グロービス経営大学院マーケティング入門セミナー　～モノが売れるメカニズムを探る～

まずは、マーケティングの意味を理解するということで、女子に馴染み深いシャンプーの事例をベースに、コンセプト、ポジショニング、ターゲッティングについて説明していただきました。具体的な製品名が出てくることで、皆さん納得した模様。
また、新しい製品開発プロセスについての考え方を学ぶため、サントリーの「DAKARA」を参考に、ご説明いただきました。スポーツドリンクの市場について、単にスポーツをするときに飲む以外の「スポーツドリンク」+　老廃物排出といった新しい発想がヒット商品につながったという説明に皆さん興味深々です。このように、実際に知っている製品をベースにご説明いただき、考えていくと、理解が深まりますし、商品に対する見方も変わってきます。
ここまでの話をもとに、本日の課題である、いよいよヘルシア緑茶についての製品環境について分析し、成功要因をターゲティング、ポジショニングで考えていくというワークとなりました。
各グループでのディスカッションも盛り上がり、各人がヘルシアのコンセプト軸などを検討していきます。なかなかの論理力でディスカッションしまとめていくのはさすがのリケジョ。ヘルシアのターゲットも単なる太った人だけでなく、さらに詳細に、めんどくさがり屋で罪悪感の持っている人など設定もできてきています。

こうしたワークの取り組みに対して、先生からも、普段の社会人対象の授業と劣らない成果がでているというお褒めのことばが。ある意味感性も大事にされるマーケディングの分野は女性が向いているそうです。
全体の講座を通じて、村尾さんの明確な授業と、するどい突っ込みに、どんどん考えて「参加」することができたように思います。
最後に、キャリアに関する講師や活動もされている村尾さんからメッセージがありました。
理系の人はスペシャリストとして活躍するとは思うが、そこからさらに、チームをマネジメントするというスキルも大事で、ゼネラルマネジメントとして活躍できるかをちゃんと若いうちから考える必要があるアドバイスが。