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*東京オリンピックの選手村を計画しています!

2020年、東京オリンピック・パラリンピックの
開催が決まりました!
私は東京都スポーツ振興局オリンピック・パラリンピック大会準備部に所属し、
会場づくりの仕事をしています。
私の担当は選手村。
“ベイゾーン”と呼ばれる臨海エリアにある晴海ふ頭に、
新たに選手村をつくっていきます。

*オリンピックは官民一体で作り上げます!

国際オリンピック委員会(IOC)からは、
選手村として選手のベッド数や施設の規模などを細かく条件が挙げられています。
選手村としての利用期間は、
オリンピック・パラリンピック合わせてわずか2カ月ほどなので、
条件を満たしつつ、その後も有効活用できる施設にすることが重要です。
過去の開催都市では大会終了後、
施設のほとんどを国や地方自治体の公営住宅などにしてきましたが、
今回の東京大会は民間事業者の活用を
前提に計画しています。
官民一体となって取り組む新たな挑戦です。
7年後とはいえ時間的にはかなり厳しく、
スケジュールとの戦いで、現場はすでに大忙しです(笑)。

*都市計画やまりづくりに関わりたかった事がスタート。

私はもともと数学や物理が得意でしたが、
社会系にも興味があり、東工大の社会工学科を知り
「まさにこれ!」と思いました。
都市計画やまちづくりに関わりたかったので、
早く現場に出たくて大学院には進まず、建築職として都庁へ就職。
入庁以来、区画整理事業を担当していたのですが、
2年ほど前にスポーツ振興局招致推進部へ異動しました。
招致への準備は本当に大変でしたが、開催が決まった瞬間、苦労も吹き飛びました。

*世界中の選手に喜んでもらえる選手村を。

今回の招致活動を通じて、世界が
「日本なら大丈夫、裏切らない」
という強い信頼感を持ってくれていることを感じました。
みんなで一丸となって素敵な東京オリンピック・パラリンピックにしたいですね!
私は、大会後も愛され続けるまちづくりを忘れずに、
世界中の選手に喜んでもらえる選手村をつくるべく、がんばります。
 
 
(文=峯田亜季 写真=金澤智康)