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リケジョからの質問

生活科学

mimimi
質問日:

2011.07.19

私は群馬の公立に通う高校3年生です。私は人間環境学科という生活科学の分野で水の浄化や建築、繊維化学など生活に関する研究をするところに行きたいと思っていました。なぜなら私は発展途上国で安全な水が飲めるような研究がしたいなと漠然と思っており、だけど建築もしてみたいということで自分にぴったりな学科じゃないかと思ったからです。だけど最近いろんな学科を見てみて、そのようにいろんな分野のことを少しずつかじっているのでは、専門的にその分野を研究する学生にかなわないのではないかと思ってきてしまいました。やっぱり理系に来たからにはそれを生かして人の役に立ちたいです。一番やりたいのは水の浄化なのですが、それなら旧帝大の工学科や理学部の化学系を目指し研究に没頭した方が社会で使える人になれるのでしょうか?しかし好きな勉強は物理の力学や数学です。(それを生かせそうなのもあって建築に興味があるのですが)アドバイスがあったらよろしくお願いします♪

先輩リケジョからの回答1 回答

mimimiさん、こんにちは。水道局とか水の分析をするお客さんを仕事で訪問していたことのある、ぽてといいます。

 水の浄化と一口に言っても、幅広いですね。地元の水道局に勤める地方公務員になるのが手っ取り早い。政府開発援助で発展途上国のダムや水利施設を設計施工するなら、ゼネコンに入社するような学歴を磨く必要があるでしょう。NGOなど小さな組織で直接、途上国の地方で井戸を掘ったり水浄化施設を整えたりするのに参加するなら、学生のうちから世界を貧乏旅行して無事戻ってくるような、どこででもなんでもできるたくましさが必要。水の浄化は、半導体製造のような先進的なものから小さな町工場までの工業を下支えもしていますね。

 より広い視野、より高い視座を持てば、より多くの人に貢献できることは確かです。人間環境学科まっしぐらと思っていたあなたが、工学部や化学科に興味を持ち始めたのは、少し視野が広がったからですね。

 途上国の人々を救う実力をつけるには、まずは高い専門性を目指すことになるかもしれません。やるべきことは幅広く、いろいろあります。

 自分の中に漠然とある希望を大事に、進んでいってほしいと思います。

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