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Q:なぜ食品安全工学科に入ったのですか?

もともと食べることが大好きで、食品に関係することを学びたいと思っていました。
なかでもここを選んだのは、食にまつわる幅広い分野について学べるから。
食の安全性と機能性の研究はもちろん、
環境に配慮した衛生管理システムや、
健康に役立つ機能性食品素材の開発など、
幅広い研究が行われていることに魅力を感じました。

Q:現在、どんな研究をしていますか?

酢を作る菌である酢酸菌について研究しています。
酢酸菌は発酵を行うことで酢を作り出しますが、
その際、発酵熱が発生し、高温状態になります。
しかし高温状態では発酵できなくなるため、熱を下げなければならず、冷却コストがかかるのです。
このような問題点を解決するため、
高温耐性をもった株を分離しようとしています。

Q:印象深かった授業について教えてください。

1年次に学んだ、全学科共通科目の「里山の環境学」が印象的でした。
里山の環境を保全するために必要なことや、
里山の再生に求められるものを掘り下げるため、大学の近くの山でフィールドワークを実施。
山に生えている竹の種類や野生の鳥について学んだり、
草を刈って道の整備をしたり、
とてもアクティブに、楽しく学べました。
自然に囲まれたキャンパスならではの授業だと思います。
3年次の共通科目だった「インターンシップ」での経験も大きかったです。
事前授業を踏まえながら、夏休み中に職場へ赴き、業務を直接体験したのですが、
目指していた食品関係の企業だったので、その後の就職活動の指針にもなりました。
現場では、業務内容の理解を深めるとともに、
仕事に取り組む姿勢や人間関係なども学べ、
職業意識が高まったと思います。

Q:卒業後の進路について教えてください。

学ぶうちに、おいしいものができるまでの製造ラインと、
品質と安全性を維持するための品質管理に興味を持ち出し、
その両方ができる企業をメインに、就職活動をしていました。
学んだことや手厚いサポートなどのおかげで、
なかでも特に志望していた
お菓子メーカーへの就職が決まっています。
面接では、大学ではここでしか取れない
「HACCP管理者」の資格を持っていることもアピールしました。
HACCPは、食品製造の最も有効な衛生管理法として、
世界的に知られているシステムで、行うためにはHACCP 管理者が必要ですが、
この学科では、所定科目を履修し、
プランを作成するワークショップなどをクリアすれば、認定資格が得られます。
食の安全に関する高度な知識を
有していることの証明にもなるので、
取得しておいて良かったです。
卒業後は、これまで学んだことを活かしつつ、
実務で吸収して、多くの人たちに、おいしくて安全安心なものを届けたいです。