特許庁で働く先輩リケジョにインタビュー!

  取材レポート2015.07.16

JPO 特許庁で働く先輩リケジョにインタビュー!

 
 

日本に特許制度ができてから2015年でちょうど130年。
日本で初めて特許が認められたのは、堀田瑞松の「堀田式錆止め塗料とその塗法」。(1885年専売特許条例) 以降、日本の目覚ましい近代化・工業化もあり、これまでに登録された特許の件数は、約530万件に上ります。みなさんの身の回りにも生活を豊かにしてくれる知的財産がたくさんあると思います。
 

その日本の知的財産戦略を支援するための施策に取り組んでいるのが特許庁です。
みなさんは、特許庁というと、特許のみを扱い、事務的に登録業務を行うイメージを持っているかもしれませんが、それだけでなく、日本の知財活動を活発化しイノベーションを促進するためのコントロールタワーの役目を担っています。
 

実は、特許庁では、多くのリケジョたちが様々な分野で活躍しているのはご存じですか?特許の審査は、専門的な工学系等の知識が必要なので審査官は全職員が理系出身なんです!
今回は、特許庁で活躍している先輩リケジョ3名に登場してもらい、どうして特許庁で働こうと思ったのか、やりがいは何なのかを聞いてきました!ぜひ読んでみてくださいね。

 
 

光本 美奈子さん
審査第三部 医療 医薬品製剤室長(上級審判官)

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私は、薬に関する特許出願を審査する部屋で、出願が適切に審査されるように他の管理職と共に調整をしています。
 
具体的には、特許出願の処理方針について担当の審査官と話し合ったり、製薬企業の方々と最新の医薬情報について意見交換をしたり、関連部署と連携することで、特許の審査が適切に行われるように管理しています。膨大で時に難解な特許出願の審査を、担当審査官が円滑に心地よく行えるようにサポートすることを目指しています。
 
入庁後、審査はもとより、審査基準に関わる業務やハーバード大学での先端技術留学を通じて、専門性と審査経験の幅を広げてきました。二人の子供を育てながらも、このような仕事を継続して来られたことは、恵まれた職場環境のおかげと思います。
 
特許庁は、科学技術分野の最先端に携わり、社会の発展を先導する貴重な知的財産に関わりをもつ、やりがいのある職場です。社会貢献あり、自己研鑚あり、自分を高められる魅力的な職場です。

 
 
 

角張 亜希子さん
審査第一部調整課審査企画室 課長補佐

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学生時代は、理系に進み、大学では研究に没頭していましたが、理系のバックグラウンドを活かし、もっと幅広く人と関わりたいと思い、卒業後は特許の世界に飛び込みました。
 
特許の世界は、まさにグローバルな世界です。日本企業の海外進出にともない、苦労の末生み出された発明が海外でもちゃんと保護されることが求められています。私は今、日本で生み出された発明を海外でも早期に保護できるようにするための仕組み作りや、海外で発明の保護を担う外国の審査官の育成に取り組んでいます。
 
欧米やアセアン、南米諸国に出張し、各国担当者に対して講演したり意見交換をする機会も多く、この仕事を通じて、世界がぐっと広がった気がします。
 
どこの国に行っても、言語や文化の違いこそあれ、話をする担当者は、私と同様に、理系バックグラウンドを持つ審査官や元審査官という方が多く、審査官の仕事は世界共通だなあと強く実感しています。
 
もっと多くのリケジョの皆さんが特許の世界で活躍してくれることを願っています。

 
 
 

岡村 典子さん
審査第一部 自然資源 審査官補

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現在入庁2年目、審査官の見習いの審査官補をしています。
 
審査の仕事の内容は審査官とほぼ変わりませんが、指導審査官に一対一でついてもらい、指導を受けながら進めています。
学生時代に学んだことを活かしつつも、さらに幅広い技術に触れられるのは楽しいです。責任が重く判断に迷うことも多々ありますが、周りには指導官をはじめ相談にのってくださる方が大勢います。技術のみならず法律、語学等に関する研修も充実していますし、特に新人のうちに手厚くサポートしてもらえることはこの職場の魅力の1つだと思います。
 
また、特許庁には審査以外の仕事も数多くありますし、男女問わず働き方もさまざまです。同じ審査室にはお子さんが小さく時短勤務をしている方もいます。特に女性の先輩が色々な形で活躍していらっしゃることはとても心強いです。
 
先輩方の姿を見ながら、私は将来どのように働くことを目指すか考え中です。まずは一人前の審査官を目指して頑張ります!

 
 

 icon-caret-right 特許庁HP:https://www.jpo.go.jp/indexj.htm

 
 


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