リケジョからの質問
教えてください
カキ氷
質問日:
2012.01.04
現在中3の中高一貫校に通っているものです。
志望大学を大阪大学薬学部薬学科に行こうと考えて見ます。
11月に受けた駿台も詩の結果が返ってきたんですが国数英の全部の偏差値が53でした。
大阪大学の偏差値は68で全く足りていません。
どのように勉強をすれば偏差値68までたどりつくのでしょうか?
数学は毎日5題チャートの問題をしようと思ったんですが予習復習が精一杯でチャートにまで手が回りません。
でも、今の勉強法では成績アップは出来ないと自分でも思っています。
どうしたらいいですか?
英語は一番3教科の中では得意なんですけどもっと実力アップしたいと考えています。
週に5回は学校の英語の授業があります。
その5回の予習復習以外に何かすべきことはありますか?
志望大学を大阪大学薬学部薬学科に行こうと考えて見ます。
11月に受けた駿台も詩の結果が返ってきたんですが国数英の全部の偏差値が53でした。
大阪大学の偏差値は68で全く足りていません。
どのように勉強をすれば偏差値68までたどりつくのでしょうか?
数学は毎日5題チャートの問題をしようと思ったんですが予習復習が精一杯でチャートにまで手が回りません。
でも、今の勉強法では成績アップは出来ないと自分でも思っています。
どうしたらいいですか?
英語は一番3教科の中では得意なんですけどもっと実力アップしたいと考えています。
週に5回は学校の英語の授業があります。
その5回の予習復習以外に何かすべきことはありますか?
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先輩リケジョからの回答1 回答
苺(お茶の水女子大学理学部物理学科卒)
回答日:
2012.01.09
こんにちは。
今から高い目標を見据えるなんて、素晴らしいですね!
偏差値53と言うと、一般的なレベルは、
① 基本は、ほぼ理解できている。
② だけど試験で、簡単な問題でもたまに間違えてしまう。
③ 難問になると、がくっと正答率が落ちる。
と言ったところでしょうか。
カキ氷さんは予習復習をきちっとしておられるとのこと、それが①として表れているであろうと思います。
まずは、偏差値58~63あたりの定着を狙いたいですよね。
学校の授業の理解無くしては受験も何もありませんから、予習復習は、もちろん続けるのが良いです。
ただ、実力を上げるためには、基本の理解+「勉強の物量をこなす」ことが、どうしても必要になり、それが上記②の対策になります。
予習復習の時間配分を少しづつ変えて日に15分、あるいは、あるいは土日を使って週に2時間、勉強時間を増やして、「単調な問題でも物量をこなす」「その正答率は限りなく100%にする」ような訓練を続けることはできませんか。
数英あたりには、効果が出やすいのではないかと思います。
そして、さらにさらに実力を上げるためには、変化球に応えられるような「引き出しの量を増やして発想力をきたえる」ことが必要になる時期が来ます。(③の対策。)
「ふだんの予習復習+単調な問題の物量」に加えて、「多少、馴染みの無い問題」を、祝日とか長期休みに取り組みようにするとか、「数学の中でも、自分は図形が得意だから、図形問題だけは、普段からちょっとレベルの高い問題に付き合うようにする」など、漫然とではなく効率的に、引出を増やして得意分野を意識的に伸ばすと良いのではないでしょうか。
英語についてですが、学校英語は、文法にどうしても比重を置きがちで、受験英語もそう思われている傾向がありますが、こと英語の「実力」に関しては、文法は学校英語で十分ですが、それに「英語免疫」を加えることで、力を高めることができると私は考えています。
「英語免疫」と言うのは、英語そのものに雰囲気で慣れることで、正確な英作文をしたり英訳をすることとは別のスキルです。
英語の漫画とか詩や長文を読む(正確な意味に訳せる必要はないです、雰囲気を感じれば)、目についた物の単語や短文を頭の中でささっと英語にしてみる、これを、いつもいつもいつもやる習慣をつける。これらは、特に長い時間を使わずとも、できることです。そして、この「いつもいつも」が、英語は、他の教科よりももっと重要であり効果的です。
センター試験でも2次試験でも、英語の試験は、学校英語程度の慣れだけでは、なかなか高得点にはなりづらいです。特に長文では少しでも早く英文を読み、正確でなくても雰囲気を理解するスキルが必要で、これには「英語免疫」が高い方が良いです。
自分流の英語との付き合い方をぜひ、見出してみてください。
最後に、カキ氷さんには、大学受験まで、まだ3年もあります。
息が切れないように、長い目で作戦を立てましょう。
また、大阪大学もちろん良し、そして他にもたくさん、カキ氷さんに合う学校があるかも知れません。
オープンキャンパスなど利用して、いろいろ当たってみてくださいね。
今から高い目標を見据えるなんて、素晴らしいですね!
