リケジョからの質問
化粧品研究職に就苦ためには博士課程まで行った方が良いですか?
matyuu
質問日:
2024.04.04
私は今国立大学の医学科の修士課程に属しています。
私は将来的に、化粧品の研究職(特に基礎研究)で働きたいと思っています。
そこで今、博士に進学するべきか、就活をするか今後の進路に悩んでいます。
化粧品の研究職で働くためには、博士課程まで進学した方が良いのでしょうか?
就活の面ではどちらの方が有利なのでしょうか?
教えていただきたいです。
私は将来的に、化粧品の研究職(特に基礎研究)で働きたいと思っています。
そこで今、博士に進学するべきか、就活をするか今後の進路に悩んでいます。
化粧品の研究職で働くためには、博士課程まで進学した方が良いのでしょうか?
就活の面ではどちらの方が有利なのでしょうか?
教えていただきたいです。
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先輩リケジョからの回答1 回答
がぶりえる(ノースウェスタン大学 神経生物学)
回答日:
2024.05.14
はじめまして。私は直接化粧品開発とは関係がないのですが、知り合いにそれっぽいことをしている人が数人いるので、彼らの専攻などをご紹介するという形でちょっと回答したいと思います。
まず、私の周りには化粧品関係の仕事についている人が二人います。一人はフィルメニッヒと言う世界で一番大きい香水メーカーで研究職をなさっています。その人は実は私の大学時代の神経生物学の教授で、大学院時代からずっと嗅覚の研究をなさっていました。なので香水メーカーに転職するのも納得です。その先生はフロリダ大学で神経生物学の博士号を取った後、コロンビア大学でポスドクをしていました。
もう一人はまだ博士課程の学生さんなのですが、化粧品の研究にいずれ行きたいと言って私の大学に来ました。私はその生徒さんの英語の指導をしていたのですが、彼女は粒子などの生産に携わる研究をしており、マテリアル・サイエンスと言う学部にいます。そのほかにも薬のデリバリーなどの研究もしていたようなのですが、やはりゴールは化粧品関係だそうです。その学生さんの専攻は大学時代化学工学でした。
はじめまして。私は直接化粧品開発とは関係がないのですが、知り合いにそれっぽいことをしている人が数人いるので、彼らの専攻などをご紹介するという形でちょっと回答したいと思います。
まず、私の周りには化粧品関係の仕事についている人が二人います。一人はフィルメニッヒと言う世界で一番大きい香水メーカーで研究職をなさっています。その人は実は私の大学時代の神経生物学の教授で、大学院時代からずっと嗅覚の研究をなさっていました。なので香水メーカーに転職するのも納得です。その先生はフロリダ大学で神経生物学の博士号を取った後、コロンビア大学でポスドクをしていました。
もう一人はまだ博士課程の学生さんなのですが、化粧品の研究にいずれ行きたいと言って私の大学に来ました。私はその生徒さんの英語の指導をしていたのですが、彼女は粒子などの生産に携わる研究をしており、マテリアル・サイエンスと言う学部にいます。そのほかにも薬のデリバリーなどの研究もしていたようなのですが、やはりゴールは化粧品関係だそうです。その学生さんの専攻は大学時代化学工学でした。
化粧品の研究と言っても色々なことがありますよね。劣化しない油脂の研究(口紅など)もあれば、粒子の光沢の研究なんていうのもありますし、肌に優しいファンデーションの開発などは生化学になったりします。最近はiPSCを使った肌のケアなんてのも出てきました。また、自分がやりたい仕事のレベルでも必要な学歴は色々と変わってきます。そこでロレアルの求人をちょっと見てみたところ、開発・研究関係はいくつかが「修士か博士」、いくつかが「博士とポスドク」が必要なようです。専攻は生化学、食品工学など多岐にわたって求人しています。
なので私でしたら博士課程に多分進みます。仕事の選択が広がるからです。博士には修士がやっていることもできますが、修士に博士が必要な仕事は多分採用してもらえないと思うので…特に基礎研究ですと博士が必要になるんじゃないかな。
まず、私の周りには化粧品関係の仕事についている人が二人います。一人はフィルメニッヒと言う世界で一番大きい香水メーカーで研究職をなさっています。その人は実は私の大学時代の神経生物学の教授で、大学院時代からずっと嗅覚の研究をなさっていました。なので香水メーカーに転職するのも納得です。その先生はフロリダ大学で神経生物学の博士号を取った後、コロンビア大学でポスドクをしていました。
もう一人はまだ博士課程の学生さんなのですが、化粧品の研究にいずれ行きたいと言って私の大学に来ました。私はその生徒さんの英語の指導をしていたのですが、彼女は粒子などの生産に携わる研究をしており、マテリアル・サイエンスと言う学部にいます。そのほかにも薬のデリバリーなどの研究もしていたようなのですが、やはりゴールは化粧品関係だそうです。その学生さんの専攻は大学時代化学工学でした。
はじめまして。私は直接化粧品開発とは関係がないのですが、知り合いにそれっぽいことをしている人が数人いるので、彼らの専攻などをご紹介するという形でちょっと回答したいと思います。
まず、私の周りには化粧品関係の仕事についている人が二人います。一人はフィルメニッヒと言う世界で一番大きい香水メーカーで研究職をなさっています。その人は実は私の大学時代の神経生物学の教授で、大学院時代からずっと嗅覚の研究をなさっていました。なので香水メーカーに転職するのも納得です。その先生はフロリダ大学で神経生物学の博士号を取った後、コロンビア大学でポスドクをしていました。
もう一人はまだ博士課程の学生さんなのですが、化粧品の研究にいずれ行きたいと言って私の大学に来ました。私はその生徒さんの英語の指導をしていたのですが、彼女は粒子などの生産に携わる研究をしており、マテリアル・サイエンスと言う学部にいます。そのほかにも薬のデリバリーなどの研究もしていたようなのですが、やはりゴールは化粧品関係だそうです。その学生さんの専攻は大学時代化学工学でした。
化粧品の研究と言っても色々なことがありますよね。劣化しない油脂の研究(口紅など)もあれば、粒子の光沢の研究なんていうのもありますし、肌に優しいファンデーションの開発などは生化学になったりします。最近はiPSCを使った肌のケアなんてのも出てきました。また、自分がやりたい仕事のレベルでも必要な学歴は色々と変わってきます。そこでロレアルの求人をちょっと見てみたところ、開発・研究関係はいくつかが「修士か博士」、いくつかが「博士とポスドク」が必要なようです。専攻は生化学、食品工学など多岐にわたって求人しています。
なので私でしたら博士課程に多分進みます。仕事の選択が広がるからです。博士には修士がやっていることもできますが、修士に博士が必要な仕事は多分採用してもらえないと思うので…特に基礎研究ですと博士が必要になるんじゃないかな。
お礼日時:
2024.05.14
ありがとうございます!
とても参考になりました。
私は今iPSを使った研究をしていて、化粧品でもその技術が活かせられたらいいなと考えております。
基礎研究だとやはり博士の方が様々な面において役に立ちそうですよね。周りに化粧品関係の方が居なかったため、とても貴重なお話を聞くことが出来て良かったです。
とても参考になりました。
私は今iPSを使った研究をしていて、化粧品でもその技術が活かせられたらいいなと考えております。
基礎研究だとやはり博士の方が様々な面において役に立ちそうですよね。周りに化粧品関係の方が居なかったため、とても貴重なお話を聞くことが出来て良かったです。
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