質問をする!

リケジョからの質問

薬学部か理学部化学科で迷っています。

ELLE
質問日:

2011.08.30

こんにちは。東京の私立女子高に通う高校3年生です。 
私の夢は、薬学部6年制に進学をして薬剤師の資格を取り、将来は化粧品会社に就職して企画・開発に携わることでした。(むちゃむちゃ欲張りです…。)
薬学部を視野に入れた理由は漢方薬と薬剤師に興味があるからです。しかし、オープンキャンパスで、研究・開発には研究の実績が重視されるため、研究経験が少ない薬学部の6年制を出た学生より研究経験が多い4年制の院生や、理学・農学部を出た学生が有利だと言われました。私がやりたい仕事には薬剤師の免許は必要が無いので6年制に行く意味はなく、理学部で化学を専門的に勉強したほうがいいかもしれません。けれども、薬学から化粧品開発へのアプローチが注目されつつあると以前テレビで知り、サプリメントの開発等には薬品や東洋医学の知識も役に立つと思います。(素人なので詳しくは分かりません。間違っていたらすみません。)
あと、今まで薬6年制志望だったので薬学部に愛着がわいてしまって捨てきれません(笑)。私の夢には、薬6年制/薬4年制で院/理学化学科で院のどこに進めば近づきやすくなるのでしょうか。行きたい大学で選んでもいいのでしょうか。

先輩リケジョからの回答5 回答

かなり昔に薬学部を卒業しているので、今の事情にあまり詳しくないのですが、わかる範囲でお答えさせていただきますね。

 昔は、薬学部入学時に、将来の職業を決めなくても、研究室を選ぶ段階くらいで考えればよかったのですが、今は、入学時に薬剤師を目指すのか研究者を目指すのか決めたほうがよさそうですね。

 薬剤師の資格をとる目的は何でしょうか?漢方を勉強して、いろんな病気や症状で困っている患者さんに適切な薬を正しく使っていただき、症状緩和をはかり、患者さんに寄り添いともに歩く薬剤師の仕事に興味はありますでしょうか。人が好きでコミュニケーションをとることが得意でしょうか。病院で働きたいでしょうか、薬局で働きたいでしょうか。薬剤師として働くイメージはできていますか?

 薬剤師をしながら、研究をすることもできます。ただし、臨床に近い研究内容になると思います。

 化粧品の開発、となると、畑が違いそうですね。私個人の考えとしては、化粧品関連の仕事に携わりたいか、薬剤師になるのか、今の時点でじっくり検討した方がよいように思います。もちろん、社会人になってから薬学部や医学部に入学される方もおられるので、その気になれば人生はいつでも自分の力で変えられると思います。また、どの道に進んでも、東洋医学に興味があるのであれば、勉強する機会はたくさんあると思います。

 化粧品の企画・開発となると、オープンキャンパスで言われたように、薬剤師のコースではない方がよいと思います。薬学部でも、肌の浸透のよいビタミンの開発などを行っている先生もおられますし、4年+院生という選択肢もあるかと思います。各大学の研究内容に関する情報、可能であれば卒業生の就職先に関する情報をインターネットや本で調べるとよいかと思います。それから、行きたい企業のホームページや経済関連の雑誌などもチェックして、企業情報を調べて、自分のなりたいイメージ、やりたいことのイメージを具体的に膨らませていくとよいかと思います。目標がはっきりしてくると、取り組みや意欲も違ってきますよ。
お礼日時:

2011.09.03

お礼が遅れてすみません!(>_<)薬剤師の方にご回答を頂けてとてもありがたいです。ありがとうございます。
 
私は薬剤師の仕事を軽視していたと反省しています。「患者さんに寄り添いともに歩く」覚悟はありませんでした。
 
 研究職を考えるまで医療に非常に興味がありましたが、リケジョを読むうちに商品開発にも憧れてしまってどっちつかずの状態でした。バービーさんの言葉を読んで、一方を選ぶ必要があると今は考えを改めています。
 どちらの仕事も魅力的でとても難しい決断ですが、後悔しないようによく考えます。

