リケジョからの質問
薬学か応用化学か・・・

背、おおきくなりたい
質問日:
2011.10.01
こんにちは私は都内の私立女子中高一貫校に通う高校2年生です
質問です
私は応用化学科か薬学部かで迷っています
薬学部はきっかけは高1の時に学部調べで就職率がよく結婚後も再就職しやすいと聞いたからです
それをきっかけに薬剤師について漢方など様々な事を調べたのが発端です。
応用化学は3ヶ月前くらいにこのリケジョを見て単純におもしろそうと思い、化粧品の研究にも興味がわき資生堂やライオンなどの会社を調べたのが発端です。
すごく先の話になりますが上記に例を挙げた会社は大手企業なので倍率が高く結婚後の再就職や子どもの教育・発育に影響でるんじゃないかなと悩んでます
薬学部は私立志望なんですが、慶応や北里、理科大を調べたのですが(最初の2校はオーキャンで行きました)お金だったり偏差値だったり落第率(?)だったりで正直悩んでます・・・。
すごくめちゃくちゃですみません・・・
回答よろしくお願いします
質問です
私は応用化学科か薬学部かで迷っています
薬学部はきっかけは高1の時に学部調べで就職率がよく結婚後も再就職しやすいと聞いたからです
それをきっかけに薬剤師について漢方など様々な事を調べたのが発端です。
応用化学は3ヶ月前くらいにこのリケジョを見て単純におもしろそうと思い、化粧品の研究にも興味がわき資生堂やライオンなどの会社を調べたのが発端です。
すごく先の話になりますが上記に例を挙げた会社は大手企業なので倍率が高く結婚後の再就職や子どもの教育・発育に影響でるんじゃないかなと悩んでます
薬学部は私立志望なんですが、慶応や北里、理科大を調べたのですが(最初の2校はオーキャンで行きました)お金だったり偏差値だったり落第率(?)だったりで正直悩んでます・・・。
すごくめちゃくちゃですみません・・・
回答よろしくお願いします
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先輩リケジョからの回答2 回答
アユミ(共立薬科大学(現 慶應義塾大学)薬学部卒)
回答日:
2011.10.03
まっしーさん、こんにちは。
私は慶應薬学部の前身、共立薬科大の出身です。
私も、最後まで薬学と応用化学で悩みました。
結果的に薬学部に進学しましたが、どちらも受験しましたよ。
私は化学が好きで、その延長で医薬品に興味を持ったのでこのような道を進みましたが、
就職の良さだけで、薬学部に進学するとなかなか大変だと思います。
まっしーさんが考える通り、落第率(留年率)は他の大学に比べて高いと思います。
多くの大学は、4年間で所定の単位を取得すれば良いようですが
私の大学は、1年間で5単位以上落とすと留年でした。
卒業試験というのもあり、これに通らず留年する人もいました。
普通は最大8年間大学に在籍できますが、同じ学年で2回留年したら8年未満でも退学しなければならない、など
色々厳しい面がありました。
それでもほとんどの人がきちんと卒業し、薬剤師国家試験に合格するのは
個人のモチベーションの高さがあったからだと思います。
薬の研究をするための知識を得たい!だったり、患者さんに寄り添える薬剤師になりたい!だったり
思いは人それぞれですが、
「就職率が高いから」だけでは、乗り越えられないかもしれません。
今は、薬剤師免許取得のためには、6年制に行かなければなりませんし。
また、応用化学科に進学したからといって必ず大手企業に就職できる訳ではありません。
大手企業に就職することだけが全てでは、進学してもすごく苦労すると思います。
中小企業と言われている会社で、面白いことをやっている企業はたくさんありますよ。
「応用化学はリケジョを見て単純におもしろそうと思った」と、化学に興味を持つのは素晴らしいことだと思います。
ただ、厳しいことを言うかもしれませんが、
「何のために大学に行くのか?」を、もう少し考えた方がいいかもしれません。
大学は、就職のための学校でありません。
自分が興味を持っていることを、10代後半~20代前半の、貴重な4年(または6年)を使って学ぶ場所です。
きっかけは就職のことでももちろんOKです。
薬と化学、どちらが興味を持ってこの先勉強したいか、自分自身にもう1度聞いてみることをお勧めします。
それで決めた進路であれば、受験勉強も更に頑張れるでしょうから、偏差値の問題はクリア出来るかもしれません。
お金の問題は、多くの大学で奨学金制度があります。ぜひ調べてみてください。
高2の今は、たくさん悩んでも大丈夫な時期です。
たくさん悩んで、しっかり考えて、まっしーさんが一番行きたい進路をぜひ見つけてくださいね。
応援しています!
