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夏休みも終わりに近づいた8/23、大阪工業大学大宮キャンパスのオープンキャンパスで「リケジョキャリアワークショップ」が開催されました!
4人の先輩リケジョと、4人の在学生チューターさんによるリケジョチームに協力いただき、中高生と先輩リケジョが交流する楽しい会となりました。
 
【当日のプログラム】

1.先輩リケジョからのキャリアメッセージ

1) 工学部ロボット工学科3年次  羽鳥 綾香さん
2) 大学院工学研究科空間デザイン学専攻博士後期課程1年次 谷口由佳さん
3) 大阪府 泉州農と緑の総合事務所 大石 亜希さん(工学部環境工学科卒)
4) 大阪工業大学工学部空間デザイン学科 准教授 赤井 愛 先生

2.先輩リケジョを囲んでのワークショップ ~先輩リケジョと27歳の私を考えよう

 

1.先輩リケジョからのキャリアメッセージ

4人の先輩リケジョから、自己紹介、大阪工業大学のおススメポイント、中高生へのメッセージをいただきました。
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まず1人目は、工学部ロボット工学科3年次 羽鳥 綾香さんです。
羽鳥さんは、医療福祉ロボットや災害ロボットに興味があり、ロボット工学科を選んだそうです。最近は、国際交流にも強い関心を持っていて、英語オンリーの空間であるLLC(ランゲージラーニングセンター)のスタッフをしながら英語力を磨いています。「やりたいことを実現できる環境があること」が、羽鳥さんが考える大阪工業大学の魅力の一つだそうです。
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続いて、大学院工学研究科空間デザイン学専攻の博士後期課程1年次・谷口由佳さんです。
TVの某リフォーム番組をきっかけに「建築」「デザイン」に興味を持ち、工学部空間デザイン学科に進学。卒業研究では、「子どものための遊び道具」をテーマに選びました。現在は、特に視覚障がい者の方のためのデザインを研究しているそうです。
谷口さんが感じるオススメポイントは、ものづくりのための施設・設備が揃う「モノラボ」。安全講習を受ければ、自分で大型の工作機械を使って金属や木材の切削、加工などができます。図面やイラストを持参して工作を依頼することもできるそうです。
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続いて、工学部環境工学科の卒業生で、現在大阪府職員の大石亜希さんです。
在学中はアオコ(微細藻類)の発生を予測する研究に取り組み、大学院修了後、大阪府庁に入庁しました。
卒業してから実感した大阪工業大学の印象は、「社会に役立つ技術を学べる大学」ということだそうです。とくに環境工学科は、バイオ、エネルギー、リサイクル、環境分析、気象、ものづくりなど、私たちの身近な問題から地球規模の課題まで扱うので幅広い知識が身に付くそうです。大石さんは現在、工場排水を規制・指導する部署で活躍されていますが、業務を通じて、大学で身に付けた知識を生かし、さらに理解を深めていけると感じているそうです。
そんな大石さんからは、「勉強を楽しんでください」というメッセージをいただきました。
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最後は、工学部空間デザイン学科准教授の赤井愛先生です。専門はプロダクトデザインです。赤井先生は、大学院修了後、家電メーカーで照明のデザインを担当されていました。
赤井先生のオススメは、問題解決型の学習(Project Based Learning、Problem Based Learning)。学生自身が主体的に行動し、失敗を経験しながら問題点を発見・分析、解決へと導く力を身に付けられる機会が多いことが大阪工業大学の特長だそうです。
なかでも、ソーラーカーや人力飛行機、ロボット、廃校リノベーション、キャンドルアートなどの多彩なプロジェクトが盛んに活動していて、学部・学科・研究室に関係なく、仲間たちと切磋琢磨できる環境が豊富にあります。さらに、これらの活動で得た経験を自身の就職活動の成功につなげる学生が多い点が他大学にない特長で、このことが「就職に強い大学」と言われている理由の一つなんだそうです。
会場の中高生はメモを取りながら一生懸命先輩リケジョからのメッセージに耳を傾けていました。会場からの質問も出て、なかなかの盛り上がりとなりました。
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2.先輩リケジョを囲んでのワークショップ
~先輩リケジョと27歳の私を考えよう

プレゼンテーションの後は、先輩リケジョと一緒に「27歳の私」を想像しながら、自分へのメッセージを考えました。27歳は参加者たちにとってのほぼ10年後にあたります。目前に迫った受験のことだけでなく、その先のキャリアを考えるきっかけになってほしいと実施しました。
参加者の多くが、「27歳の私」をなかなか想像できないようでしたが、このワークショップが、それぞれの将来の夢を語る場ともなり、先輩リケジョからのアドバイスはもちろん、他校の生徒のお話しできたことも、刺激になったようです。また、先輩リケジョとテーブルを囲んで、色々なお話しをしながら楽しい時間を過ごしていただきました。
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工業大学というと、まだまだ男子のイメージが強いかもしれませんが、今回のイベントを通じて、ステキな先輩リケジョが活躍している大学ということがよくわかりました。
学生主体のプロジェクト活動や英語オンリーの空間、モノラボといった施設設備が充実しているなど、男子女子に関係なく、自分の「やりたい!」を実現できる大学であることもわかっていただけたのではないでしょうか。
この日は、参加された中高生のみなさんとリケジョの夏休みの楽しい一日となりました。
Rikejoチームのみなさん、お疲れ様でした。
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【参加者の声】

・大学に入ってからでも、将来の仕事や進路を変えられることがわかった。大学に入ってからもいろいろ考えて、いい仕事につきたい (高3年生)
・先輩のお話や、参加した高校生などのそれぞれの思いが聞けて、なるほどと思いました。(高校3年生)
・工業系の大学になるとどうしても女子が少ないので、詳しい話を聞くことができてよかったです。とても楽しくて、先輩の生の声が聞ける貴重な機会でした。これから受験に向けて頑張りたいと思います。(高校2年生)
・個人的な目線での細かいお話が聞けて、女子でも関係なく実験などできることがわかりました。ワークショップでは、将来のことまで少し考えることができました。(高校2年)
・リケジョは堅苦しいというイメージがありましたが、気さくですぐ打ち解けて、楽しく話すことができた。(高校1年生)
・ためになるお話がたくさん聞けました。今のうちにたくさん好きなこと、やりたいことをやって、将来につなげたいです。(高校1年)