偏差値53と言うと、一般的なレベルは、
① 基本は、ほぼ理解できている。
② だけど試験で、簡単な問題でもたまに間違えてしまう。
③ 難問になると、がくっと正答率が落ちる。
と言ったところでしょうか。
カキ氷さんは予習復習をきちっとしておられるとのこと、それが①として表れているであろうと思います。
まずは、偏差値58~63あたりの定着を狙いたいですよね。
学校の授業の理解無くしては受験も何もありませんから、予習復習は、もちろん続けるのが良いです。
ただ、実力を上げるためには、基本の理解+「勉強の物量をこなす」ことが、どうしても必要になり、それが上記②の対策になります。
予習復習の時間配分を少しづつ変えて日に15分、あるいは、あるいは土日を使って週に2時間、勉強時間を増やして、「単調な問題でも物量をこなす」「その正答率は限りなく100%にする」ような訓練を続けることはできませんか。
数英あたりには、効果が出やすいのではないかと思います。
そして、さらにさらに実力を上げるためには、変化球に応えられるような「引き出しの量を増やして発想力をきたえる」ことが必要になる時期が来ます。(③の対策。)
「ふだんの予習復習+単調な問題の物量」に加えて、「多少、馴染みの無い問題」を、祝日とか長期休みに取り組みようにするとか、「数学の中でも、自分は図形が得意だから、図形問題だけは、普段からちょっとレベルの高い問題に付き合うようにする」など、漫然とではなく効率的に、引出を増やして得意分野を意識的に伸ばすと良いのではないでしょうか。
英語についてですが、学校英語は、文法にどうしても比重を置きがちで、受験英語もそう思われている傾向がありますが、こと英語の「実力」に関しては、文法は学校英語で十分ですが、それに「英語免疫」を加えることで、力を高めることができると私は考えています。
「英語免疫」と言うのは、英語そのものに雰囲気で慣れることで、正確な英作文をしたり英訳をすることとは別のスキルです。
英語の漫画とか詩や長文を読む(正確な意味に訳せる必要はないです、雰囲気を感じれば)、目についた物の単語や短文を頭の中でささっと英語にしてみる、これを、いつもいつもいつもやる習慣をつける。これらは、特に長い時間を使わずとも、できることです。そして、この「いつもいつも」が、英語は、他の教科よりももっと重要であり効果的です。
センター試験でも2次試験でも、英語の試験は、学校英語程度の慣れだけでは、なかなか高得点にはなりづらいです。特に長文では少しでも早く英文を読み、正確でなくても雰囲気を理解するスキルが必要で、これには「英語免疫」が高い方が良いです。
自分流の英語との付き合い方をぜひ、見出してみてください。
最後に、カキ氷さんには、大学受験まで、まだ3年もあります。
息が切れないように、長い目で作戦を立てましょう。
また、大阪大学もちろん良し、そして他にもたくさん、カキ氷さんに合う学校があるかも知れません。
オープンキャンパスなど利用して、いろいろ当たってみてくださいね。
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