私は慶應薬学部の前身、共立薬科大の出身です。
私も、最後まで薬学と応用化学で悩みました。
結果的に薬学部に進学しましたが、どちらも受験しましたよ。
私は化学が好きで、その延長で医薬品に興味を持ったのでこのような道を進みましたが、
就職の良さだけで、薬学部に進学するとなかなか大変だと思います。
まっしーさんが考える通り、落第率(留年率)は他の大学に比べて高いと思います。
多くの大学は、4年間で所定の単位を取得すれば良いようですが
私の大学は、1年間で5単位以上落とすと留年でした。
卒業試験というのもあり、これに通らず留年する人もいました。
普通は最大8年間大学に在籍できますが、同じ学年で2回留年したら8年未満でも退学しなければならない、など
色々厳しい面がありました。
それでもほとんどの人がきちんと卒業し、薬剤師国家試験に合格するのは
個人のモチベーションの高さがあったからだと思います。
薬の研究をするための知識を得たい!だったり、患者さんに寄り添える薬剤師になりたい!だったり
思いは人それぞれですが、
「就職率が高いから」だけでは、乗り越えられないかもしれません。
今は、薬剤師免許取得のためには、6年制に行かなければなりませんし。
また、応用化学科に進学したからといって必ず大手企業に就職できる訳ではありません。
大手企業に就職することだけが全てでは、進学してもすごく苦労すると思います。
中小企業と言われている会社で、面白いことをやっている企業はたくさんありますよ。
「応用化学はリケジョを見て単純におもしろそうと思った」と、化学に興味を持つのは素晴らしいことだと思います。
ただ、厳しいことを言うかもしれませんが、
「何のために大学に行くのか?」を、もう少し考えた方がいいかもしれません。
大学は、就職のための学校でありません。
自分が興味を持っていることを、10代後半~20代前半の、貴重な4年(または6年)を使って学ぶ場所です。
きっかけは就職のことでももちろんOKです。
薬と化学、どちらが興味を持ってこの先勉強したいか、自分自身にもう1度聞いてみることをお勧めします。
それで決めた進路であれば、受験勉強も更に頑張れるでしょうから、偏差値の問題はクリア出来るかもしれません。
お金の問題は、多くの大学で奨学金制度があります。ぜひ調べてみてください。
高2の今は、たくさん悩んでも大丈夫な時期です。
たくさん悩んで、しっかり考えて、まっしーさんが一番行きたい進路をぜひ見つけてくださいね。
応援しています!
cynthia(東北大学大学院理学研究科化学専攻)
回答日:
2011.10.03
こんにちわ、まっしーさん
すでにアユミさんから非常に素晴らしい回答がありますので、補足的な話になりますが、就職に関してです。
私は理学の化学なのですが、大手の企業や制度の整っている企業では、産休と育児休暇がきちんと用意されています。
ただそれはあくまで産休で1年や育児休暇で3年程度籍をおいたままお休みできるということで、一旦仕事を辞めて、育児に専念したいとすれば復職は難しいと思います。
再就職という扱いになりますので。
大手企業にお勤めの女性は、多くの方は出産・育児に際しては休暇をとって、復職なさる人がほとんどだと思います。
薬剤師さんなら、確かに一度辞めても資格があるので次の仕事を見つけることはできるのかも知れませんが(薬学部ではないので詳しくわからないです、すみません)、今の時代簡単に辞めてすぐに次が見つかるような状況ではないし、資格持ちのパートさんもたくさんいらっしゃるようなので、薬剤師にしても企業に就職しても、一旦仕事をやめるとなると、正社員として復職するのは大変なのではないかな、と思いました。
ただ、気持ちさえしっかりしていれば薬学卒でも化粧品関係に就職する人はいるし、化学の卒業でも製薬の仕事に就く人もいます。
アユミさんの仰る通り、自分がやりたいと思うことをもう一度見つめ直して、後悔しない道を頑張って見つけて下さいね♪
すでにアユミさんから非常に素晴らしい回答がありますので、補足的な話になりますが、就職に関してです。
私は理学の化学なのですが、大手の企業や制度の整っている企業では、産休と育児休暇がきちんと用意されています。
ただそれはあくまで産休で1年や育児休暇で3年程度籍をおいたままお休みできるということで、一旦仕事を辞めて、育児に専念したいとすれば復職は難しいと思います。
再就職という扱いになりますので。
大手企業にお勤めの女性は、多くの方は出産・育児に際しては休暇をとって、復職なさる人がほとんどだと思います。
薬剤師さんなら、確かに一度辞めても資格があるので次の仕事を見つけることはできるのかも知れませんが(薬学部ではないので詳しくわからないです、すみません)、今の時代簡単に辞めてすぐに次が見つかるような状況ではないし、資格持ちのパートさんもたくさんいらっしゃるようなので、薬剤師にしても企業に就職しても、一旦仕事をやめるとなると、正社員として復職するのは大変なのではないかな、と思いました。
ただ、気持ちさえしっかりしていれば薬学卒でも化粧品関係に就職する人はいるし、化学の卒業でも製薬の仕事に就く人もいます。
アユミさんの仰る通り、自分がやりたいと思うことをもう一度見つめ直して、後悔しない道を頑張って見つけて下さいね♪
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