リケジョからの質問
農水産系の大学選びについて
こにゃ
質問日:
2013.03.18
私文中退後、再受験をしている20代の者です。
今年は獣医学科を受けたのですが、全落ちしてしまいました(まだ一つ発表待ちではありますが)。年が明ける頃から、自分が『治療をして動物を助けたいというよりは、酪農や水産関係の研究に重きを置きたいのであり、必ずしも獣医学科に入る必要はない』と考えてしまって勉強に身が入らなかったのが敗因です。
生き物が好きだけど、可愛がるより純粋な興味のままに観察していたいタイプなのだと思います。
そこで次はもう少し視野を広げて、農学部や水産系の学部も受けてみようと思います。
東京農工大学と東京海洋大学、東京農業大学に興味があります。
特に周りに海洋大の出身者が全くいないので、学生はどんな感じか(真面目、体育会系など)、実習では何をするのか、海洋環境学科と海洋生物資源学科の違い(ホームページを見てもいまいちわからなかったので)を教えて欲しいです。
また、農水産系といっても分野が多岐に渡りますが、皆さんはどのようにして詳細な学科を決めたのかもお聞きしたいです。
どうぞよろしくお願いします。
今年は獣医学科を受けたのですが、全落ちしてしまいました(まだ一つ発表待ちではありますが)。年が明ける頃から、自分が『治療をして動物を助けたいというよりは、酪農や水産関係の研究に重きを置きたいのであり、必ずしも獣医学科に入る必要はない』と考えてしまって勉強に身が入らなかったのが敗因です。
生き物が好きだけど、可愛がるより純粋な興味のままに観察していたいタイプなのだと思います。
そこで次はもう少し視野を広げて、農学部や水産系の学部も受けてみようと思います。
東京農工大学と東京海洋大学、東京農業大学に興味があります。
特に周りに海洋大の出身者が全くいないので、学生はどんな感じか(真面目、体育会系など)、実習では何をするのか、海洋環境学科と海洋生物資源学科の違い(ホームページを見てもいまいちわからなかったので)を教えて欲しいです。
また、農水産系といっても分野が多岐に渡りますが、皆さんはどのようにして詳細な学科を決めたのかもお聞きしたいです。
どうぞよろしくお願いします。
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先輩リケジョからの回答1 回答
Fuku(公的機関・土木職、宇都宮大学大学院農学研究科修了)
回答日:
2013.03.24
こにゃさんさん、こんにちは。
まず、一言。
どうか、自分の意思を貫き通してください。
しばらくは辛い時期が続くかと思いますが、きっとよい未来が待っています。
私は宇都宮大学森林科学科出身ですが、大学院が連合大でパイプしていたり、妹が農工大(農学部)に通っていました。
自身の経験をもとにアドバイスさせていただきます。参考になれば幸いです。
1点目、学生の雰囲気。
これはもう、大学に行ってみるのが一番です。特に大学が休みの日、学期中の日中と放課後の3回行ければ、なおさらよいと思います。
実験やフィールドワークを中心にしている学生は、基本的には平日・土日などは関係ありません(少なくも私の研究室はそうでした)。
休みの日や放課後など、学生が「強制的に大学から拘束されない時間」の大学は、その大学の本来の、日常の姿が見られると思います。
海洋系の具体的なカリキュラムの違いについては、わかりません。ごめんなさい。
2点目、どのようにして決めたのか。
まず言わなければならないことは、私の場合は、就職のことはまったく考えていませんでした。考える脳すらありませんでした。
このQ&Aを見ていても、最近の中高校生はホントにマジメだなぁと感心するばかりです。
私なりの言い訳をさせていただきますと、「大学は金払って時間を買いに行くところだから、自分の好きなことをしよう」が理念だったからです。この考えは今でも変わっていません。
もともと、生態学分野に興味がありました。動くもの、つまり動物は、好奇心の赴くままに自分から率先して足を突っ込んでいたのですが、動かないもの、つまり植物にはなんとなく足が向かず…
そこで、(プラスの意味で)大学で強制的に学ぼうと考えました。
本学に決めたのはフィールドワーク、実習が多いカリキュラムだったことも大きかったです。
自分の中で、自分の興味関心、それに伴う経験値は、逆ピラミッド型、食物網のように広がっていくことが早い段階でわかっていました。
これをこじつけに、そして旅が好きなので、突然しばし大学に行かなくなっても、大学からの干渉があまりなさそうなところを選びました。
