こんにちは!リケジョの春田かすみです。
攻殻機動隊の秘密プロジェクトがあると聞いてやってきました!
攻殻機動隊の大ファンなので、ドキドキ。。。
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そして六本木の泉ガーデンにいったいなにが・・・!!
さっそく、潜入!
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会場をのぞくと、、、
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うおおおおおおお!
なんと、タチコマ!? いや、ロジコマが現れた!!!!
 
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思わず一緒に写真を撮ってしまいました・・・!
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25周年を迎えた攻殻機動隊。
11月12日(水)六本木の泉ガーデンギャラリーにて開催された「NTTドコモ・ベンチャーズDay」にてゲストセッション「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」が開催されていました!
セッションの中で、各専門家の方たちはARやVR、そして脳神経、またロボットとしてのアプローチから様々な角度で議論。実際、攻殻機動隊で見られる、脳神経に直接挿して接続する侵襲型の技術が確立すれば、われわれの学習や知能もその接続だけで済むのではないかと、考えがちですが、やはりそれは現段階では難しく、記憶の読み取りならまだ可能性があるということでした。
侵襲型は開発にも実験体やコストの問題が多く、ウェアラブルの方法でも攻殻機動隊に近づけるのではという話にもなりました。ノイズが多いものの、開発として行いやすく、実際にHMD(ヘッドマウントディスプレイ)をつけて擬似現実を体験させるものもあるというのだ!!
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なかなか、熱い議論が交わされ、話が盛り上がったところで、セッションが終了・・・。
しかし、なんとなんと、我々リケジョのために、パネラーの慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科・稲見昌彦教授が突撃取材をお受けになってくださいました!
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Q.春田:まず始めに、ご自身の研究を始められたきっかけというのは何だったのでしょうか?恐らく、その頃はまだ攻殻機動隊がなかったかと思うので。
A.稲見教授:実は研究室の先輩にまず初めに攻殻機動隊を読んでから勉強しろと言われたんですよね。そこで初めて手にとったのが攻殻機動隊の漫画でした。
春田:そうだったんですね。まだその頃は攻殻機動隊がないと思っていました。
稲見教授:ちょうどその頃は、バーチャルリアリティやAR、立体映像の勉強をしていたころで、1989年がその言葉の元年だったんですよ。実際に攻殻機動隊から得られることは多く、そのアイディアが元となって、先ほどのパネルディスカッションで紹介した光学迷彩もその元となっているんです。
春田:元年だったにも関わらず、攻殻機動隊の作者は相当すでに完成された世界観でストーリーを描いていらっしゃいますよね。
稲見教授:そうですね。相当作りこまれていたので、わたしもきちんと理解するには何回も読み返しました。
春田:攻殻機動隊が世界でも多く認知されているとのことでしたが、実際日本でも人気は高く、このようなイベントも開催されていますが、これからのテクノロジーを担う次世代や、理系の女性への認知は低いと感じています。これについてどうお考えですか。
稲見教授:魔法少女みたいなのだと、子供でも女性でも親しみ易いから、実際にNHKなんかでは魔法少女のアニメを作ろうとして、いまさら感が出ちゃうからリアルなテクノロジーで魔法を紹介しようということで、「電脳コイル」っていうアニメがあります。これが次の子どもたちの攻殻機動隊になり得るのではと思います。10歳の時の自分を思い出して、その時何があればよかったか、っていうのを思い出すと次のテクノロジーに繋がると思います。ぼくなんかは毎日ドラえもんがこないかなこないかなと毎日思いながら引き出しを開けていました。こんな時こういう魔法があったらいいな、っていうのを常に考えると良いかと思います。
春田:なるほど、、、。実はわたしの場合だとそれは5歳とか6歳のころかもしれません。ホウキに乗って、空を飛びたくてジャンプしていたのを思い出します。
稲見教授:あ、女子はもっと大人になるのが早いから、では、そのくらいの年にあったらよかったな、と思う魔法について考えてみてください。そこからテクノロジーが始まります。
また、リケジョに関してですが、リケジョはロールモデルが少ないという悩みをよく聞きます。なので、自身が背中を追いかけるのではなくて、自身の背中を見せられるような人材になって、魔法を作り出すテクノロジーを楽しく研究しているっていうのが一番良いかと思います
 
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短い時間でしたが、攻殻機動隊とリアルの狭間を感じられて、とても楽しかったです!
リアル化プロジェクト、乞うご期待!!

攻殻機動隊 REALIZE PROJECT

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