27コバルトちゃん

コバルトってどんな元素?

General Information

原子番号 27
元素記号 Co(Cobalt)
原子量 58.933 g/mol
分類 遷移元素・第9族

 
鉄族元素の1つ。安定な最少構造は六方最密充填構造で、強磁性体。722K以上で面心立方構造に転移します。純粋なものは銀白色の脆い金属ですが、ケイ酸コバルトとして入ることにより、ガラスなどが青色を呈します。
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鉄より酸化されにくく、酸や塩基にも強いです。放射性同位体のコバルト60は、γ線源として用いられます。コバルトは磁性(磁石になる性質)が強い金属で、生産量の約1/4が磁石の製造に消費されている。また、コバルトはビタミン12を構成する元素です。

(参考) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%88

 

(参考) http://www.ielement.org/co.html

コバルト60と医療

コバルト59(普通のコバルト)の原子核が1個の中性子を捕獲することにより、コバルト60の原子核となります。
コバルト60は、ベータ崩壊をしてニッケル60になります。このとき放出されるベータ線のエネルギーは0.318 MeVです。そして、崩壊生成物のニッケル60がガンマ崩壊をして1.17 MeVと1.33 MeVの2本のガンマ線を放出します。
 
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このコバルト60から出るガンマ(γ)線を、50~80cmの距離から照射し、がん細胞を死滅させようとする放射線療法があります。コバルト60のガンマ線はエネルギーが低いため、皮膚表面に近い病変の治療に適しています。乳房、および胸壁の照射には、コバルト60のガンマ線、または4MV(メガボルト)程度のエネルギーのX線が用いられます。

(参考) http://www.daitai.net/kobarutosyousha.htm

 

(参考) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%8860

コバルト無しでは空は飛べなかった?

1920年代、第一次世界大戦に飛行機が登場し、各国の航空機に対する関心が大きく高まりました。飛行機の性能向上と大型化、軽量化を目指し、軽量で強度、耐久性の高い金属の開発が進められましたが、高温に耐え変型せず、振動や加圧にも強い材料として注目されたのがコバルトクローム合金でした。ジェットエンジンの開発においても、高温、高圧、高回転という過酷な条件を持つタービンブレードといった部品に、このコバルトクローム合金が使用され、航空機の発展に大きく貢献しています。

(参考)http://suyama.co.jp/dental-j/hist05.html

私とコバルトの共通点って?

コバルトを担当させてもらった理由は….ずばり、コバルトブルーの色が好き!!
だからです。単純な理由ですね。(^^;)
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コバルトブル~の涙の海で~♪(by サザンオールスターズ)
しかし、それだけではありませんでした。上にも述べたように、飛行機にとっても重要なコバルト!!世界を旅するのが趣味な私にはぴったりだったのです。
自然に触れパワーをもらい、各地で出会える笑顔を求めて旅をしてきました。
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パワーチャージ中!!!!
抱きついてるこの木は…こちら
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この~木なんの木~♪の気になる木。
ちなみに名前は、モンキーポット。
一生のうちに何カ国いけるでしょうか…楽しみです♪
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グランドキャニオン
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ケニアにてマサイ族と

笑顔の連鎖反応

学生生活を通して学んだことは、思いやりをもって人と接するということです。
あたりまえのことかもしれませんが、大事なことだと思うのです。
相手の気持ちを考えて動き、同じ立場になって共感していくのです。
そうして人と繋がっていくなかで相手にとって何かプラスになれたら幸いですね。
そして、その相手は自分に関わる人全てにそうしていきたいと思います。日本人だけでなく、どこの国の人でも、言葉が通じなくても…大人でも子供でも。
これは、人に優しくされたときに自分も誰かに優しくしてあげようと思うように、少なからず周りの人にも連鎖していくと思います。そうしたら、自然と自分の周りには笑顔が増えて、自分自身も豊かになる気がしませんか?
ちょっと綺麗事みたいですが、この先もずっと心がけていきたいことです。(*^ ^*)
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国際協力団体SIVIOに所属し、ラオスの小学校に訪問した際に出会った素敵な笑顔。
ライター プロフィール

profile

八木 亜里沙(Yagi Arisa)
東京薬科大学 薬学部医療衛生薬学科 5年薬学部では珍しい薬学英語研究室に所属。
昨年は、APPSにてアジアを中心とした世界の薬学生と交流を深めた。
今年は、アメリカのUCSFへ短期研修の予定。
将来は、世界の医療に貢献すべく治験に携わりたいと考えている。