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リケジョからの質問

人工子宮、ips細胞、細胞凍結を学べる学部

ゆーちん
質問日:

2021.09.24

はじめまして。私は将来、
「人工子宮を研究・開発する仕事」
「皮膚等の細胞から卵子を作る技術を研究する仕事」
「卵子凍結の技術を研究する仕事(卵子凍結の費用を安くするための研究)」

のどれかの仕事をしたいと思っています。やはりこの3つどれかの仕事につくなら、やはり医学部を目指すべきですか?オススメの学部があれば教えてください。よろしくお願いします🙇‍♀️

先輩リケジョからの回答1 回答

rei
回答日:

2021.10.05

ゆーちんさん、こんにちは。
専門外ですが、できる範囲でアドバイスさせてください。

目指している研究分野が、かなり具体的で、関心のある用語もだいたいわかっているような場合、「どういう学校、学部でその研究が盛んなのか」を調べる方法をひとつご紹介します。

日本の研究の現場では避けては通れない話題のひとつに「科研費」というものがあります(詳細はここでの本題ではないので省きますね)。
KAKEN( https://kaken.nii.ac.jp/ja/index/ )のサイトで、日本のどんな大学でどんな研究テーマが扱われているか、検索することができます。

「研究課題をさがす」というところで、たとえば「人工子宮」と検索してみると、人間の人工子宮については、わたしが検索した時点では、37件中12件が東北大学の医学部発の研究のようでした(他にもサメなど別の生き物をテーマにしている研究室もあるようですね)。

他にも「人工胎盤」「卵子 凍結」などで検索してみると、どういう大学・学部・先生が研究されているか、傾向がわかると思います。関心のある分野が専門的になればなるほど、「その分野を研究している先生は誰か」も重要になってきます。返事がもらえるかは、いちかばちかですが、特定の研究者の方や研究室を見つけたら、どんな勉強をしていけばいいか、メールしてみたり、オープンキャンパスの機会がないか調べてみるなど、積極的にコンタクトしてみてもよいのではないかと思います。

最後に、一般論ですが。
ヒトについての研究では、医師免許を持った方に研究チームに参加してもらって、研究を進めることが、やはり多いのではないでしょうか。
でも、細胞レベルでの基礎研究については、必ずしも医師免許は必要ないと思います。

自分が医師免許を取得する必要は、ないかもしれないということですね。学部のうちに「医学部」に入ると当然、医師免許を取ることを前提にしたカリキュラムが組まれている場合が多いと思います。
医師になるというのは、患者さんと向き合う場面もあるわけで、いろいろと覚悟がいる大変なお仕事になりますし、勉強することも多岐にわたります。それがゆーちんさんのやりたいことなのかどうか、よく考える必要がありそうです。

でも大学院からであれば、医学系の学部に設置されている大学院であっても、医師免許を前提とせずに、バイオ、生物学分野の大学から進学して、より基礎研究や工学的な研究に近い研究をすることができる場合があります。
最初に書いたように、「どういうところで研究が盛んなのか」を調べたら、次に「その研究に参加するには学部からその大学・学部に進学する必要があるのか」を検討してみるといいのではないかなと思いました。

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