Rikejo事務局
回答日:

2011.09.03

ELLE さん

こんにちは! 事務局です。
先輩のゆっこさん(薬学部在学中)からも、ご回答をいただいていますので、ご紹介しますね。

---------------------------------
先輩や友達の体験談を踏まえると、
私立の6年制薬学部 はやめたほうがいいように思えます。
薬学部に拘るのなら、国立大学の6年制薬学部がいいかと。
大学にもよりますが、
私の友達は5年次の研究で、製薬会社の化粧品部門とタイアップして、成分のひとつをだし、販売にいたったそうです。
あとは、化粧品部門は、理学部よりも、農学部のほうがよかった気が…

どちらにしても、研究職希望ならば院に行き、最低でもマスターをととって、就職になるかと思います。
お礼日時:

2011.09.19

 お返事が遅くなりすみません。ご回答ありがとうございます<(_ _)>
 私は、早くに受験校を私立に絞ってしまったので、国立を受けるには科目が足りません…。今自分が興味がある学部はやはり薬学部なので薬学部受験も変えないつもりです。
 将来については、今から化粧品開発に絞らず、大学で本当に仕事にしたいことを見つけられたらいいと思うようになりました。

ELLEさん、こんにちは。

ELLEさんもご存知かもしれませんが、薬学部が6年制になったのはつい最近で、今年度の3月に6年制の1期生が卒業するという状況です。
なので、過去のデータを基に6年制が良い/4年制が良いと言えないのが現状だと思います。
ただ、一応理念としては、「6年制→より専門性の高い薬剤師を育成する/4年制→薬学の研究の発展に寄与する人材を育てる」みたいな感じで6年制と4年制に分かれたはずです。

私が受験した時は薬学部は4年制のみで、ELLEさんと同じようにどちらかというと化学系の研究がしたかったので、理学部化学科・工学部応用化学科を併願して受験しました。
私の場合は成績がそんなに良くなかったので(苦笑)、倍率が高い薬学部のみの受験はかなり不安だったから、というのもありますが
化学科と併願する人は結構多かったですよ。
いいな、と思う理学部化学科の大学があれば、1つくらい受けてみても良いのではないでしょうか。
理学部化学科で、薬の研究をしている研究室も結構ありますし。

ちなみに、化粧品の「企画」は化学系の研究者が行う訳ではないみたいですよ(会社に依るかもしれませんが)。
化粧品会社で化学系の研究職に従事している知人によりますと、
「基本的に研究員は商品開発部の要望(こういう色のメイク製品を作りたい、など)を具現化するのが仕事」なんだそうです。
逆(こういう技術があるんだけど、商品に応用できないだろうか、というアプローチ)もあるにはあるらしいですが。
商品開発部は女性ばかりですが、研究はそうではなく、
職人気質の人が多いとのことです。
お礼日時:

2011.09.19

 お返事が遅くなりすみません<(_ _)>ご回答ありがとうございます。
 6年制を卒業された方の進路を見てからでないと、まだ将来を決めるのは難しいですね…。
 企画部はイメージ担当で、開発部は具現化担当なんですね。もしかすると私がやりたいのはイメージの方かもしれません。理系ましてや薬学部で無くても出来る仕事かもしれませんが…。でも薬剤師も捨てきれないので、大学(無事受かったら^_^;)で将来をよく考えます。

こんにちは。

『薬学部を視野に入れた理由は漢方薬と薬剤師に興味があるからです』
このフレーズに惹かれ思わずコメントさせていただきました。
なぜなら私も高校生の頃に漢方薬と薬剤師に興味があったからです。
そして現在、漢方薬を用いた研究を行っているからです。

さて、私は6年制薬学部の一期生です。
私の大学では3年次後期より研究室に配属され、薬剤師免許取得のための授業を受けながら研究をしています。
そのため、研究志向の学生も多く、実際に研究者として働くことが決定した友人もいます。

