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*エリンギを栽培!毎日19万本以上を見守っています

エリンギの栽培管理をしています。エリンギなどきのこの栽培は、培地と呼ばれる瓶に菌を植えて育てます。
ひとつの培養ルームには19万本ものエリンギの瓶が並び、植えた菌からたくさんの小さなエリンギが伸びてきます。そこから4本程度を、大きくしっかりきれいに育つように、温度や湿度などの環境をコントロールしてあげるのが重要な仕事です。
エリンギは、約7日間で出荷できる大きさになるので、棚ごとに成長具合を確認してまわり、その日どのくらい出荷できるかをカウントするのが日課です。
きのこは、はじめは土の中の暗闇で育つものなので、培養ルームは基本的に真っ暗。ヘッドライトをつけて、作業するんです(笑)。

*鳥や虫がいっぱいいるだろうなぁ♡

私は小学校のころから生き物が大好き!
とにかく動物や植物に携わる仕事がしたいと思っていました。数学や理科の科目も得意だったので、迷わず理系クラスへ。
大学選びの決め手は、近畿大学が山を持っていたから(笑)。「鳥や虫がいっぱいいるだろうなぁ♡」と楽しみでした。入学してからはカブトムシを探しにいくなど、山を満喫しましたね。
研究としては、動物ではなく植物へ興味がわき、「循環灌漑」という、稲を利用した水の汚濁物質除去について取り組みました。
大学時代はフィールドワーク(学校外での活動)が多く、とても楽しかったです。
フィールドワークを通じていろんな人と接し、経験することで視野も広がり、コミュニケーション力も身につくので、おすすめです。

*まいたけ担当になってパッケージに自分の顔写真が載ることが夢

今の私の夢は、まいたけ担当になること。
実は雪国まいたけのパッケージには、栽培者の顔写真が載っているんです。そこに自分も載って、母や地元の友だちを喜ばせたいです!
(文=峯田亜季 写真=村上庄吾)