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*リップクリームやスキンケア商品の処方を考えています!

「メンソレータム」などのリップクリームや、「肌研(ハダラボ)」などのスキンケア商品の研究開発をしています。
さまざまな素材を組み合わせて最適な処方を考える仕事です。最近では、「エピステーム」というブランドのリップエッセンスを担当。
自分で一から処方を担当した思い入れのある商品なのですが、「VOGUEビューティ・アワード2013」で賞をいただくことができました。うれしかったです。

*自分がつくったものが世の中に出る仕事はやりがいがあります!

私は処方を考えているときがいちばん楽しいです。
自分がどう組み合わせるかで、製品の使用感や安定性ががらりと変わります。
ラボでの試作だけでなく、大量生産する製造ラインでもうまくいくよう考えるのが最大の難関ですが、自分が試行錯誤してつくったものが世の中に出る仕事は、とてもやりがいがあります。

*人の役に立てる薬の仕事がしたい!

数学と生物が好きだった私は、迷いなく理系進学を考えました。
自分の成績と関心のある分野とを照らし合わせて狙っていたのは、理学部。でもセンター試験の直前に「理学部を卒業したあと、私は何になりたいんだ?」と大学の先のことを考えたんです。
そして「人の役に立てる薬の仕事がしたい!」と思い、急遽、薬学部へ方向転換。結果、一浪しましたが、あのときに将来のことを考えてよかったです。大学で学ぶことは想像以上に専門的です。
できれば目の前の興味だけでなく、先々のことも考えて選ぶといいと思います。卒業時に取れる資格も学部・学科によってかなり異なりますしね。

*広く多くの人の役に立てるのが魅力!

製薬会社の仕事は、身近な人だけでなく広く多くの人の役に立てるのが魅力だと思います。
今後は、自分で企画発案から考えカタチにしてみたいです。「まだ世の中にないようなものを生み出したい!」と思っています。
(文=峯田亜季 写真=吉見幸夫)