質問をする!

リケジョからの質問

国際基督大学の理系

pooing
質問日:

2012.03.16

国際基督大学については当サイトでは取り扱ってないようですが、とてもユニークなところで魅力的なカリキュラムの大学なので質問させてもらいます。
この大学は教養学部のみなのですが、理系(化学、物理、生物など)も学べるそうです。そこで、この大学の理系はどこまで専門的に学べるのでしょうか?理系大学と比較するとやはり劣ってしまうでしょうか?

先輩リケジョからの回答1 回答

こんにちは!

周囲にそこに通う知人などいなかったので、ネットから得た情報ですみませんが、載せておきますね。
でも、pooingさんがすでに調べておられる内容と、かぶるかも。ごめんなさい。

・日本で唯一のアメリカ式リベラルアーツ・カレッジであり、徹底したバイリンガリズムを標榜している。
・リベラルアーツを理念としているため、専門の垣根が無いに等しい。
・学部は「教養学部アーツ・サイエンス学科」のみが設置されており、アメリカのトップスクールと同じシステムである。「major(専攻)」はあるものの、基本的に幅広い分野を学ぶのが一般的である。対して日本では大学受験時に学部を選ぶ段階で専攻がほぼ確定となるところがほとんどである。
・一方で小規模ながら専門教育にも定評がある。学部卒での就職者が少ないわけではないが、国内・海外の大学院への進学者が目立つのも特徴である。
・入学試験は非常にユニークなものと言える。単純な学力というよりも、個人の知力とセンスそのものが問われる。
他大学と形式を異にするリベラルアーツ学習適性、リスニング比率が半分を占める英語、人文科学、社会科学または自然科学の4つの科目が行われる。
・入試問題の形態に学習指導要領の科目分類を用いていないため、日本国内の一般的な大学入試内容との単純比較がしづらい。


で。
適切な比較かどうかはさておいて、早稲田大学と国際基督大学の両方に受かったらどちらに行くか?みたいなインタビューに対して、意外にも(?)悩む人の割合が多いようです。
国際基督大学の上述のような個性、特に、アメリカを完全に意識した学校のシステムが大変な魅力なようです。
「うーん、でもやっぱり早稲田を選ぶ」と言う人は、早稲田の規模や知名度、日本または世界における存在感、教授陣や専門学問の高度さ、そのへんが結局譲れないのでしょうね。

pooingさんが言う「専門的に学べないのか?」のご質問に関しては以下のような事を考えました。

・国際基督大学では「リベラルアーツ(一般教養)の時間を多く割いている」と考えるとしたら、たとえば、そうでない理学部の物理学科の人が数学とか化学とかも学ぶ時間、あるいは物理の中でも素粒子論やら電子電気工学やらあれやこれや学ぶ時間、をリベラルアーツの方に充てているわけですので、広く深く、と言うよりは、広く浅く、になるのだと思います。
・上に早稲田との比較の例を挙げましたが、大きな大学や歴史の長い大学や知名度の高い大学の方が、研究題材のバリエーションや先進性が富んでいる可能性が高いです。
(たとえば予算面で設備が整っている、なども、違いが出るところではないかなと。)


ただ、最近は、「理系でも文系の素養が必要である」「グローバルに通用する人材が必要である」「日本の学生は(と言うか、卒業した社会人も含め)一般教養が欧米欧州に比べ劣る」等々の風潮が日本においては高いですから、国際基督大学のような学校が時流を捉えているし、規模が小さい分、変革しやすい、とも言えます。


と言うことで、単純に専門性の深さを比べるのなら、国際基督大学より深く学ぶ大学が多数ある、と言えるかと思います。
ただ、それを補って余りある別の専門性、個性、魅力があるから、やはり人気があるのでしょう。
pooingさんが海外志向が高いならなおの事、良い選択肢だなと感じたりします。


実体験でなくて、ごめんなさいね。
お礼日時:

2012.03.30

大変参考になるご意見を頂き、本当にありがとうございました!
今年1年頑張ってみようと思います!

関連Q&A

新着記事

アクセスランキング