質問をする!

リケジョからの質問

大学の物理、生物の授業について

天秤
質問日:

2013.12.01

こんにちは。山形の県立高校に通う薬学部志望の理数科の2年です。ちなみに1つ上の学年までは理数科は理科3科目とれたのですが、私の代からは理科2科目しかとれなくなりました。

単刀直入に聞くのですが
大学によって入試科目で(化学は必須で)物理か生物か選択できるところと、物理だけ、というところがいくつかありますよね。

私は選べる大学を減らしたくなくて物理をとったのですが、薬学のイメージとしては、物理よりはむしろ生物のほうが、例えば薬が作用するメカニズムとかで必要な気がします。

大学の講義では、特に入試科目として物理を必須としているところでは、生物系は高校の授業で習う生物基礎だけの知識があれば大丈夫ということですか?

話があっちこっちいった上に乱文すみません。わからなかったら聞いてください。

先輩リケジョからの回答1 回答

こんにちは。薬学部出身のアユミと申します。
私は物理選択で、薬学部に行きました。

薬は生体内に作用するものですから、生物の知識が必要なことは割とすんなり理解出来ると思います。
でも、物理の知識や考え方も必要な分野なんですよ。

特に関わりがあるのは、「製剤」という分野だと思います。
薬には、粉薬やシロップ剤、錠剤にカプセル剤と、色々な形がありますよね?
有効成分を、どんな形の医薬品にするか。簡単に言うと、これが製剤学です。
例えば、錠剤が体の中で全然溶けなかったら、効かないですよね。
かと言って、あっという間に溶けてしまっても、効き目が長続きしない。
適切な速度で溶けるにはどうすれば良いか?そこには、化合物の構造だけではなく、体内の温度とか、熱力学分野が関わってきます。

また、粉の性質も勉強します。一口に「粉」といっても、例えば粉砂糖と片栗粉では触った感じが違いますよね?粒の大きさの違いによる性質の差なども学びます。この辺りは、粉薬の製剤学に関わってきますよね。

これらはほんの一例ですが、薬学は化学・物理・生物すべてが関わる分野なんですね。


また、生物については、大学の講義できっちりやりますから大丈夫だと思いますが
私は生物をきちんと勉強していない状態で入学するのが不安だったので、
大学が決まってから入学するまでの間に参考書で勉強しました。
1カ月くらいでしたので、必要そうなところをピックアップして勉強しただけですが
落ち着いて大学の講義に臨むことが出来ました。
受験が終わったら勉強は終わりではありません。
「受験が終わってから勉強する」というのもオススメです!
お礼日時:

2014.02.16

コメントありがとうございます(遅くなってすみません)

物理から逃げずに頑張ってみます(笑)

関連Q&A

新着記事

アクセスランキング