11/11に、数学検定協会主催の数学ワールドカップ(プレ大会)が開催されました!
そこにRikejoチームも参戦。
IMGP2207
Rikejoチームは、数学・情報女子部キャプテンAさんを中心に、某女子大の数学科の精鋭チームです。
他にも、みずほ、第一生命、某大学ラグビー部、数ガールチームなどなどそうそうたる企業の面々の8チーム参加。
これまで数学検定協会では、数学甲子園など中高生の大会はしてきましたが大人向けの大会は今回が初めて。
数学ブームの波もあり、今回のプレ大会を足掛かりに大規模大会になる可能性あり。
ならば、ここでぜひとも優勝しておきたいところ!
 
 
ゲストは、横浜国立大学の根上先生とサイエンスナビゲータの桜井進先生。
根上先生は、計算しない数学などの著書があり、学校の数学でない数学のおもしろさを伝えることも活動されています。フジテレビの番組で数学探偵セイヤとしてご出演したことも!
桜井先生は、サイエンスナビゲーターとして、「サイエンスエンター テインメント」など、数学の面白さを伝える活動をされています。また、桜井先生も、TVにご出演されていて、大会前夜もジャニーズの山ピーと数学についてお話されていたとか!
 
お二人の合言葉は、「数学で世界平和」「数学で世界征服」です!
根上先生

根上先生

桜井先生

桜井先生

のっけから、数学熱がヒートアップしたところで、
11月11日 11時11分開始!

この数字へのこだわりも、「数学ワールドカップ」ならでは。
誰もが、この開始時間を聞いて「うふっ」と苦笑。この共感度も数学好きの集まりならでは。
 
第一ステージは、日本数学検定協会から厳選された20問の問題を3名の選手が協力しながら解答し、その合計点を競うというものです。
内容は、センター試験よりちょっと難しいところ。
あ~あったなこんな問題と横目でみつつ、20年以上数学から離れている事務局Yには一つも解けそうにない感じの問題がずらり。
みなさん真剣に、カリカリ解いていきます。
40分たって、はい終了~。
集中して解いたせいか、みなさん、既にお疲れモードです。
 

第二ステージは、主催者から出されるテーマをいかにわかりやすく中学生に教えられるか?というその指導プレゼンテーションについてチームで競うものです。特別審査員と参加者の審査によって採点されます。
1つのお題に対して、2チームで競います。3ステージに進出できるのは、第一ステージの獲得得点と、このプレゼンテーションの得点を合計した上位3チームのみ。
ぜひとも、プレゼンテーションでも点を稼いでおきたいところ。
お題は、「確率分布」「逆三角関数」「級数展開」「重積分」。
Rikejoチームの引いたお題は「確率分布」。ああいうものっていうのはわかりますが、これをいざ中学生に説明しようとすると難しいです。
他のお題も、計算はできても、その本質が理解できていないと、中学生に身近なものにたとえたりするのがすごく難しいです。よくできた問題だなと~と改めて感心!
 
Rikejoチームは苦労しながら、テストの点数の散らばり具合をうまくつかって、先生と生徒役に分かれる寸劇でうまくプレゼンテーションしました。よかったです!
しかしながら、どのチームもすごくうまい! わかりやすいんです。
 
そして、結果発表!
残念ながら、Rikejoチームは、上位入賞ならず。でもよく頑張りました!
 

そして、最後の課題は、身近なお題と数学のテーマを掛け合わせた問題を作るというものです。
そして、上位3チームに与えられたお題は、確率×スカイツリー。
え~これでどんな問題ができるのでしょうか?
 
また、その他のチームに与えられたのは、婚活・就活×対数・指数。こちらも難しいお題です。
問題を解くのも難しいですが、問題を作るというのは、もっと難しいんですね。
 
最終的に、各チームが作ってきた問題は
確率的に入場料をいくらにしたら一番儲かるか?
お天気の確率を利用して、n日後の累計入場者数を予測する
行列列の長さからシングルとカップルの比率を計算する
といったものでした。
実は統計確率というのは、儲かるか儲からないか、どのくらい安全かなど色んな仕事や分野で活用されています。ですから、社会人にとって、スカイツリーとの掛け合わせもあまり突飛でないようです。
また、婚活・就活×対数・指数問題については、なんと某大ラグビーチームが織姫さまと彦星さまの恋物語でまとめてきて、特別賞をゲットしました!
 
長時間にわたる大会も終了です。皆さん本当にお疲れ様でした。
プレ大会という位置づけでしたが、本当に盛り上がりましたし、見学者としてもとても楽しい大会でした。
 
講評でゲストのお二人もおっしゃっていましたが、大人がワイワイいいながら、あれでもないこれでもないと楽しみながら数学をやっているこの光景こそが素晴らしいと!
ぜひ、この場面を子供たちに見せて、数学って楽しいんだよということをみせたいと!
そういう意味でも、この後この大会はすごく意味のある大会になりそうです。
来年の春には、本格的で大規模な大会が、企業対抗?で開催されるようです。
将来的には世界大会も!(ワールドカップですから)
ぜひ、Rikejoチームとしてもリベンジを図りたいと思います! (矢部)