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リケジョからの質問

薬学部の学科について

望翔
質問日:

2019.09.29

自分は将来、薬の研究職に就きたいと思っています。特に、新薬開発または副作用に関する研究をしたいと考えています。
ですが、iPS細胞にも大変興味があり、再生医療や医学の分野の研究もやってみたいと思うようになりました。

薬学部は、4年制の学科だと創薬、6年制の学科だと薬剤師の道に進むとよく聞きますが、医学にも興味がある場合、6年制の方に進んで病院研修なども経験する方がよいのでしょうか?
薬学部のそれぞれの学科でどれぐらい医学にも触れられるのかわからないので、そのあたりのことについて教えていただきたいです。

また、大学院で医学系の大学院に進学しようと考えているのですが、薬学部からそういった道に進むことが可能なのかも知りたいです。

先輩リケジョからの回答2 回答

MmM
回答日:

2019.10.16

ん?薬学部は、4年制の学科だと創薬、6年制の学科だと薬剤師の道、というのがその通り、で、病院=医学ではなく、6年制で行くのは病院の薬剤部、つまり薬局だけです。通常。
医学(研究)に興味があるなら、4年制薬学部の卒業後に医学系の大学院に行けばいいし、そうする人はかなり多いと思います。(むしろ医学修士の方が有名大でも行きやすい。ただ、製薬企業への就職は優秀でないと難しい。)そもそも、薬学部の中でも、4年以降の研究では、化学系などに別れますが、生物系の研究室の大半では、医学的知識も持つように勉強します。
そもそも、自分次第、研究室次第、大学次第だと思います。近くの大学のオープンキャンパスとかも、行ってみるといいかもしれませんね。

MmM
回答日:

2019.10.17

 追加です。言いたいことをつかみかねていたかも。「医学に興味」というのは、医学知識そのものよりは、患者さんへのケア、臨床という意味でしたか?
 薬にかかわる研究というと創薬が思い浮かぶかと思いますが、薬が使われるその場(臨床)での研究も盛んになっています。特に、病院薬剤師は、育薬といって、発売された薬について広範な研究をしています。病院で患者さんの副作用のケアをしながら見つけたことを過去のデータに戻って検証して学会や論文で発表するなど。また、よりよい(副作用のでない血中濃度に維持できる)使い方(剤形や投与量など投与設計)を医師や看護師に提言するのも薬剤師の仕事で、その人のための薬の研究、とも言えます。
 創薬、薬ができるまでは(再生医療の実用化も)とても長い時間地道な努力が必要で、粘り強い人向きです。また、創薬研究には4年制に進んで+大学院2+3(医学系なら4)が必要で、かつ、今は創薬出来るのはごく一部の製薬企業かベンチャーで狭き門です。
 もし臨床に興味があるならば(ものより人と向き合うのが好きそうなら)、6年制から病院薬剤師になって(医学知識は日々必要で、かつ薬の)臨床研究に頑張るということも、世の中で求められる仕事と思います。そもそも、薬剤師の職域職能は大きく変わりつつありますので(アンサング・シンデレラというマンガを読んで)やりがいの幅も広いと思いますよ。

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