リケジョからの質問
将来のことで悩んでいます

杏仁どうふ
質問日:
2013.07.01
こんにちは。熊本の大学に通う大学1年生です。
私は工学部の化学系の学科に所属しています。
ただ、高校のときの化学の先生が大好きで、化学がおもしろいと感じ、また就職がいいと聞いてここを受験しました。入学して、定性分析受験がはじまりましたが、まあまあ楽しいです。しかし、ずっと、実験、研究をしたいとは思いません。私の学科をでた先輩方の就職先をみてみると、化粧品会社や製菓会社の開発部、科捜研など、研究をするお仕事が主です。しかし、わたしは人と接する仕事がしたいです。
化学系の学部をでて就職できる人と接する仕事には、どのようなものがありますか??
教師も考えましたが、私の学科では教員免許はとれません(☍﹏⁰)
何か知っていることがあれば、アドバイスお願いいたします(>_<)
私は工学部の化学系の学科に所属しています。
ただ、高校のときの化学の先生が大好きで、化学がおもしろいと感じ、また就職がいいと聞いてここを受験しました。入学して、定性分析受験がはじまりましたが、まあまあ楽しいです。しかし、ずっと、実験、研究をしたいとは思いません。私の学科をでた先輩方の就職先をみてみると、化粧品会社や製菓会社の開発部、科捜研など、研究をするお仕事が主です。しかし、わたしは人と接する仕事がしたいです。
化学系の学部をでて就職できる人と接する仕事には、どのようなものがありますか??
教師も考えましたが、私の学科では教員免許はとれません(☍﹏⁰)
何か知っていることがあれば、アドバイスお願いいたします(>_<)
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先輩リケジョからの回答1 回答
赤いはりねずみ(東北大学大学院医学系研究科医科学専攻)
回答日:
2013.07.14
杏仁どうふさん、こんにちは。
人と接する仕事というのは世の中にたくさんありますから、化学系であることにこだわらなければ、研究職や教員以外の職につくことは自分次第でいくらでも可能です。(むしろ、研究職や研究開発職につくことの方が難易度高かったりします・・・)
ですが、「化学系の学部をでて就職できる人と接する仕事には」という記述から、化学、理系の知識を生かせて人とも接することができる仕事に就きたいのかなと想定してお答えします。
もし既に検討していたらごめんなさいね。
私が1つおススメするとしたら『MR』です。MRの正式名称はMedical Representative、訳して医薬情報担当者です。簡単にいえば製薬会社の営業さんですね。
ただ、営業といっても他業界の営業職と違って、製品の販売促進というよりは薬の情報提供・情報収集活動が主な仕事です。
医療用の医薬品は膨大な数と種類があるので、医師や薬剤師でもその全ての詳細を自分で調べて把握するのは不可能です。そのため、製薬会社のMRが自社の製品について有効性や副作用など様々な情報提供を行っているんですね。
医師は、自身で調べた情報に加えて、MRから聞いた情報、MS(医薬品卸販売担当者 という仕事もあります。)から聞いた情報を総合的に判断し、患者さんにとって最も良い薬を処方しています。例えば、ほぼ同じ効果の薬が複数の会社から発売されていることも多いですから、この場合は様々な情報からどこの薬を使用するか総合的に判断して決めるわけですね。そのときにMRの活動が生きてくるわけです。
MRのお仕事では、医師(薬剤師、看護師などの場合も)とコミュニケーションをとり、信頼関係を構築することが何より大切です。そして、専門性の高い顧客である医師を相手にしますので、生半可な知識や情報では対応できません。日々調査や勉強も同時並行になりますが、そこで理系の土台が生かされるでしょう。(文系からMRになることも可能ですが、理系出身者が多いです。)医療従事者に、モノではなくて知識を直接提供するパートナーのような役割ですから、人と接する仕事をしたい杏仁どうふさんの検討候補になるかなと思いました。
文中にMSというのも出てきましたが、以下のページににMRとMSの違いがまとまっていましたのでURLを載せます。
(http://www.tohoyk.co.jp/ja/recruit/industry/ms/)
MSはMRと比べてより多くの人とのコミュニケーションが必要となりますが、たくさんの人と関わりたいと思うのであればMSもよいかもしれませんね。
それから、杏仁どうふさんのように化学系の学科を卒業されてMRのお仕事をされている方のお話が載っているページがありましたので、以下にURLを引用させていただきます。
(物質化学科卒業 http://www.maruho.co.jp/recruit/employee/vol05.html)
(化学科卒業 http://job.rikunabi.com/2014/company/theme/r783500098/T467/)
もちろんMRやMS以外にも、人と接する仕事はたくさんありますので、じっくり検討比較して、具体的に将来この仕事に就きたい!って思える仕事が見つかるといいですね。
人と接する仕事というのは世の中にたくさんありますから、化学系であることにこだわらなければ、研究職や教員以外の職につくことは自分次第でいくらでも可能です。(むしろ、研究職や研究開発職につくことの方が難易度高かったりします・・・)
ですが、「化学系の学部をでて就職できる人と接する仕事には」という記述から、化学、理系の知識を生かせて人とも接することができる仕事に就きたいのかなと想定してお答えします。
もし既に検討していたらごめんなさいね。
私が1つおススメするとしたら『MR』です。MRの正式名称はMedical Representative、訳して医薬情報担当者です。簡単にいえば製薬会社の営業さんですね。
ただ、営業といっても他業界の営業職と違って、製品の販売促進というよりは薬の情報提供・情報収集活動が主な仕事です。
医療用の医薬品は膨大な数と種類があるので、医師や薬剤師でもその全ての詳細を自分で調べて把握するのは不可能です。そのため、製薬会社のMRが自社の製品について有効性や副作用など様々な情報提供を行っているんですね。
医師は、自身で調べた情報に加えて、MRから聞いた情報、MS(医薬品卸販売担当者 という仕事もあります。)から聞いた情報を総合的に判断し、患者さんにとって最も良い薬を処方しています。例えば、ほぼ同じ効果の薬が複数の会社から発売されていることも多いですから、この場合は様々な情報からどこの薬を使用するか総合的に判断して決めるわけですね。そのときにMRの活動が生きてくるわけです。
MRのお仕事では、医師(薬剤師、看護師などの場合も)とコミュニケーションをとり、信頼関係を構築することが何より大切です。そして、専門性の高い顧客である医師を相手にしますので、生半可な知識や情報では対応できません。日々調査や勉強も同時並行になりますが、そこで理系の土台が生かされるでしょう。(文系からMRになることも可能ですが、理系出身者が多いです。)医療従事者に、モノではなくて知識を直接提供するパートナーのような役割ですから、人と接する仕事をしたい杏仁どうふさんの検討候補になるかなと思いました。
文中にMSというのも出てきましたが、以下のページににMRとMSの違いがまとまっていましたのでURLを載せます。
(http://www.tohoyk.co.jp/ja/recruit/industry/ms/)
MSはMRと比べてより多くの人とのコミュニケーションが必要となりますが、たくさんの人と関わりたいと思うのであればMSもよいかもしれませんね。
それから、杏仁どうふさんのように化学系の学科を卒業されてMRのお仕事をされている方のお話が載っているページがありましたので、以下にURLを引用させていただきます。
(物質化学科卒業 http://www.maruho.co.jp/recruit/employee/vol05.html)
(化学科卒業 http://job.rikunabi.com/2014/company/theme/r783500098/T467/)
もちろんMRやMS以外にも、人と接する仕事はたくさんありますので、じっくり検討比較して、具体的に将来この仕事に就きたい!って思える仕事が見つかるといいですね。
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