リケジョからの質問
大学進学する際の学部・学科選択について(物理と地学関係)

ルナ
質問日:
2022.03.25
東京都の高校に通う2年生です。
もうすぐ3年生になり本格的に受験生になるということで進学する大学を検討しています。
私が興味のある分野は地学です。火山や地質、宇宙、鉱物など地学に関係することなら大体興味があります。その中でも特に好きなは宇宙です。
元々は地学系の学科に進学したいと思っていましたが私の学力などから考えて行けそうな大学の地学系の学科で宇宙のことができる大学はありません。
そこで物理学科に進むことを考えました。しかし私は高校物理や数学がそこまで得意ではありません。もちろん自分がどれだけ努力するかもありますがそれでも大学の物理学科でやっていくことができるでしょうか?大学物理ではどのようなことをするのでしょうか?
また、火山や鉱物も好きなので地学系の学科で学ぶことも楽しそうなのですが実際どのようなことをするのでしょうか?
長文になりましたが学部・学科の選び方と合わせて教えていただけると幸いです。
もうすぐ3年生になり本格的に受験生になるということで進学する大学を検討しています。
私が興味のある分野は地学です。火山や地質、宇宙、鉱物など地学に関係することなら大体興味があります。その中でも特に好きなは宇宙です。
元々は地学系の学科に進学したいと思っていましたが私の学力などから考えて行けそうな大学の地学系の学科で宇宙のことができる大学はありません。
そこで物理学科に進むことを考えました。しかし私は高校物理や数学がそこまで得意ではありません。もちろん自分がどれだけ努力するかもありますがそれでも大学の物理学科でやっていくことができるでしょうか?大学物理ではどのようなことをするのでしょうか?
また、火山や鉱物も好きなので地学系の学科で学ぶことも楽しそうなのですが実際どのようなことをするのでしょうか?
長文になりましたが学部・学科の選び方と合わせて教えていただけると幸いです。
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先輩リケジョからの回答1 回答
みぁ
回答日:
2022.03.29
ルナさん、こんにちは☀
地学系の学科を卒業したので、その経験から回答させていただきますね。
行く大学によっても多少違いはありますが、地学系の学科では主に地質や岩石、火山、地震について学ぶことが多いです。
座学で知識として学ぶことも多いですが、実際に現地に行ってフィールドワークを行うのもこの学科の特徴です。
例えば私が卒業したところでは、地質調査として週末や長期休み期間中に軽井沢や御嶽山に行ったり、同じ県内の山奥に2週間ほど籠って地質図を作ったりしました。
また通常授業の時間内でも大学内で人工地震を起こして(大きなハンマーで思いっきり地面を叩く)地震波を測定したり、重力測定をして微妙な違いから地下構造(地下鉄が通っていた)を推察したり、歩測で地図を書いたり(伊能忠敬がやってた手法)もしました。
もちろん座学である程度いろいろな知識を身につけてから行いますので、フィールドワークばかりやっているわけではありませんが、他の学科からすれば座学が少なく感じられるかもしれません。
一方でルナさんが気になっている宇宙の講義はそんなに多くありませんでした。
もちろん宇宙に関する講義もありますが、宇宙って地学だけではなく、物理や数学も大きく関わってきます。
物理式が理解できていないと宇宙論は理解できないのです。
そうなると必然的に物理系の講義になってしまって、地学・・・?っとなってしまいます。
また一言で“宇宙”といっても、理論宇宙と実験宇宙があり、実験の中でも物理学的ものから地学、数学、天文学等様々な分野にわたっていきます。ちょっと変わって方面からとなると哲学という面もありますね。
要はどこかの学科単独でできる学問ではないということです。
物理学科への進学も検討されていますが、やはり物理がそれなりにできないと辛いでしょう。
物理学科に行ったからといって、宇宙のことだけをやるわけではないですし、それ以外の物理に関する学問(量子論、素粒子論、物性等)を学ぶ時間も多いです。
それに耐えられる自信があるなら、物理学科に行くのが一番宇宙論を学べる近道ですが、ちょっと・・・と思うようであれば地学科に進学したほうがいいように思います。
ルナさん自身、地学にはそれなりに興味があるようですし。
最初にも言いましたが、私は地学科出身なので、どうしても地学寄りの意見となってしまいます。
ただ学部・学科(*^^*)選びは将来を左右する重要な選択ですので、いろいろな人に話を聞いて、ルナさんにとって最適な選択をするようにしてくださいね(*^^*)
地学系の学科を卒業したので、その経験から回答させていただきますね。
行く大学によっても多少違いはありますが、地学系の学科では主に地質や岩石、火山、地震について学ぶことが多いです。
座学で知識として学ぶことも多いですが、実際に現地に行ってフィールドワークを行うのもこの学科の特徴です。
例えば私が卒業したところでは、地質調査として週末や長期休み期間中に軽井沢や御嶽山に行ったり、同じ県内の山奥に2週間ほど籠って地質図を作ったりしました。
また通常授業の時間内でも大学内で人工地震を起こして(大きなハンマーで思いっきり地面を叩く)地震波を測定したり、重力測定をして微妙な違いから地下構造(地下鉄が通っていた)を推察したり、歩測で地図を書いたり(伊能忠敬がやってた手法)もしました。
もちろん座学である程度いろいろな知識を身につけてから行いますので、フィールドワークばかりやっているわけではありませんが、他の学科からすれば座学が少なく感じられるかもしれません。
一方でルナさんが気になっている宇宙の講義はそんなに多くありませんでした。
もちろん宇宙に関する講義もありますが、宇宙って地学だけではなく、物理や数学も大きく関わってきます。
物理式が理解できていないと宇宙論は理解できないのです。
そうなると必然的に物理系の講義になってしまって、地学・・・?っとなってしまいます。
また一言で“宇宙”といっても、理論宇宙と実験宇宙があり、実験の中でも物理学的ものから地学、数学、天文学等様々な分野にわたっていきます。ちょっと変わって方面からとなると哲学という面もありますね。
要はどこかの学科単独でできる学問ではないということです。
物理学科への進学も検討されていますが、やはり物理がそれなりにできないと辛いでしょう。
物理学科に行ったからといって、宇宙のことだけをやるわけではないですし、それ以外の物理に関する学問(量子論、素粒子論、物性等)を学ぶ時間も多いです。
それに耐えられる自信があるなら、物理学科に行くのが一番宇宙論を学べる近道ですが、ちょっと・・・と思うようであれば地学科に進学したほうがいいように思います。
ルナさん自身、地学にはそれなりに興味があるようですし。
最初にも言いましたが、私は地学科出身なので、どうしても地学寄りの意見となってしまいます。
ただ学部・学科(*^^*)選びは将来を左右する重要な選択ですので、いろいろな人に話を聞いて、ルナさんにとって最適な選択をするようにしてくださいね(*^^*)
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