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*広告会社で空間づくりの仕事をしています

広告会社は、企業や官公庁と一緒に、
商品のPRをしたり啓発活動をしたりするのが仕事で、
いわば経済を活性化させる業種です。
 
広告会社の仕事は幅広く、入社直後は営業も経験しました。
今は、企業発信のカフェなどの空間づくりをしています。
日常的な経験の中で商品や
ブランドポリシーをどうやって伝えるのか、
建築学科で学んだことを活かして、
お客様の体験をデザインしています。
 
 

*「チーム・マイナス6%」の取り組みを知って

同級生の多くが建築会社や設計事務所に就職するなか、
私が広告会社を選んだきっかけは、
会社説明会で博報堂の温暖化防止の
国民運動「チーム・マイナス6%」の取り組みを知ったからでした。
 
 
ちょうど修士論文で地球温暖化により危機を迎えていたツバル共和国を取り上げていた私にとって、
CO2の問題を言葉で解決しようとしていることが、とても新鮮でした。
それと、私は建築についてカタチではなく、
なぜその場所が必要なのか、
そこで何が起こるのか、
その空間で人はどういう気持ちになるのか、
ということに興味があったので、人の動きに着目する広告会社に面白みを感じました。
 
 

*自分に合った大学生活を

実は父も建築関係で、母も理系出身。私は理系文系どちらも好きで美術系も好きだったので、
建築の意匠を学べる学科に絞り、国公立大学をリサーチしました。
 
大阪大学は構造系が強いらしい、東京大学は2年の後半から専科になる、
京都大学は1年目から実践的なカリキュラムが多い……などがわかり、
私はどっぷり意匠の勉強をしたかったので、京都大学へ。
 
 
予想どおり1年生のうちから模型づくりや設計の授業が満載でした。
同じ専攻でも、大学によって特徴がありますから、みなさんもいろいろ調べて、
ぜひ自分にあった大学生活を手に入れてくださいね。
 
 
(文=峯田亜季 写真=神谷美寛)