ただし、このような、いろんな意味でfreeomな大学は、このご時勢特に首都圏の大学では、ないに等しいかと思います…。
今思い返せば、もうちょっと考えて行動すればよかったなぁということも無きにしも非ずです。しかし、結果的にはよかったと思っています。
大学院も無事?修了でき、この春から社会人として新たなスタートを切れることにもなりました。
大学選び、そしていずれは就活など、具体的な選択はその時々によって変わってくると思います。
このことを、時に不安に感じることもあるかと思いますが、自分の中にある「軸」がしっかりしていれば、その先にあるものはブレないと思います。
自分と周りの環境、うまく折り合いをつけながら、betterな選択ができることを願っています。
まず、一言。
どうか、自分の意思を貫き通してください。
しばらくは辛い時期が続くかと思いますが、きっとよい未来が待っています。
私は宇都宮大学森林科学科出身ですが、大学院が連合大でパイプしていたり、妹が農工大(農学部)に通っていました。
自身の経験をもとにアドバイスさせていただきます。参考になれば幸いです。
1点目、学生の雰囲気。
これはもう、大学に行ってみるのが一番です。特に大学が休みの日、学期中の日中と放課後の3回行ければ、なおさらよいと思います。
実験やフィールドワークを中心にしている学生は、基本的には平日・土日などは関係ありません(少なくも私の研究室はそうでした)。
休みの日や放課後など、学生が「強制的に大学から拘束されない時間」の大学は、その大学の本来の、日常の姿が見られると思います。
海洋系の具体的なカリキュラムの違いについては、わかりません。ごめんなさい。
2点目、どのようにして決めたのか。
まず言わなければならないことは、私の場合は、就職のことはまったく考えていませんでした。考える脳すらありませんでした。
このQ&Aを見ていても、最近の中高校生はホントにマジメだなぁと感心するばかりです。
私なりの言い訳をさせていただきますと、「大学は金払って時間を買いに行くところだから、自分の好きなことをしよう」が理念だったからです。この考えは今でも変わっていません。
もともと、生態学分野に興味がありました。動くもの、つまり動物は、好奇心の赴くままに自分から率先して足を突っ込んでいたのですが、動かないもの、つまり植物にはなんとなく足が向かず…
そこで、(プラスの意味で)大学で強制的に学ぼうと考えました。
本学に決めたのはフィールドワーク、実習が多いカリキュラムだったことも大きかったです。
自分の中で、自分の興味関心、それに伴う経験値は、逆ピラミッド型、食物網のように広がっていくことが早い段階でわかっていました。
これをこじつけに、そして旅が好きなので、突然しばし大学に行かなくなっても、大学からの干渉があまりなさそうなところを選びました。
ただし、このような、いろんな意味でfreeomな大学は、このご時勢特に首都圏の大学では、ないに等しいかと思います…。
今思い返せば、もうちょっと考えて行動すればよかったなぁということも無きにしも非ずです。しかし、結果的にはよかったと思っています。
大学院も無事?修了でき、この春から社会人として新たなスタートを切れることにもなりました。
大学選び、そしていずれは就活など、具体的な選択はその時々によって変わってくると思います。
このことを、時に不安に感じることもあるかと思いますが、自分の中にある「軸」がしっかりしていれば、その先にあるものはブレないと思います。
自分と周りの環境、うまく折り合いをつけながら、betterな選択ができることを願っています。
お礼日時:
2013.03.28
お礼が遅くなり大変失礼致しました。
そして、ご丁寧にお答え下さって本当にありがとうございます。
専攻の決め方、なるほど!と思いました。一番好きなものを選んで突き進んでしまうと、入学後に葛藤することが確かにありますね(私が文学部を辞めたのもそれが理由でした)。
興味のある大学を一通り見て回って、じっくり考えてみます。
どうもありがとうございました!
そして、ご丁寧にお答え下さって本当にありがとうございます。
専攻の決め方、なるほど!と思いました。一番好きなものを選んで突き進んでしまうと、入学後に葛藤することが確かにありますね(私が文学部を辞めたのもそれが理由でした)。
興味のある大学を一通り見て回って、じっくり考えてみます。
どうもありがとうございました!
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