img1

img2

 
 
 

*乗員だけでなく歩行者も守るための安全技術を開発しています

最近の交通事故では歩行者が死亡するケースが多いことを知っていますか?
 
私の仕事は歩行者と車の衝突をコンピューターでシミュレーションして、歩行者が重大なケガを負わない車をつくるための技術支援です。
 
衝突の状況、車の形状や材料をいくつも変えながら、解析ソフトでシミュレーションしていきます。その結果、例えば歩行者が車の下に巻き込まれてしまった場合は、設計チームに「バンパーを数㎜前に出しましょう」といった提案をします。
 
 
 

*実際の衝突試験の衝撃を目の当たりにすると、安全な車をつくらなければいけないと痛感します

私の担当は主にボンネット、バンパー、ヘッドランプといった車の前方部分。ボンネットの中に入っている衝突の衝撃を吸収するクッション材などの材料や構造について検討しています。実際に衝突実験も行いますが、その前にシミュレーションによって、数パターンにまでモデルを絞り、時間とコストを削減しています。
 
試験とシミュレーションの結果が一致しない時は、試験場で部品の破損状態をチェックしながら原因を探り、シミュレーションをやり直します。
 
実際の衝突試験の衝撃を目の当たりにすると、安全な車をつくらなければいけないと痛感します。
 
 
 

*将来は歩行者保護の技術が進んでいる海外の現場で学び、スバルの車に応用してみたい

大学は、コンピューター、光ファイバー、特殊な物性の物理学と、いろいろな分野の勉強ができる学部を選び、研究室では押す力で電気が流れる"ピエゾ素子"というセラミックスのメカニズムを解析していました。
 
ものづくりがしたくてメーカー就職を希望していましたが、就活中に祖父が交通事故を起こしたことを機に交通事故に関心を持ちました。あらためて交通事故で多くの人が命を落としていることを認識したのです。
 
志望通り、自動車メーカーの中でも安全対策に力を入れているスバルで安全に関わる仕事に就けました。入社2年目ですが、いろいろなことに挑戦させてくれる職場です。
 
将来は歩行者保護の技術が進んでいる海外の現場で学び、スバルの車に応用してみたいです。
 

141002ue020

 
 
( icon-pencil =十倉和美  icon-camera =井上孝明)