こんにちは。東京慈恵医科大学5年の田中遥です。
私は、AppliCareというエンジニア系、デザイン系、医療系の学生がチームを組んで、一つのアプリを開発するコンテストを企画している団体に所属しています。毎週の技術セミナーやまた亀田総合病院で合宿を行い実際の医療現場をみることのできる、参加学生の成長にも繋がるコンテストです。
今回は、AppliCareの理念に共感してくださったMicrosoftさんのご厚意により、有名なエバンジェリストの方々をお招きして講演会「Microsoftが語る医療の未来と最新ソリューションを体験する」を開催し、約50名のエンジニア系の学生と、医療系の学生にご参加いただきました。
Microsoftさんは、コンピューターソフトウェアの技術を活かして、ビジネスはもちろん、教育や農業、医療など多岐にわたる分野で活躍されており、様々な問題を抱える医療に対して、どのようなソリューションをもっているのかを伺いたくて、この講演会を企画しました。
今回の講演会を通して、ここでは語りきれないくらいの多くの技術を紹介していただいたのですが、その中でも私が一番感動した技術を一点ご紹介します。

KINECT×医療

KINECTとは・・・・・・ジェスチャーや音声認識だけで操作を可能にすることができるツールで、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
これを医療に応用すると、
「重度心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害を合併した状態)を患った子供が口の開閉だけ(口の開閉がパソコンのパワーポイントを動かすというプログラムを組むことで)パソコンを動かすことができる」という場面をプレゼンテーションの中でご紹介していただきました。
自分の意思で物事を動かしたといった経験が、彼女彼等にどれだけの達成感と喜びと目標を与えるかは計りきれないと思います。
現在MEDIASといったKINECTで電化製品を動かすことを実現した新世代ハウスもあります。この積み重ねがいつか、本当に、バリアフリーの世の中を作るのではないかと個人的にワクワクしていました。
テクノロジー×医療はやっぱり∞の可能性を持っているのですね。
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講演会ならびに懇親会まで素敵な時間を本当にありがとうございました。
 
Microsoftさんには、今夏開催の「AppliCare2014」においてアドバイザーエンジニアとしても今後ご指導をしていただき、全面的にバックアップしていただけることになりました。「技術がまだ未熟で参加できない!」なんて悩んでいる学生さん、心配無用ですよ!
(*アドバイザーエンジニアとは、参加者がより質の高いアプリを開発できるように、技術的なフォローをしてくださる方々です。)
ますます可能性が広がるApplicare2014
現在、参加者募集中です!
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◎Applicare2014とは
「今困っている人を、今助けたい!」という想いのもと、医療系・エンジニア・デザイナー・ビジネス学生でチームを組んで、医療系アプリの開発に取り組むコンテスト。夏休みを利用して、様々な分野の学生と楽しい思い出をつくりませんか?
http://iryogakusei.com/applicare2014/
 
◎参加者登録フォーム
bit.ly/1pbu2vD