【日本初上陸!舞台】ニコール・キッドマンがウエストエンドで主演、大好評を博した作品を板谷由夏が熱演![PR]

  取材レポート2018.04.11

DNA二重らせん構造の発見に大きく貢献した、女性科学者ロザリンド・フランクリンの生涯を描いた舞台『PHOTOGRAPH51』がついに開幕。そこでRikejoでは本番前に行われた公開ゲネプロ(※「ゲネプロ」とは、初日公演間近に本番同様に舞台上で行う最終リハーサル、通し稽古のこと)を理系女子学生団体リケチェン!のメンバーと観劇。舞台の見どころをお伝えするとともに、リケジョの視点から見た作品の魅力を紹介します!


4U4A7548 【日本初上陸!舞台】ニコール・キッドマンがウエストエンドで主演、大好評を博した作品を板谷由夏が熱演![PR]
左:板谷由夏演じるロザリンド・フランクリン/右:神尾佑演じるモーリス・ウィルキンズ

 
 

物語の舞台となっているのは1950年代のイギリス。板谷由夏さん演じるロザリンドが、研究のためにキングス・カレッジにやってきたところからストーリーは始まる。冒頭では幼い頃に父親から研究者になることを反対されるエピソードが挟まれ、また博士として加わった新しい研究室“キングス・カレッジ”でも、同僚のウィルキンズ(神尾佑)から助手になるよう提言される。さらには、仲間が集まって食事をする上席研究員室は男性限定であるため入室を拒否されるなど、さりげない言動のひとつひとつに女性科学者に対する軽視した姿がみられ、女性差別の多かった当時の時代性をつぶさに表現していた

 


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左:板谷由夏演じるロザリンド・フランクリン/右:矢崎広演じるレイ・ゴスリング

 

一方、ラボでは何かと衝突を繰り返すロザリンドとウィルキンズだったが、2人の中にある思いは同じで、それは研究の成功のみだ。しかし、周囲と協力しあいながら成果を高めていこうとするウィルキンズに対し、ロザリンドは誰にも邪魔されず、ひとりでラボにこもって研究に没頭することを好む。こうしたスタイルの違いに、思わず共感する人も多いのではないだろうか。ほかにも、普段は真面目すぎるゆえ、周りに鉄のような振る舞いを見せるロザリンドが新発見を前に喜びの感情を露わにしたり、晩年になってからようやく少し歩みを緩め、自分の人生を見つめ直すなど、研究者として、そして一人の女性としての生き方をさまざまな視点で描いているところにもぜひ注目してもらいたい。


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左:中村亀鶴演じるフランシス・クリック/右:宮崎秋人演じるジェームス・ワトソン

 


589A7326 【日本初上陸!舞台】ニコール・キッドマンがウエストエンドで主演、大好評を博した作品を板谷由夏が熱演![PR]
左:橋本淳演じるドン・キャスパー/中央:板谷由夏演じるロザリンド・フランクリン/右:矢崎広演じるレイ・ゴスリング

 

ノーベル賞に名を残すことはなかったものの、その後の科学者たちに多大な影響を残したロザリンド。彼女の思考や研究内容、ポリシーを、重厚な会話劇に乗せて魅せていく90分。まさにリケジョ必見の舞台をお見逃しなく。

 
 

リケチェン!メンバーのコメント

中島深雪さん

ロザリンドさんのことは学生時代に授業で習って知っていました。でも、彼女の功績しか知らず、今回初めて結果にいたるまでの女性研究者としての葛藤など知ることができたので、とても興味深く舞台を見させていただきました。また授業では、彼女は研究に没頭するあまりX線を浴びすぎてしまい、そのことが原因で若くして亡くなったと学んでいました。今回の舞台でも、そうした研究に自分の身を捧げる姿が強く描かれていて、研究者を目指す同じ女性として、改めて強い尊敬を抱きました

 

泉田桐子さん

お名前と研究成果は知っていたのですが、DNAの発見に一人の女性研究者がここまで関わっていたと知り、驚きました。舞台でも描かれているように、当時は女性研究者がなかなか活躍できない時代。でも、ロザリンドさんのような方の努力のおかげで、今ではどんどん女性研究者が増えてきています。ですので、自分たちもそれを継ぐ理系女子として、もっと女性が活躍できる場を増やしていけるように頑張っていきたいなと思いました。

 

迫田由華さん

以前、“かつての理系の分野は、比較的男性の多い社会なので、女性研究者が評価されにくかった”という話を聞いたことがあったのですが、まさにその事実をこの舞台を通して知り、ショックを受けました。ただ、そうした中でも、決して自分の意思を曲げずに、結果を残していったロザリンドさんの姿には尊敬の念を抱かずにはいられません。私も研究職を目指していますので、この作品で描かれていたことを励みに、頑張っていきたいと思います。

 
 

『PHOTOGRAPH51』公演情報

 

2018年4月6日(金)~22日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
 

2018年4月25日(水)・26日(木)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
 

作:アナ・ジーグラ
演出:サラナ・ラパイン
翻訳・ドラマターグ:芦澤いずみ
出演:板谷由夏、神尾佑、矢崎広、宮崎秋人、橋本淳、中村亀鶴
 

チケット料金:8,500円(全席指定・税込) ※未就学児童入場不可 好評発売中!
        25歳以下の方にお得な U-25当日引換券5,000円(税込)
        (25歳以下対象・当日指定席引き換え・要証明書)

 
 

文=倉田基樹 撮影=花井智子
 
協力/理系女子学生団体リケチェン!
   http://rikechen.com/
 
提供/株式会社梅田芸術劇場
   http://www.umegei.com/photograph51/

 
 


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