記事イメージ_03

記事イメージ_06

 

*売り場で手にとってもらえるようなものをつくっています。

シャンプーやボディソープのボトルやシールなど、
パッケージ開発を担当しています。
デザイナーが考えてくれたきれいなデザインに消費者目線を加えて、
使いやすく実用的な製品に落とし込んでいきます。
マーケティングを始めとするいろいろな部署とコミュニケーションをとりながら、
売場で手にとってもらえるようなものを
つくっていきます。
製品化するため海外の企業とやり取りしますが、
開発段階で海外に出向いたり、現地の工場で品質チェックするのも大切な仕事です。

*「身近な人に届くものをつくる仕事がしたい!」

学生時代は有機合成化学を専攻。
将来的な創薬の可能性を探りながら、
パラジウムやイリジウムを使った新しい反応を研究していました。
その内容が面白かったので、大学院でも同じ研究を続けましたが、
3時間睡眠のハードな日々。
実験の結果、自分の仮説が証明できたときは楽しいですが、
そこに至るまでの地道さや、
人と話さずひたすら化合物と向きあう日々はつらくもありました。
「自分には研究より人と関わる仕事のほうが合っている。
身近な人に届くものをつくる仕事がしたい!」
と今の仕事に就きました。

*異文化を理解しながら仕事を進めていくのが外資系ならではの面白さ

上司はタイ人の男性で、
やり取りは英語です。
お互いの文化を理解しながら仕事を進めていくのが外資系ならではの面白さ。
弊社はチームワークを大切にする会社で、
自分の意見を受け入れてくれる懐の深さに
魅力を感じています。
私は大学時代に留学を経験しましたが、
外資系はそんなバックグラウンドがなくても飛び込んできてほしい世界です。
英語は伝えるための手段。
伝えたいことや思いがあれば基礎的な英語力しかなくても何とかなります。
将来はひとつの製品の研究開発担当を統括するリーダーを目指しています。
そのために、いろいろな部署の仕事にも視野を広げているところです。
 
 
(文=十倉和美 写真=神谷美寛)