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リケジョからの質問

薬学部

さえもえ
質問日:

2011.11.22

薬学部に興味があるのですが、薬学科と創薬学科の違いがいまいち解りません。
薬学科にいって薬剤師になった場合、創薬のお仕事はできないのですか?
新薬の開発に興味があるので、どちらの学科に行くべきなのか教えて下さい。

先輩リケジョからの回答2 回答

卒業したのがかなり昔なので、現状を踏まえていないかもしれませんが、わかる範囲で回答します。
新薬の開発には、段階があり、新しい薬を合成する・あるいは見つけてくる→効果を試験管などで確認する→動物実験で効果と毒性を確認する→人間に使用して、効果と安全性を確認する(治験)
どのあたりをやってみたいですか?新しい薬の種というかもとを見つけても、それが薬になる確率はかなり低く、根気のいる仕事だと思いますが、そこに興味があるなら、創薬に進むことをお勧めします。
薬剤師になったら、主な就職先は、病院や薬局です。人と接するのが好きなら、薬剤師は楽しいですよ。薬剤師のコースだと、病院や薬局実習があり、勉強内容や研究テーマが創薬のコースとは変わってくると思います。開発の仕事(治験に関与)なら、薬剤師として勉強しておくこともありだと思います。

さえもえさん、こんにちは!
薬学部薬学科6年のmasamiです。

質問についてですが、ズバリ「できます」。
ただし、少し大学システムによるところが大きいかなという感じです。

私の学年には約50名が所属していますが、
そのうち約20名が企業へ就職予定です。
研究・開発を創薬の仕事と考えると、約半数はその道へ進みます。

私の大学に限ったことではなく、研究環境が整い、学部生の頃から研究室への配属および卒業研究が行われる大学であれば、同じような状況ではないかと思います。
(というのも、6年制の1期生で、自分の大学の実状しかわからないため・・・)

薬学科はあくまでも「薬剤師国家試験の受験資格が与えられる」というものです。もちろん、より良い医療を提供するための薬剤師教育を行うというものも6年制へと移行した根底にありますが。
大学によっては薬学科(6年制)では薬剤師教育に特化し、あまり研究できない大学もあります。
そして薬学科は臨床実習および国家試験勉強のために創薬学科の学生(大学院に進学した場合)に比べ一年間ほど研究期間が短くなります。
それでも研究がしたい、という強い気持ちがあれば十分にできます。

実際に、臨床に近い教育(実務実習や疾患についての講義など)を受けた上で研究者になりたい、という心持ちで薬学科に入学した友人もいます。


さえもえさんにとって、薬剤師免許が必要なのか、臨床に近い授業が必要なのかをしっかりと考えた上で、研究環境が整った大学を受験されることをオススメします。

がんばってくださいね♪

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