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●理系に興味を持ったきっかけは?

Xファイル(笑い)。
私はあまり意識していませんでしたが、母に聞くと、そうじゃないのって。
それは中学生のときです。
何か研究というものだったり、主人公の女性捜査官が医学博士というのだったり。
小学生のときはなんとなく医学博士があるんだなあって思っていただけです。
なんとなく理系とか研究という言葉が気になってきたのは、中学生になってからです。
Xファイルは例現象とか、オカルト系でしたが、それをサイエンティフィックに解決していくって。
当時はFBIだとか言われていたんですけどね。
あと父が大学病院で放射線技士として働いていたので、結構、病院が近い存在だった。
よく病院には出入りしていました。そんなに小さいときから病院は近い存在でした。
妹は看護士で、弟はここで大学生をしています。よく大学で会いますよ。
学部は違うのですが、私の知り合いの先生に教えてもらっています。
年が離れているので。妹は本人いわく、頭がよくなかったので、看護の専門学校にいきました。
なんだかんだ健康とかをサポートする仕事についていますね。
私の場合はよく冗談で父に医学博士を獲れと言われてしました。医学部にも行きたかったのですが、
それほど頭がよくなくて。
でもお医者さんの仕事というのは、医者だけじゃできなくて、
必ず基礎ありきの病院でも治療だったり、仕事だったり、いろいろあるんです。
だからお医者さんじゃなくても、
工学的なことから医療に関われないかなと思って、ここを受験したんです。

●普段の仕事は? お医者さんじゃないのに、どうやって糖尿病の研究をしているの?

私の場合は、主に培養細胞
マウスの糖尿病のモデル細胞というのがあるんですけど、
それを使って、例えば炎症が起きるために必要な分子があって、それを加えてやって何が起きるか、
というのを顕微鏡で見たり、あとはもうちょっと動物に応用して、例えばマウスやラットを使って、
何かを投与したら、ある数値が上がったとか下がったとか、これを投与したら炎症を抑えられるとか。
いろいろ加えて、人間と同じような状況を作ってやって何が起きるのかを研究しています。

●今の仕事に就いたきっかけは?

今年の4月から助教ですね。
去年の1月に、いちおう日本の産婦人科で出産前の検査をしようと思って、
日本に帰ってきたんです。その時に私の恩師が山梨大学にいるのですが、
山梨大学に新学部ができるから、新しい教員を募集していると。
それで応募してみたら、と言われたんです。実際、スウェーデンの大学で研究していたのですが、
ポストドクの契約は2年間だったので、去年の秋以降は、これからどうしよかと思っていたときに、
ちょうど新しい学部の話を聞いて、応募したら、見事に採用になりました。
本当に私はタイミング、タイミングで、たまたまたまたま。
スウェーデンに行くことになったのも、
前にお世話になった教授の友人がスウェーデンでラボをやっているから、行ってみる?
ということがあって行くことができて、また2年経って、帰ってくるときに、
母校で新しい学部ができて、母校で働くことができた。
大学の教員というのは募集のタイミングがないし、最近は正規雇用というのがあまりないんです。
正規雇用のタイミングというのはあまりないんです。それがたまたまあった。ラッキーでした。
ちょうど5月生まれなんですが、1年間弱ぐらいは子供にしっかりと面倒みることができました。
研究職につけたのは、タイミングが重要ですね。
それで今のラボの准教授の先生の研究テーマも糖尿病だったんです。
准教授の先生が決まって、その先生の研究テーマに沿った助教をつけないといけないんですが、
やっぱりたくさん応募が殺到するんです。大学の先生の場合は。わからないですけど、他の大学は300倍とかでした。

●研究職の面白さは?

研究に固執していたわけではないんです。でも研究は向いていたと思います。
多分、まあ第一に学ぶのが好きとか、新しいことに知りたいんじゃなくて、
しっかり勉強したいと。
なぜかというと、
研究というのは自分の研究しているテーマだけで終わらなくて、
新しいこともついばんでいく必要になる。
幅広く知ると、研究も幅広いものになっていくんです。
新しいことを勉強をするのを楽しめる人が研究に向いていると思います。
逆に、ひとつのことをガッと研究するのも向いているのかもしれないけど、
私の場合は本当に幅広く知りたいということですね。

●受験勉強のコツ&推薦をとれる秘訣

苦手科目は、数学は問題をたくさんやるのと、模試は振り返りをやる。
友だちに模試だけを集めると、立派な参考書になると言っていましたけど、
何回もはやりませんでしたが、1回は自分ができないことを振り返っていましたね。
特に数学は道筋を立てていけば、必ず理論的につじつまが合ってくる。
だから途中式はどんなに細かくても必ず書く。すっ飛ばさないで、
道筋立ててやれば、自分がどこがわからないかもわかりますからね。
それで克服できたと思いますね。
私は推薦なんですよ。
いちおうセンターも受けましたけど、最初からそういう手がわるなら、もらわない手はないと。
2年生の後半ぐらいからかな。受験を意識しただしたときに、
志望校を選んでいくと、指定校推薦があったりとか、一般推薦があるとか聞いて、
山梨大学の自分の行きたいところにも推薦があると知って、これはもらわない手はないと。
推薦をもらうには清く正しく(笑)。すごく真面目でしたよ。
成績は置いておいて、
生活面は優秀なほうだったと思います。
自分で言うのもなんですが、真面目に勉強して、部活も卓球部と音楽部をふたつ掛け持ちして。
なんか目立つというのはあったかも。
あとは本はいっぱい読んで、それも大きかったと思います。
休み時間は本を読んだりして、
あとはピアノをやっていたので、音楽部の顧問の先生が、ピアノをやってほしいと言われて、
音楽部も掛け持ちした。なんか目立つ特技があったらいいかもしれませんね。
文=川原田剛/写真=井上孝明


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