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リケジョからの質問

長期休暇の数学の課題

risapyon
質問日:

2010.12.05

初めまして。三重県の私立中高一貫校に在学している中3生です。

期末テストが終わり、冬休み課題が配布されました。
数学の課題は黄チャートの2学期に習った範囲(方程式と不等式・集合・組み合わせ・二項定理)なのですが、私は数学が好きで、いい点数を取りたいと思っています。
私の学校はクラス分けされていて、今上から2番目にいます。でも、次(4年生になるとき)には一番上のクラスに行きたいのです。そのためには、3学期の初めにある点検テストから、いい点数を取らなければなりません。
黄チャートのお勧めの勉強方法、長期休暇のお勧めの勉強方法を教えていただきたいと思います。

先輩リケジョからの回答1 回答

risapyonさん、こんにちは。
学校でレベル別のクラス分けがあるんですね。それは大変だ!(笑)
常に競争している感じかもしれませんね。


ところで、risapyonさんは、いちばん上のクラスのみなさんがどんな感じで数学の勉強を
してると思いますか?やはりrisapyonさんと同じように「いちばん上のクラスから落ちたくない!
だから勉強しなきゃ!」と思ってるのでしょうか?


もちろんそういう人もいるでしょうけど、多分いちばん上のクラスのさらに成績が上の方の人は、
あまりクラス分けに興味がないんじゃないかと思います。むしろ数学を楽しんでるんじゃないかな。
本当に数学の点数がいい人というのは、数学の問題を解くことだけに関心があって、
点数とか順位とか、そういうことには意外と無頓着なものだと思います。


でね、そういう気持ちを持った人の方が、数学って点数がもらえるものなんですよ。
イメージで言うと、便秘で悩んでいる人が(あまりきれいな例えじゃなくてごめんなさい)、
「出ろ~!」とか言ってうんうん力を入れても出ないものは出なくて、
鼻歌とか歌いながらトイレで毎日適当に小説とか読んでる人が快便だったりするのと同じで、
要するに、数学の点数で順位を競うつもりでいたりすると、なかなか実力は発揮できず、
焦りばかりが先立つものです。


そんなわけで、まずrisapyonさんにお伝えしたいことは、クラスのことを忘れること。
まあ正直、今のクラスがいちばん上でも2番目でも、10年後の人生にそう大きな影響はしないです。
それよりも大切なことは、目の前の黄色チャートの問題を着実に解くこと。
それから、解きながら「感動」することじゃないかな。


数学って、結構問題を解きながら感動が大きいものなんです。
「なるほど~! そういうことか!」っていう、そういう感動。
これが大きい人は、試験でがっつり点数を取るものです。


たとえば「うーん、こんな場合はどうしたらいいのだろう? Aの手も使えないしBの手も使えないし…」
と悩んで、結局わからないまま答えを見るとしましょう。そこに「こんなときはCの手を使います」と
書いてあったとして、数学ができる人っていうのは「なるほど~! そんな便利な手があったんだ!」
と感動する人で、数学の点数がもう一つ伸びない人というのは「はぁ、そうですか」で終わっちゃう人です。


で、同じような問題が試験に出たときに、感動した人は「おお、これこれ! こういうときにCの手が
使えちゃうんだよね~! 快適快適!」とか言いながらスイスイ解くのに、感動がない人は
「これってどうするんだったっけ…」という感じで、結局解けないまま終わっちゃう、と、そういうわけです。


risapyonさんに感動があるとか感動がないとか、そういうことを言ってるんじゃないんですよ。
要するに、数学の実力がもっともよく伸びる人というのは、最終的にはその感動がある人なんだ、ということです。


そんなわけで、まずは黄チャートの問題を、解答を見ずに解いてみましょう。
わからなかったら例題を先に読んでいいですよ。そのときに初めて出てくるポイントがあると思います。
そこで、ちょっとでもなるほど!と思ったら、例題のその部分にちょこっとマーカーで色でも
入れておいてください。で、下の練習問題を自分で解いてみてくださいね。
解いたら解答を見るわけですが、いったん解答を見たら、赤ペンで修正するようにしてください。
どんな計算間違いでも、鉛筆で修正してはいけません。


で、間違えた問題は、その問題番号の横に赤ペンで小さくしるしを入れておきます。
これを毎日5問繰り返してくださいね。冬休みの宿題だろうと他の時期だろうと同じです。
もしも問題数から考えて冬休み中に間に合わなさそうだったら、冬休みの間はもう少し問題数を
増やしてもいいですよ。


で、試験の前日は、その問題集の赤いしるしが入っている問題だけ、ちょこちょこっと解きなおしましょう。
そのときに「あ、この問題はCの手を使うんだったな」とか、問題を解いていた時の感動を思い出すのです。
で、試験の本番では、ともかく解けそうな問題から解いていってください。


この方法で試験に臨んでみたら…クラス分けで悩んでた自分がウソのように、いい点数が取れると思いますよ。
数学は人との競争のように見えるけど、しょせんは自分との勝負なんです。応援していますよ!

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