img1

img2

 
 
 

*専門的な知識が身につく理系を選択

中学生のときにMRI撮影診断を受け、あまりにきれいに体の中を撮影する技術に魅了されたのが、この仕事を選ぶきっかけでした。
 
それまではドイツ文化に興味があり、翻訳の仕事などを考えていましたが、それでは将来的に自立するのは難しいのかとも思い、専門的な知識が身につく理系を選びました
 
また、子どものころから父と電子工作をしたり、お願いして買ってもらったパソコンでプログラミングの楽しさを体験していたので、もともと理系に向いていたのかもしれません(笑)。
 
 
 

*X線装置、CTやMRIで体の断層画像を撮るための開発をしています

入社以来、CT装置などの画像診断機器の電源部分の開発に携わってきました。パワーエレクトロニクスと呼ばれる分野で、きれいな画像を得るためには高電圧が必要ですが、その電圧・電流をコントロールするためのX線高電圧装置を開発しています。
 
開発中はパワー半導体と呼ばれるスイッチング素子を使用し、何度も試行錯誤を繰り返します。開発中に不具合が起き、「バンッ!」と非常に大きな音を立てて破損することがありますが、これだけは何度聞いても慣れることはありません(笑)。
 
それだけに、問題を解消し製品となった医療機器が世に出るとものすごく達成感があります。
 
 
 

*女性の少ない現場で限界を感じ、気持ちをリセットするため青年海外協力隊に参加

私は高専で専門知識を学び、その後、医療機器の開発をしてきましたが、女性の少ない現場で限界を感じ、一度は気持ちをリセットするために青年海外協力隊に参加しました
 
でも、そこで女性や外国人という意識を捨て、とにかく自分らしく生きること、そして人のために役立ちたいという思いが大きく膨れ上がりました。
 
それで再び医療機器の世界に戻ってきました。みなさんも理系に進む途中で女性であることを壁に感じることがあるかもしれません。でも、それを壁と感じるか、チャンスだと思うかは自分次第。ですから、自分に自信を持って突き進んでください。
 

140731yk0030

 
 
( icon-pencil =倉田モトキ  icon-camera =神谷美寛)