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リケジョからの質問

医師になりたいが、医学以外の学問を学びたい。

こむぎ~ん
質問日:

2018.12.24

こんにちは、大学生のこむぎーんと申します。
私は現在国立大学を休学し、再受験に向けて勉強をしている最中です。
現在在籍しているのは看護学科ですが、諸事情で現役時に受験させてもらうことができなかった国立医学部医学科を目指しております。
医師になりたい理由は、知識が無かったことで苦しむ人、被虐待児や機能不全家族、社会的しがらみに囚われて自分で自分を苦しめてしまう人を、他者から押し付けられた呪いで自分を苦しめないように治せるようになること、風邪をひいたら受診するように医療機関に助けをもとめられるようにすることが夢だからです。専門職連携や、専門職同士の対等な立場など昔と医療現場の在り方は変わってきていますが未だ医師が職務上一番強い立場(特に治療指針の決定などに対して)であることと、患者を納得させられるような発言力の強さは今も、おそらくこれからも、それが良いことかは置いておいて変わらないと思い、それを実現したいなら医師になることが確実性が高いのではないかと考えています。そして看護で学んだ経験的にも、自分のやりたいことには医師が一番近くにあると感じました。

その目標の特性上、社会が抱える問題点や、それを医療者がどうすれば良い方向へ変えていけるのか考える材料が欲しく、人文学系の学問も学びたいのです。一般教養だけだとどうも足りない気がしてなりません。(実際、一年生の頃は一般教養でしたが全然足りませんでした)
読書で勉強するのも良いと思いますし、生来的に私はさまざまな知識や考え方を知ることが好きな性分ですのでジャンルを問わず本はよく読んでいます。
ですが、読書だけだと自分のバイアスがかっている感じがして怖いので、他者の視点や考えが入ってくる環境が欲しいです。(わたしの主観だけで物事を理解したつもりになるのは怖いのです)
それに医学の勉強自体が大変なので、自分の根気次第なのですが並行して勉強するのは大変だよなと。私自身、2つ以上のことを同時進行で進めるのは苦手なので…
大学院に進学するとか、学部生の間に他学部の授業に潜り込むとか、取りたい授業を取りきるまで留年してみるとか、医学部の前に別の文系学部に進学するとか、色々手はあると思うのですが、どうするのがベストなのでしょう。
(勿論、合格するのが先決なので頑張ります)
ご意見お聞かせください。お願いします。

先輩リケジョからの回答1 回答

私は医学部を受験、合格し、2年在籍して退学したので、その時の経験からお答えします。

まず、「その目標の特性上、社会が抱える問題点や、それを医療者がどうすれば良い方向へ変えていけるのか考える材料が欲しく」とおっしゃっていますが、それは医師の管轄には基本的に入りません。医師は1体1でやっていく仕事だからです。医学部時代の友達(全員卒業して医師になっています)も全員そうで、毎日がほぼルーティーン化しているようです。なので、社会的に変化をもたらすには医師以上にならねばなりません。私がいるアメリカやイギリスでは公衆衛生の研究が発達しており、それの教育もきちんとしているようなのですが、日本では公衆衛生で学位が取れるようになったのが19年前です。

「未だ医師が職務上一番強い立場(特に治療指針の決定などに対して)であること」ともおっしゃっていますが、医療現場にいた人間からすると「医師が全て知っているわけではないのに」ここまで権力があるのも問題なのです。看護師の方が患者の状態を把握していたり、サポートスタッフの方がよく見ていたりすることなんてよくあります。そして一番決定力があるべき人間は患者さんです。患者さんの体と心なんですから医師は手助けするぐらいしかできないんです。

とまあ、気落ちしてしまうかもしれないようなことを話してしまいましたが、本題に戻りますと

1.患者さんを助けたい。小さい診療所などはまた違いますが、患者さんに一番接触するのは看護師です。医師ももちろん大事ですが、結構医学部の教育は世界的に見ても「これにはこの治療ね」と言う形式になることが多く、複雑な治療プランを組む、なんて言うのは思ったほどありません。入院している患者さんにしてみたら看護師さんの方が接触が多いので、看護師さんの方が影響を及ぼすことも結構あります。また医師は司法的なことや、病院の金銭的な方針で束縛されることも少なくありませんのでそこは心しないと結構精神的にへこみます(現に私はこれでうつ病になりました)。

2.社会を変えたい。これはよっぽど医師として権力を持つか(医師団連で上の方に行く)厚生労働省に入るか、団体に入るか、になると思います。医師団連に入るのでなければ、公衆衛生の学位を取ることをお勧めします。

高齢化や財政難が出てきている今、日本の医療体制は変わっていくことと思います。そのことも踏まえた上で将来のことをじっくり考えてください。

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