リケジョからの質問
数学の勉強法について

もーりー
質問日:
2010.12.17
地方の高一生です。
数学の成績が、上がりません。学校の先生は考えて考えて考え抜け、と言っていたのですが、やっぱりわかるまで30分ぐらい考えることが必要なのでしょうか。それとも、5分ぐらい考えてわからなかったら答えを見て解法を覚えた方がいいのでしょうか。
考えることが大切、ということはわかっているのですが、わかるあてもない問題をずっと考えているのは時間のむだなような気がします。
よろしくおねがいします。
数学の成績が、上がりません。学校の先生は考えて考えて考え抜け、と言っていたのですが、やっぱりわかるまで30分ぐらい考えることが必要なのでしょうか。それとも、5分ぐらい考えてわからなかったら答えを見て解法を覚えた方がいいのでしょうか。
考えることが大切、ということはわかっているのですが、わかるあてもない問題をずっと考えているのは時間のむだなような気がします。
よろしくおねがいします。
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先輩リケジョからの回答1 回答
ケイ(東京女子大学文理学部数理学科)
回答日:
2010.12.20
もーりーさんこんにちは。
数学の勉強法についての質問ですね。
高校の数学の問題は、(レベルによるとは思いますが)だいたいパターンがあります。ですので、大事なのはそのパターンを見つけられるようになることです。これにはどうしても練習することが大切です。
私がおすすめする練習法(勉強法)は、例題をじっくり時間をかけて理解してから、類題で解法を身につけるやりかたです。
教科書のように、例題→答え→問という風に並んでいるものを使うとよいと思います。
例題を解く時はぜひ、”答えを見ながら”やってください。そして、解き方の流れをつかんでください。(実際の計算の内容はあまり気にしなくてもいいです)
きっと、つまづくところがあると思います。そこは学校の先生が言うようによく考えてみてください。そこがもーりーさんにとってその問題の中で重要なことだからです。
よく考えてもわからなければもちろん、人に聞いてください。でもせっかく聞くからにはきちんと理解できるまで何度も聞いてください。
そして例題を理解できたら、類題に取りかかります。今度は答えを見ないでチャレンジしてください。でもどうしてもわからなければ、答えより先に例題の解法をもう一度確認し、もう一度トライします。それでもだめなら答えを見ていいです。間違えたり、答えを見て解いた問題はチェックをつけ、あとでもう一度やってみましょう。
ちなみに『例題を理解できたかどうか』というのは自分で判断するのが難しいところだと思います。類題を解いてみたらやっぱりわかっていなかった、ということが結構あります。だから、例題だけではダメで、類題で確認しないといけないというわけです。。
教科書と違う問題集の問題をみて、『この問題は教科書のこの例題の類題だ』とわかるようになったら、しっかり理解できています。わかってきたなと思ったら試しに類題を探してみてください。
また、例題の理解を助ける方法として、他人に説明してみる、という方法があります。完璧に理解できていない状態でもいいので友達などに説明してみてください。つっかえてもいいし、間違えても大丈夫です。最初友達には黙って聞いてもらって、はったりでもなんでもいいので最後まで説明してください。
例えば解答に『○○をxとおく』と書いてあったら、そのまま読むのではなく、何がしたくてxとおいたのか、ということまで口に出して説明するようにします。
最後まで説明したら友達と質問をし合って、確認してください。理解の助けになるし、友達と一緒に勉強することもできます。
いろいろ書きましたが、最後に・・・。
数学の問題は解法を覚えるものではありません。
確かに解法を覚えればその問題は解けるでしょう。しかし応用はできません。ですから、覚えるのではなく、流れをつかみ、理解してください。
大切なのは、わからない問題をずっと考えることではなく、解答を見ながらなぜこんな風に解いているのかを考えることです。
長くなってしまってすいません。
がんばってくださいね!!
数学の勉強法についての質問ですね。
高校の数学の問題は、(レベルによるとは思いますが)だいたいパターンがあります。ですので、大事なのはそのパターンを見つけられるようになることです。これにはどうしても練習することが大切です。
私がおすすめする練習法(勉強法)は、例題をじっくり時間をかけて理解してから、類題で解法を身につけるやりかたです。
教科書のように、例題→答え→問という風に並んでいるものを使うとよいと思います。
例題を解く時はぜひ、”答えを見ながら”やってください。そして、解き方の流れをつかんでください。(実際の計算の内容はあまり気にしなくてもいいです)
きっと、つまづくところがあると思います。そこは学校の先生が言うようによく考えてみてください。そこがもーりーさんにとってその問題の中で重要なことだからです。
よく考えてもわからなければもちろん、人に聞いてください。でもせっかく聞くからにはきちんと理解できるまで何度も聞いてください。
そして例題を理解できたら、類題に取りかかります。今度は答えを見ないでチャレンジしてください。でもどうしてもわからなければ、答えより先に例題の解法をもう一度確認し、もう一度トライします。それでもだめなら答えを見ていいです。間違えたり、答えを見て解いた問題はチェックをつけ、あとでもう一度やってみましょう。
ちなみに『例題を理解できたかどうか』というのは自分で判断するのが難しいところだと思います。類題を解いてみたらやっぱりわかっていなかった、ということが結構あります。だから、例題だけではダメで、類題で確認しないといけないというわけです。。
教科書と違う問題集の問題をみて、『この問題は教科書のこの例題の類題だ』とわかるようになったら、しっかり理解できています。わかってきたなと思ったら試しに類題を探してみてください。
また、例題の理解を助ける方法として、他人に説明してみる、という方法があります。完璧に理解できていない状態でもいいので友達などに説明してみてください。つっかえてもいいし、間違えても大丈夫です。最初友達には黙って聞いてもらって、はったりでもなんでもいいので最後まで説明してください。
例えば解答に『○○をxとおく』と書いてあったら、そのまま読むのではなく、何がしたくてxとおいたのか、ということまで口に出して説明するようにします。
最後まで説明したら友達と質問をし合って、確認してください。理解の助けになるし、友達と一緒に勉強することもできます。
いろいろ書きましたが、最後に・・・。
数学の問題は解法を覚えるものではありません。
確かに解法を覚えればその問題は解けるでしょう。しかし応用はできません。ですから、覚えるのではなく、流れをつかみ、理解してください。
大切なのは、わからない問題をずっと考えることではなく、解答を見ながらなぜこんな風に解いているのかを考えることです。
長くなってしまってすいません。
がんばってくださいね!!
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