love_may'nさん、こんにちは。
僕も中高一貫だったので、結構のんきな高校生でした。
外の世界がよくわからないので、これでいいのかな、という不安感もわかりますよ。


まず、僕がおススメしたいのは、この冬にでも高1向けの模擬試験などを自分で
受けてみること。大手の予備校などでは（新高2、新高3生の生徒獲得の意味もあって）、
1月～3月に模擬試験を行うことがおおいです。
駿台の駿台全国模試、河合塾の全統記述模試、代ゼミの高1東大・京大・トップレベル模試
あたりのどれかを受けてみて、まず自分がどれぐらいの実力なのかを測ってみると
いいかもしれません。詳しくは各予備校のHPなんかをご覧くださいね。


で、それはそれとして、冬休みをどうすごすか、というお話ですが、
とりあえず夏休みや春休みを含めて、長期期間中は英語と数学を中心に、どっしりとした実力を
つけていくような勉強をしてほしいと思います。
あと、好きなことを探求してほしいかな。試験と関係がない勉強ができる絶好のチャンスだから、
この時期にしかできないことをやってほしい気がします。



部活などで勉強時間が極端に少ない、とか言うわけじゃないのなら、英語と数学、
それぞれ2時間ずつぐらい勉強するのが理想かなと思います。
僕なら午前中に2時間、夕方か晩に2時間、合計4時間の勉強スケジュールを組みます。


普段の学校のある日と違って時間割がないわけですから、ぜひ自分だけの時間割を
作ってみてください。たてが朝起きてから寝るまでの時間軸、横に冬休みの日をすべて書きだして、


8:00 朝ごはん、準備
9:30 午前の勉強始
11:30 午前の勉強終
13:00 休憩、好きなこと勉強
18:00 晩ご飯
19:00 晩の勉強始
21:00 晩の勉強終
23:00 寝る


たとえばこんなスケジュールを基本に、部活の日とか、遊びに行く日とか、いろいろイベントの日は
少しこのスケジュールを変更したりしながら、常に英数4時間学習をキープして、
それ以外の時間も、だらだらと過ごすんじゃなくて、本を読んだり博物館に行ったり、
お友達と遊んだりするようにしましょう。


で、内容ですが、ともかく数学は問題を解く！　チャート式なんかがいいと思います。
これの練習問題を1日10問を目標にどんどん悩みながら解いていきましょう。
すぐに答えを見ないようにね！


英語は、問題集を解くこと1時間、英字新聞を読んだり、自分で英作文をしたりするのを1時間、
の合計2時間がいいと思います。僕は高校生時代、イギリスの女の子と文通してたんですが、
その彼女に手紙を書くのも勉強時間として計算していました。


英語のパンフレットとか、そういうのに目を通しながら、わからない単語を調べたりして読んでいくのも
なかなかいいですよ。観光地とかに行ったら、必ず英語版のパンフレットを取ってくるようにすれば、
それだけでもかなりの英語の勉強になります。

（回答が長いので続きは他の枠に書きますね）

（続きです）

あとね、love_may'nさんがもしも、実力試しをしたいなら、冬休み中に次のことをやってみてください。
これは僕はよくやる手で、今でも続けているんですよ。


まずは、街にでます。すると駅や街中で地図やガイドブックを片手に、どこに行けばいいか
迷っている外国人を見かけることはありませんか？　そういう人を助けてあげるんです。
大抵はどこの国の人でも英語が話せることが多いですから、英語で
「Shall I help you? Where do you want to go?」
って感じで話しかけてみましょう。


ちょっとびっくりかもしれませんが、英語(会話能力)・国語(日本語の看板や地図などを把握する能力)・
数学(地図や経路などを瞬時に判断する能力)など、多くの能力を一度に試すにはとてもいい方法です。
これをちゃんと実行できる人は、かなりの実力がある人だといえますし、この経験を通して、いろいろ
勉強になるんですよ。


仮にある外国人カップルが名古屋駅の新幹線の改札前で地図を広げて悩んでたら、
さっきみたいに話しかけるわけです。すると、たとえば地図を見せながら
「We want to go to Sakae station.」
とか言うとしましょう。そしたら、あなたは「OK. I'll take you there.」と言って
地下鉄東山線の名古屋駅まで連れて行ってあげるわけです。


もちろん、連れて行ってる最中に「Where are you from?」とか聞くわけです。たとえばそのカップルが
「We are from Germany」とか言ったら、ドイツのことで知ってることをいろいろ答えます。
「Guten tag」とか「I want to go to Romantic Road」とか、ね。
そのときに必要なのは、社会の知識。
地理とか歴史とかの知識を、いっぱい知っておかないといけません。


で、駅に着いたら「Take a train for Fujigaoka. Have a nice travel !」
とか言ってバイバイするわけです。どうです？　無理？（笑）


まあ一人でやるのはすごい勇気がいりますよね。
でも、確かに一人なら無理でも、最初は何人か友達と一緒でやればいいんじゃないかな。
友達とワイワイやりながらなら結構盛り上がると思いますよ。
これはぜひ、休み中に1回でもいいから挑戦してほしいなぁ。
すごくいい経験になりますよ！



ちなみに、僕はこの手で、世界中にお友達がいます。本当ですよ。
特に、最近は韓国人に韓国語で助けてあげたりしているので、覚えきれないぐらい
たくさんの韓国人の友達ができました。
そのうち何人かは、今でもメールのやり取りとかしてるんですよ。



ともかく、高1の冬休みは、試験とは関係のない本当の実力をつける絶好のチャンスということです。
ぜひ、あまり受験とかに縛られないで、いつも学校で勉強していることを現実の世界とリンクさせて、
ほしいと思います。そうすれば、また学校が始まったら、勉強がとても楽しくなりますよ！
よい冬休みを！