓口に相談すればその機会をつくってもらえるはずです。
 
私個人としては、自分が薬学部6年生の時、現地の薬学部生が実施していた病院実習に参加しました。薬学生の病院実習は、日本では5年生のときに行くのですでに経験済みでしたが、手取り足取りの日本の実習とは異なり、現地の学生たちは自分で治療について考え、その判断に責任を持つため、自分がいかに甘やかされた実習をしていたか実感しました。
 
日本と海外の教育レベルの違い、医療システムの違い、重視される疾患の違い、そして薬剤師の地位の違いなどについて学びましたね。また口頭発表の機会も設けられたので、発表や質疑応答の難しさについても学べていい経験になりました。

 
 

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