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リケジョからの質問

親と進路

Melodyflag
質問日:

2013.02.15

こんにちは。私は沖縄の県立高校2年生です。

入学してから今まで私は医学科を目指していたのですが
ずっと心のどこかで「本当にそれでいいのか?」と思う自分がいて
今年に入ってから、理系の職業を自分なりに調べてきました。
調べてて次第にお菓子か化粧品の商品開発の仕事に
興味をもつようになりました。
そこで今そのような仕事に携われる学部に進もうと考えています。

しかし、今親には医学科に行くという前提で
塾に通わせてもらっています。入塾する際には親戚などから
お金も少し借りたみたいで、志望を変更するのはとても申し訳なく感じます。
また親は就活やその後の生活について、3つ上の兄の友人の親であったり
様々なひとから、その厳しさを聞いていて、
安定した生活が保証されないよりは、今苦労して医者になって
自立した生活を送って欲しいと言っています。
私自身志望変更したからには塾のお金を無駄にしないためにも
絶対に現役合格したいと思っています。
しかし実際就職活動の厳しさがどのようなものか分からないので
親をどう説得するべきなのか悩んでいます。

何かアドバイスがあればよろしくお願いします。

先輩リケジョからの回答1 回答

こんにちは。群馬大学で医学生やってるふうゆです。
この回答は、是非親御さんにも見ていただきたく存じます。

あなたはなぜ高校入学してから医学科に行きたかったのでしょう?
理由は人それぞれだと思いますが、「人の役に立ちたいから」か「医学に興味があるから」という理由に大別されるでしょう。
それらの観点というのは実は入学後も大切になってくるものです。あなたが本当にこれらの感情を持っていないとは文面からだけではわかりません。しかし「お金がほしいから」だとか「就職に有利だから」という理由のみで医学科に合格できるほど甘くはありませんし、たとえ合格できたとしても入学後痛い目に会います。
医学科だけではありませんが、大学に入学後も勉強の連続です。確かに相対的に暇な時期がないわけではありませんが、解剖学や生理学は覚えることが非常に多いです。「『今』苦労して医者になって」とありますが苦労するのは今だけではありません。医学に興味がなく、かつ「将来の患者のために」と思えないのであれば留年という形で脱落していくことになります。(留年したら1年間の学費が余計にかかります)国試受験まで、いや、医師になってからも、一生勉強です。人の命を預かるとはそういうことです。
それだけ努力しても甲斐なく亡くなる方もいますし、それだけならまだしも遺族から文句を言われることもあります。あなたが働くころには改善されているかもしれないですが、医師不足の現状から過酷な勤務をすることもあります。「自立した安定した生活」に本当になるとは医師になったからといって保障されるわけではないと、個人的には思います。(もちろん上にあげたことはほんの一例で、すべての医師がそのように辛い思いをするわけではありません。)

長くなりましたが、今までの話からここであなたがとるべき道は、どちらか。
①就職の時困らないように、医学科を志願する。そして、自分の志向を無理矢理医学に向ける。留年しないように単位をとれるような勉強をして頑張る。
②霞を食って生きていく覚悟をしたうえで、自分のやりたい勉強をし、それを職業にしようと大学4年間頑張る。好きな勉強なら頑張れる。

私はほかの大学の就活を良く知りません。どんなに勉強したって希望の職種に行けないのかもしれません。ただ、私の希望的観測としては頭が良ければ希望するとこには行けるんじゃないかな、と思ってます。医学科に限らず「何を勉強したいか」は、最も重要ではないですか?親御さんを説得するなら是非これを見てもらってください。

※これは医学生からの提言です。もし就活の厳しさを知っている方がいらしたら、相対する提言としての回答をご記入してほしいと思ってます。私にはわからないので。

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