ELLEさんのように目標がある方であれば、研究設備が整っている理・農・薬学のいずれの学部に進学しても努力次第で研究職になれると思います(厳しい競争はありますが)。
薬学部6年卒では学士、4年+2年卒では修士というように同じ6年間でも扱いは違いますが。
仮に薬学部への進学を希望されるようでしたら『研究室での学部学生の研究が盛ん』かどうかをしっかりと調べることをオススメします。大学によっては研究にかける時間が少ない場合もありますので・・・
理学部と農学部については詳しくわかりませんが、薬学部の特徴だと感じる点について述べさせてください。
①生体・薬の作用・疾患について早い時期から授業がある。実務実習がある。

少なくとも薬学部では体の機能や薬の作用を早い段階で学ぶことができます。
また、5年次の実務実習が半年間あるため実際に使用される場面なども目にすることができます。
薬に関してだけ言えば、授業で各疾患とその治療法について学ぶようになり、実習で使用場面や使用上の問題点等を目にするので薬一つにしても見方に多様性を持つことが出来ます。
化粧品に関して簡単に言えば、「良いファンデーションを作ろう」→「肌が敏感な人でも問題なく使えるファンデーションを作ろう」という感じです。
②漢方薬についての授業がある。

大学によっては東洋医学の先生による授業や漢方薬を構成している個々の生薬について学ぶ実習もあります。

③様々な系の実験を一年次より行う。

化学・生物・物理をはじめ、薬理(薬の作用)、合成(実際に薬の成分をつくる)、動態(薬が体でどのように変化するのか)など多くの実験を経験することができます。


大きく3つに分けてみましたがいかがでしょうか?
私は研究室に入るまではドキドキワクワクだったのですが、実際入って実験をするようになり土日も学校に行く日があったり、朝早くて夜も遅い日などもたまにあり「覚悟が足りなかった」と少し後悔したこともありました(笑)

一番したいことは何か。
そのためには何が必要か。
その必要なものがそろうところはどこか。

ゆっくり考えてみてください。
決まったら、ひたすらがんばって夢を掴んでくださいね♪
お礼日時:

2011.09.19

 お返事が遅くなりすみません<(_ _)>ご回答ありがとうございます。
 私の大学選びは割と偏差値重視で、その次に校風、研究室…といった感じでしたので、とても参考になりました。大学の資料などで研究設備等をよく比較してみます。
 以前は化粧品の仕事にしか目がいっていなかったのですが、今は漢方や薬膳の本を読むうちに漢方への興味がますますわいているところです。良い意味で揺れ動いている状態なので、大学(無事合格したら^_^;)で本当にやりたいことを考えようと思います。

ELLEさん、こんにちわ。

もう将来の事は決められたでしょうか?
私の友人に私立の薬学を卒業した人がいますが(当時は4年制でした)、研究室配属が3年で研究をするのはほぼ3年のうちで4年になると研究はせずほぼ国家試験を通るための勉強で、4年生は研究室に来ていないと聞きました。
すべての大学でそうだとは思いませんが、薬学部に入って6年制に行ってしまうと薬剤師になる方向に特化してしまうので、ELLEさんの望む化粧品メーカーは難しいのではないかと感じました。

私自身は化学なのですが、大学の同級生が「肌に優しい化粧品を作りたい」ということで、マスターをとり、化粧品部門を持つ企業に無事就職しました。
また企業の研究職は、少なからずコネというか、その大学出身者にELLEさんの行きたいと思えるような企業の出身者の方がいると、プラスになると思いますよ。
がんばってくださいね!
お礼日時:

2012.03.07

お礼が遅くなって申し訳ありません。回答ありがとうございました。
受験結果は、1校合格をいただけましたが 色々理由があって、
現在は 進学するか浪人するか でとても悩んでいます。
それについても質問を投稿したので もしよろしければ相談に乗っていただけるとありがたいです。

関連Q&A

新着記事

アクセスランキング