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*太陽電池に関して技術的な面から営業をサポートします

太陽電池は、シリコンを始めとするいろいろな材料のものがありますが、弊社では銅(Copper)、インジウム(Indium)、セレン(Selenium)を使用しています。その頭文字をとりCIS薄膜太陽電池と呼んでいます。
省資源かつ省エネルギーで製造でき、発電性能が高く次世代の太陽電池として注目されています。
私の仕事は太陽電池モジュールに関して技術的な面から営業をサポートすること。お客さまから寄せられた質問に答えたり、技術的に難しい内容に対して資料をつくってわかりやすく説明したりと、研究所とお客さまの橋渡し的な存在です。

*環境問題の解決法につながるような仕事をしたい!

中学生のとき、環境・エネルギー問題を学びました。石油資源の枯渇、地球温暖化が話題になり始めたころです。答えがないことに危機感を覚えて、「何とかしなきゃ!」と将来は環境問題の解決法につながるような仕事をしたいという夢を抱くことに。
実は機械も数学も物理も苦手でしたが、夢を叶えるためにはこの分野を知っていた方が有利だと思い、大学は機械工学科に進みました。
結果、学生時代の勉強はとてもハードでしたが、自分で納得いくレベルまでは理解できました。同時に「自分らしい力の出し方ってなんだろう?」と考え、たどり着いたのが、研究者ではなく、技術のわかるビジネスパーソンとして優れた技術を広める仕事でした。いまの仕事につながりますよね。

*夢に向かって進めているなという手ごたえがあります

2003年、太陽光電池や再生可能エネルギーを始めようとしていた親会社の昭和シェルに入社しました。当時、CISの技術はラボレベルでしたが、大きな可能性を感じました。
いよいよ事業化というころに研究所に配属され、年々の太陽電池チームの一員に。約2年の研究者としての奮闘を経て、希望していたビジネスの現場に異動し、現在に至ります。
いま、夢に向かって進めているなという手ごたえがありますし、CIS技術が時代に必要とされていると感じます。たとえ不得意なことがあっても自分の強みを考え、つくっていけば確実に夢に近づけます。
(文=十倉和美 写真=米澤耕)