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*紙を抄造する機械の管理を担当しています

レンゴーは日本で最初に段ボール事業を行った会社です。現在は段ボールのみならず、板紙や包装、紙器などの素材製造からパッケージにいたるまで、紙に関するさまざまな製品を一貫してつくっています。
私は紙管原紙を抄造する機械の管理を担当し、1日平均90トンの紙の製造がトラブルなく円滑に進むように、マシンの具合や生産スケジュールをチェックしています。ちなみに紙管とは紙でできた筒のこと。食品用ラップの芯や卒業証書を入れる筒などを想像してもらうとわかりやすいかもしれません。
その用途はクライアントによって異なり、求められる強度や厚みも変わってきます。
そのため、毎回違った原紙をつくることになり、毎日飽きることがありませんね(笑)。

*体を動かしてモノづくりや実験をすることが好き

レンゴーのことは、就職活動中の合同セミナーで初めて知りました。
昔から机に向かって研究をするよりも、実際に体を動かしてモノづくりや実験をするほうが好きでしたので、「向いているかも!」と思ったんです。
また、段ボールや紙は私たちの身近にあるもの。それを扱う仕事に興味を持ったというのもあります。
しかも今扱っている機械は、大学で学んだ流体力学や材料力学がそのまま活かされているんです。その意味でも、セミナーでの出会いはまさに運命的だったと感じています(笑)。

*環境にやさしい紙づくりを目指します!

現在はおかげさまで大きなトラブルもなく、長い期間、安定操業が続いています。
これからもこの現状を保ちつつ、今以上に効率よく環境に優しい紙づくりができるようがんばっていきたいですね。
(文=倉田モトキ 写真=神谷美寛)