※前編はこちらから→https://www.rikejo.jp/article/24015

「休憩時間」はめちゃめちゃ長いよ!

私はセンター試験当日、二つのことに困惑しました。一つは、この会場の雰囲気がいつもと違うこと。そして、もう一つは、休憩時間がめちゃくちゃ長いことです。

学校や塾で受ける模試は、本番では2日間に分けて行われる試験内容を1日にぎゅっと詰め込んでやってしまうので、休憩時間は10分とか、それくらいのことが多いと思います。なので、模試の休憩時間にできることといえば、
・トイレに行く
・糖分補給
・友達と話す
・教室の外の空気を吸う
といったことののうち、二つくらいではないでしょうか。下手するとトイレに行っただけで休憩時間終わっちゃった!みたいなことになりかねませんよね。

しかし、試験本番の休憩時間はずっと長いのです。なんと、基本40分、昼休みは驚きの1時間20分でした(私のときは。自分の試験のスケジュールはしっかり確認してね!)。

受験生だった私は「そんなに長いのかあ〜」という気分で試験会場に向かいましたが、実際にその40分を過ごしてみると……めちゃくちゃ長いです!

これだけの時間があると、先ほど挙げたような休み時間の過ごし方に加えて、
・仮眠
・勉強する
・外の空気を吸うために建物の外に行く
・軽く散歩する
・音楽を聴く
など、いろいろできることが増えてきます。

その中で私が実際にやったのは、
・糖分補給
・トイレに行く
・外の空気を吸うために建物の外に行く
・友達と話す
・勉強する
の5つ。ここでは、優先順位が高いと考えていた順に並べてみました。

休み時間には頑張りすぎないほうがいいかも?

この5つを大きく分類すると、「糖分補給」「気分転換」「気持ちの切り替え」の3種類に分けられそうですね。

私は、糖分補給が最も大切なことだと思っています。それは実は、センター本番で、思った以上に脳がエネルギーを使っていると、1日目の1教科目が終わった時点で感じたからです。チョコレートや飴などで糖分を摂取しないと、次の教科で脳がエネルギー切れになって動かなくなってしまうかもしれないので、積極的に糖分補給はしたほうがいいと思います。

個人的には、1科目の試験が終わった直後と、次の科目の試験直前の2回、糖分補給することをお勧めします(時間差を設けることで、より長く脳にエネルギーを供給できるのではないかという気がするから。科学的根拠はありません)。

休憩時間に入ったら、次の教科に向けての確認が大切だ!と思う人もいるかもしれませんが、休憩時間に勉強を頑張りすぎてしまうと脳も心も体も疲れてしまうことに気をつけてください。休憩時間にめちゃくちゃ勉強を頑張って、試験中に息切れしてしまうくらいなら、休憩時間はまったく勉強せずに息抜きにいそしんで、脳も心もリセットした状態で試験に臨む方がマシなのでは、と私は思います。

そういうわけで、私は次の教科の勉強よりも気分転換を優先していました。主な気分転換方法は「外に出ること」でしたが、その時には必ず糖分補給用のチョコレートや飴を何個かと自作の要点まとめノート的なものを持って行っていました。

しかし、要点まとめノートを持って外に行くからといって、別に外で勉強していたわけではありません。今日まで頑張ってきたんだ!という証のようなものとして、自分を安心させるために意味もなく持ち歩いていました。

そして、頭がすっきりして心も軽くなってきたあたりで教室に戻り、外に持って行っていた要点ノートをパラパラめくることで次の教科に向けて気持ちを少しずつ切り替えていくようにしていました。止まっているところからいきなり走り始めるよりは、ストレッチをしてから走り始めるほうがいいというのと同じような感じです。

仮眠を取るなら「寝すぎない」でね!

長々と書いてしまいましたが、以上が私の休憩時間の過ごし方です。
自己流なので、必ずしも科学的根拠があるわけではないのですが、センター試験2日間を乗り切り、自分の中では過去最高点を取ることができました(イエイ)。

他にもネットを見ると、長い休憩時間を生かして、10〜15分の仮眠をするのが非常に良いと書かれている記事も見かけます。私自身は、仮眠をすると、どんなに時間が短くてもしばらくぼーっとしてしまうので、受験当日に仮眠はしませんでしたが、仮眠すると頭がすっきりするタイプだという人は仮眠もありだと思います。

ただし、30分以上眠ると脳がお休みモードに入ってしまうようなので、注意してね!

さて、以上で試験前&当日の過ごし方についてはおしまいです。軽くでいいので、これからの生活や試験当日のことをシミュレーションしてみると、本番で実力をしっかり出せるかもしれません。

まずは、なによりも体に気をつけて、態勢を整えて受験期に臨んでくださいね!