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リケジョからの質問

進路について

べき子
質問日:

2010.12.21

高2です

わたしは文系のマスコミ学だとか心理学、文化学に興味があります。
でも国語の点数が低くて、いい大学に行ける自信がありません。

就職にはやはり大学の名前も関係してくる思うし
一般企業につとめたいので

理系の化学科でいいかなとおもっているのですが
どう思いますか?

先輩リケジョからの回答1 回答

べき子さん、こんにちは!
すごく消極的な「理系の化学科」志望なんですね~。
世の中の化学科所属のRikejoお姉さまたちを完全に敵にまわすような(笑)。


化学とか生物というと、今や薬学部や農学部(バイオ系)に直結ですから、
いくら国語の点数が悪いって言ったって「理系の化学科でいいかな」とか
言う感じではないんじゃないかなぁ~。


まあでも言いたいことはわかりますよ。ひとことで言うと、国語は点数が
取れないんだけど、化学はそこそこ点数が取れるっていうわけでしょ?
じゃあ、化学の道はひとつの大きな選択肢だと思いますよ。
おそらくべき子さんにとって、化学の道のほうが向いていると思います。


もしもやりたかったら、化学の道から心理学とか文化学にアプローチする手も
ありますよ。例えばうつ病とかそのほか多くの精神疾患は今や薬で治す時代です。
薬学部とかもいいかもしれませんね。あるいは考えている文化学とは少し
違うかもしれませんが、文化財の保存、とかになるとバリバリ化学系の知識が
必要となります。


でね、僕は思うんですよ。大抵人は2つの道で迷うんです。
「自分がしたい仕事」と「自分に似合っている仕事」。


例えば僕が高校生の頃は新聞記者とか小説家にあこがれていたんです。
これが「自分がしたい仕事」。
でも、いろいろ考えると、難解な数学を教えたり語ったりするというのは、
自分しかできない気がしたんです。これが「自分に似合ってる仕事」。


「したい仕事」と「似合っている仕事」で悩んでいる人を見ると、
僕は似合っている仕事を勧めることが多いです。
ただし、したい仕事をどうしてもあきらめきれないなら、その道に一旦は
入ってみて、もがいてもいいんじゃないかと思います。
だから、したい仕事に進むことに反対はしません。


僕の友達の女性で今、30歳ぐらいで学校の先生をしている人がいるんですが、
彼女がいま看護師になりたくて必死で勉強しています。
正直、彼女は僕に言わせるとすごく先生らしい人なんだけど、どうしても看護の道を
あきらめきれないらしくて、今、一から受験をしなおしています。
彼女にとっての「似合ってる仕事」は教師で、でも「やりたい仕事」は
看護師なんでしょうね。3つぐらい社会人枠で受験して落ちてるんですが、
とりあえずそうやって一度努力することも大切なんじゃないかな。


そういう意味では、べき子さんも、いつかは心理学とか文化学とかにアプローチする
日が来るかもしれません。でも、僕はあえて化学科をおすすめするなぁ。
化学科はきっとべき子さんに似合ってると思うから。


ちなみに、化学科に進むにしても、国語は大切ですよ。
別の人のお答えにも書きましたが、ぜひ毎朝、必ず新聞を読んでくださいね。
もしくは、僕のおすすめは「日経ビジネス」という雑誌です。
購読すると毎週送られてきますが、理系的なことと経済的なことの両方を
勉強できて、しかも国語力がつきますよ。


べき子さんの質問にちゃんと答えられているかはそんなに自信がないですが、
ともかく自分に向いている仕事…すなわち、他の人がやるより、自分がやったほうが
社会で役に立ちそうな仕事を考えてみるのもひとつの手じゃないかな。
よく「自分が何をしたいのかよくわからない」なんて声も聞きますが、
「自分がしたい仕事」よりも「自分に似合う仕事」をじっくりさがすほうが、
答えが案外早く見つかるような気がしますよ。Good Luck!

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