数学 · 情報女子部 活動レポート

10月14日に、(株)エンパブリックの根津スタジオにて、数学情報女子が集まる会を開催しました。今回は数学情報女子2名と数学検定のTさんが参加してくださいました。Rikejo制作側も合わせて7人という少人数だからこそ、密な時間を過ごせました。
 
自己紹介の時間では、数学に対する考え・想いを存分に話していただきました。みんなそれぞれ「好きになるきっかけ」があったようで、大いに語っていただきました。じっくり考えるのが好き、解けた時の感動、さまざまなきっかけで数学に関して行為を寄せるようになったようです。
 
フラクタル図形の美しさを語り合い
子どもの誕生日が素数なんですという発言に「いいですね~」と共感し
四次元立体の動画をみて感動し
数学者の伝記がないといって怒り
お勧め本を披露しあって、あ、あれよかったですよねとまた共感し、
東京の重心が国分寺であることに萌える
理科の資料集はあるのに、数学の資料集がないのは問題と議論し、、、
こんなことが共有できるのは、数学・情報女子カフェだからこそ。
(やや、このあたりから、文系男子のRikejoスタッフチームは引き気味に、、。)
 
和やかな雰囲気になったところで、ミニワークショップとして「不可能立体作る」に挑戦しました。不可能図形の大まかな説明をしていくなかで、「不可能物体が実際に作れると発見したのはコンピュータ」という話は初耳の方が多かったようです。かの有名な難題「四色問題」を証明したのもコンピュータだったのですよね。まずは配布された型紙を切って作る作業。みなさん、夢中になって切っていました。子どもに戻ったかのようなわくわくした気持ちで工作を! 実際に体験するってやっぱり楽しいですね。
 

完成した立体は、特に何の変哲もないただの物体。しかし、角度を変えて見てみると…ペンローズの三角形に!ペンローズの三角形、実は目の錯覚によって出来る図形なのです。
 
この錯覚によって不可能立体が出来たことに感動して思わず写真を撮る様子も。

工作でテンションが上がったあとは、少し真面目なディスカッションへ。
今後、みんなに喜んでもらえる企画を作るという目的で、なぜ、数学が嫌われているのか?どうしたら好きになってもらえるのか? どんなことが今求められているのかについて話し合いました。
 
 
今後の数学情報女子部の活動にも役立ちそうな話題がたくさんありました。数学に対する意識改革が必要だということがわかりました。そのためには、「勉強するだけの数学」ではなく「感動する数学・面白い数学」を伝えていった方がいいということも明らかに。
これからも数学情報女子部は活動していきたいと思います。
 
まだまだ部員募集中です。
数学、情報にご興味のある皆様、ぜひ、仲間になってください。
 
事務局までご連絡ください
→ rikejo@empublic.jp (Rikejoプロジェクト 事務局 矢部)