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リケジョからの質問

薬剤師について

kankan
質問日:

2011.02.21

はじめまして。
私は静岡県の中高一貫校に通う中学二年生です。

最近、母親から薬剤師を目指してみるのはどうか?と言われました。
理由は資格が生きる仕事だし、女性に向いている仕事だからだそうです。
私もそれを聞いて薬剤師に興味を持ったのですが、分からないことがいくつかあるので質問させてください!

まず、薬剤師になるにはどのくらいの学力が必要ですか?
(偏差値とか…)
あと大学のことなのですが、6年間通わなくてはならないと聞きました。
私には兄弟がいるのであまりお金の余裕がないと思います。。。
そこで学費が安く済んだり、補助金?みたいな制度がある大学を教えてください!

読みにくい文章でごめんなさい。
回答よろしくお願いします。

先輩リケジョからの回答3 回答

こんにちは!

まず、薬学部に入るにはどれほどの学力が必要か、ですが、結構高いです。医学部ほどではないですが、入りたい大学に入りたければ、それくらいの学力が必要です。
人気が高い事もあり、偏差値はかなり高めと考えた方が良いでしょう。しかし、大学によってまちまちになるので、正確な所はまず身近な薬学部を設置する大学の情報を調べた方が良いと思いますよ。

「薬剤師」の資格を取りたければ、6年課程の薬学部に通わなければなりません。薬学について学ぶけれども、薬剤師の資格は取らない、と云う人は4年課程に進む事も可能です。薬剤師の資格を取るためには、6年課程に入学して、病院実習など受ける必要があります。そこらへんは医学部と結構似たものになりましたね。

お金のかからない所へ通いたいということであれば、まず考えられるのは国公立ですね。特に県立などは、比較的安めです。私学はどこへ行っても薬学(及び理系は全般的に)は高い学費が必要となります。つまり、ここでも、学力がものを云いますね。行きたい国公立大学薬学部へ行く、となると、結構な学力が必要です。

補助金は、県が出してくれる所もありますよ。ご自分の県の奨学金制度があるかどうか、薬学部に適用できるかどうかなど、調べてみるのも良いでしょう。
大学自身の制度というと、優良生として、お金をもらう制度になる事が多いので、これまた、トップクラスで入学する必要があります。
他にも、薬剤師や看護師、医師に関しては高度技術職になるので、色々な補助金制度が大学以外から出ることがあります。
残念ながら、詳しいことが分からないので、他の薬剤師の方にお答えいただける事を祈っています。

頑張って下さいね!!
お礼日時:

2011.02.23

偏差値が高めだということを初めて知りました。
なかなか厳しいんですね(>_<)
補助金のこともぜひ調べてみます!
ありがとうございました。

こんにちは。
私はもともと化学が好きだったことに加え、母に同じようなことを言われて薬剤師という仕事に興味を持ち、薬学部に進学しました。
(今は薬剤師として働いてはいませんが・・・)

最初に、薬剤師になるにはどのくらいの学力が必要か?ですが、
「薬剤師になるには」というより、「薬学部に入るには」ということでお話しします。
今は薬学部がある大学が増えているので、偏差値などはちょっと分かりませんが
私立なら数学・英語・化学が受験科目で(生物で受験できるところもあります)、記述ではなくマークシートの学校も多いので「すごく難しい問題を1問でも解ければいい・または途中まででも解ければいい」というよりは
「基礎~やや難しい問題を間違えないで完璧に解く」ことが大事だと思います。

国公立となると、文系科目も必要だし、数ⅢCまで必要な大学もあります。ちなみに、もし関東の国立薬学部を志望するとなると、千葉大・東大しか薬学部がありませんので、かなり倍率は高いです。
静岡には、静岡県立大学という公立の大学に薬学部があります。

学費が安いのは、国公立です。私立はそんなに高くないところもあるし、高いところもある、というのが正直なところです。
補助金については、私の大学では独自の奨学金制度がありましたし、私の大学では日本学生支援機構から奨学金を受けている人も何人かいましたよ。


最後に。薬剤師の仕事は資格がないと出来ませんし、女性が多いのも事実です。
(昨今は男性も増えてきていますが)
しかし、「資格があると有利だから」などの理由だけで薬学部に進学すると、厳しいこともあると思います。
講義もたくさんありますし、幅広い分野の知識を覚えなければなりません。国家試験の前は勉強漬けで、本当に大変です。
やはり、「化学が好きであること」、「科学(化学以外も、という意味で)に興味があること」、「薬に興味があること」が大切だと思います。

kankanさんは中学2年生とのことですので、これからたくさんのことを学ぶと思います。
自分が何が好きなのか、何に興味があるのかを考えながら、授業を受けてみてください。
また、授業だけでなく、新聞やニュースから学ぶこともたくさんあります。
その中で、科学や薬の話を見かけたら、少し興味を持って見てみてください。
ノーベル化学賞、医学生理学賞が発表された、新しい薬が出来た、ある病気に関連する遺伝子が分かった、などなど・・・
詳しいことは分からなくても、興味を持って見るだけでも違うと思います。
小中学生のための薬に関するサイトもありました。ぜひ見てみてください。
日本製薬工業協会 くすりの研究所
http://www.jpma.or.jp/junior/kusurilabo/

そして、高校生になって本格的に進路を決める時に
やっぱり薬に興味がある、薬剤師になりたい!と思ったら
ぜひ薬学部を受験してくださいね!
お礼日時:

2011.02.24

私は資格があるからという理由で薬剤師に興味を持った部分もあったので、もう一度調べて考えてみたいと思います。
見つけてくださったサイトもぜひ見てみます。

ありがとうございました。

こんにちは。
私は、薬剤師の仕事に関してお伝えしたいと思います。

薬剤師は、大まかに分けて勤め先に病院と薬局があります。
私自身、病院薬剤師の経験があります。ここ数年、薬剤師の仕事は多岐にわたっており、以前のような調剤をしていたらいい、という時代ではなくなりました。薬剤師外来が始まっている病院もあります。医療チームの一員として、患者さんから必要な情報を聴取あるいは観察して状況を判断し、そして患者さんに情報を的確に伝えるコミュニケーション能力が必須です。他の医療スタッフとも情報共有して、コンセンサスを得ておく必要があります。薬の情報は日進月歩なのは想像通りかと思いますが、英語の論文も読みこなせなければなりません。ルーチンワークもありますが、医師に薬剤追加や変更を提案して患者さんの症状が軽減した時などは、大変やりがいを感じることができる仕事です。
薬局の薬剤師も、当然患者さんとのコミュニケーション能力が必要ですし、処方に疑義が生じたときは医師とも連絡を取ります。物おじせず、説明できる知識と能力が必要です。

薬剤師は、薬のことを理解している科学者ともいえるでしょう。たとえば、薬が体内でどのような動きをするか(どこでどれだけ吸収されて、体のどこに多く到達して、作用が発揮しやすいような形に変わってあるいは作用を発揮しない形に変わって(代謝といいます)、どこから排泄されるか(尿か便か))、作用はどのようにして発揮されるか(受容体にくっつく、など)。
どうでしょう、興味が持てますでしょうか?

ちなみに、薬剤師の調剤ミスや監査ミスで患者さんが亡くなったという報道も過去にはあります。当然、責任も重い仕事です。

医療に携わりたいという気持ちがあれば、ぜひ、目指していただきたい仕事だと思います。

奨学金に関しては、経済的理由が証明できる場合、あるいは成績優秀者で受けることができる大学がいろいろあるかと思います。大学のホームページなどにも情報があります。

ぜひ、頑張ってくださいね。
若い力を応援しています。

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