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リケジョからの質問

獣医

ちむちむ
質問日:

2012.02.02

私は、小学生の頃からずっと獣医になりたいと思っていました。

今年の春から高3なのですが、担任が成績から見て無理だと言っています。

そのとき、自分がやりたいことが獣医でいいのか、迷いはじめ、獣医の欠点ばかり見えてきます。

このまま、この道を進んでいいのでしょうか?

獣医学部からの就職は少ないのでしょうか?

先輩リケジョからの回答2 回答

こんにちは!

相変わらずのペットブームの流れから獣医を希望する人が増えるのに比して、学校はそう増えていないので、大学に入るのが狭き門になりつつあるのが現状のようですね。

ちむちむさんは小学校の頃からずっと獣医になりたかったとの事。それはまだ「あこがれ」の段階だったのかも知れません。
現実的な将来の選択が面前に迫り、「夢」から一転「リアル」を突きつけられ、「本当に良いのだろうか、なぜ自分は獣医になりたかったのだろうか」と初めて考えさせられたのではないかと思います。

獣医の欠点ばかり見えて来たとの事ですが、小学生から「獣医になりたい」と思っていたと言うことは、何かしら「獣医のここが素敵」と言えるものが、ちむちむさんに、あるのではないでしょうか。
どんな仕事にも、きれいでない部分・楽しくない部分・想像と違う部分、は絶対に、あります。
それでも、やりたい事を仕事にしている場合って「この仕事のここが好き。この仕事でこんな風に社会の役に立つことができる。だからこの仕事をする」…とかって書くとオーバーですが、やはり「核」となるようなものが自分の中にあるから続くのだと思います。
もちろん高校生の段階でこの「核」を見出せるかと言えば、それはそれで、困難な話です。
ただ、大学の狭き門にトライするためには、この「核」に相当するような「覚悟」がないと、むこう1年の受験勉強期間、なかなか厳しいのではと思います。


最初に書いたとおり、今、ちむちむさんは初めてリアルに「これで良いのだろうか…」と悩んだのだと思います。
これは、言って見れば、来たるべきして来た悩みの時期なのだと思いますから、十分に向き合うのが良いです。

いったん「”絶対に獣医になる!”と言う覚悟ができるか」を、自分の心の底の底と対話してみることと、「今まで獣医とばかり考えていたけれど、他にどんな職業に就きたいのだろう?」とか「職業はさておいて、自分のしたい勉強は何だろうか」とか「獣医でなくても、それに近い、動物とかかわる仕事はないだろうか(トリマーとか?)」など、落ち着いて考えてはどうでしょうか。

その上で、獣医、あるいは獣医学部の受験に関して今は十分な「覚悟」ができないのなら、それはそれでおおらかに、他の仕事や学問の可能性に置き換えたって全然良いと思いますよ。
しっかり悩んでから出した結論であれば、多少の挫折感を味わいつつも、あとから振り返っても納得行くのではと思います。

ところで、獣医学部からの就職が多いか少ないか、ですが、ネットで得た情報によると、獣医学の大学に入る難しさは盛んに書かれていますが、昨今のペットの需要で、就職自体はそこそこ問題ないように見受けました。
お礼日時:

2012.02.14

ありがとうございます(^-^)

とても参考になりました!

自分の中でしっかり決断できるようしっかりもっと考えていきたいと思います!!

ちむちむさん、こんにちは

公私ともども獣医とは縁がある生活をしているので、参考になればと思い回答させていただきます。

獣医学部からの就職についてですが、
一番多いのは診療行為を行う、いわゆる「動物のお医者さん」と聞いています。
対象となる動物は犬、猫、次いで小動物(ウサギ、フェレット等)でしょうか?
もし、動物のお医者さんになりたいのなら、「専門分野」を持つことをお勧めします。
例えば「犬猫の眼科領域」「漢方治療」「うさぎの専門医」等です。

テレビ出演などで有名なった野村先生、この方はフェレットを診られる獣医です。
当時の日本で、フェレットを診察できる獣医が数えるほどしかなく
飼い主の口コミで評判が広まったんです。

専門分野があれば、結婚や出産といったキャリアの中断にも対処が可能です。

次に、犬猫よりもっと大きい家畜の獣医師があります。
畜産会社や農協に雇われて、伝染病の予防やワクチン接種を行います。
地方だと牛や豚と一緒に、犬猫を診ている場合も多いです。

診療行為をしない獣医もいます。
公務員にも獣医師の採用があります。
国家公務員だと厚生労働省と農林水産省で、それぞれ検疫業務についてます。
地方公務員だと保健所や畜産試験場、家畜保健衛生所等があります。
公務員になると、事務等のデスクワークが多く、サラリーマンとほぼ同じです。

民間企業だと、製薬会社で研究員とか、実験動物の管理を行ったり
食肉、動物飼料にも獣医師はいます。
大学や各種研究機関で研究をしている方もいます。

獣医学部の就職先=動物のお医者さんではありません、サラリーマンや研究員の道もあります。
結構「潰しがきく」学部でもあります。

ちむちむさんが言う「獣医の欠点」がどういうものか、想像するしかありませんが
どんな仕事にも、嫌なものは一定割合で存在します。
嫌なものに一定割合関わるんだったら、
自分の好きなこと・やりたいことを仕事に生かしたほうが人生数倍楽しいです!

受験まであと1年ですが、ちむちむさんの目標はなんでしょうか?
やりたいことは何ですか?
目標を達成するため、悔いの無い日々を送ってください。

追伸 私の妹は28才の獣医学部3年生になります
    夢を適えて、毎日楽しそうに大学へいってますよ。
お礼日時:

2012.02.14

様々な職場があることがよくわかりました!

大学に入るのは、本当に大変だけど、人生楽しむためにも、もっと努力したいと思います!!

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